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パパのお嫁さんになれば、ずっと一緒だよね?
papa to yakusoku no hanayome
阿久田知明は、保育士の資格をもってはいるが今は兄の元で、代行サービスの一員として働いている。
そんなある日、依頼が入って向かったのは、瀟洒なマンションのペントハウス。そしてそこで待っていたのは、五條龍臣とその甥 未来。
五條は、未来を置いて出て行ってしまった妹に代わり、未来を育てているのだった。
知明は、忙しい五條に代わり、未来のベビーシッターとして、雇われたのだった。かわいくかしこい未来のことを知明は気に入り、また、未来も知明のことを気に入ったようで、単発だったはずのベビーシッターの仕事が毎日になり、ついには住み込みになる。
その上、五條は過去の知明を知っているようで…
という話でした。
子供のかわいさがいい具合いに生かされていて、パパとママ(?)とのやりとりも軽妙で、とても読みやすい作品でした。
こういう連れ子再婚(?)ものは、子供にとっていいのかな? と私はついつい考えてしまうのですが、その辺りは未来の明るさと、好き好きオーラでうまく纏まっていました。
大人同士の関係よりも、知明と未来のほのぼのなやりとりがメインだったような気さえします。
子供がかわいいBLを読みたい方にオススメします。
あらすじ:
元保育士で、今は兄の代行サービス会社でスタッフとして働く知明(受け)。
コンサルティング会社社長・五條(攻め)の依頼を受け、彼の5歳の甥の世話をすることに…
五條は一見冷たそうなセレブですが、根は大変優しく愛情深い人物。
育児放棄した妹に代わり、甥の未来を本当の息子のように大事に育てています。
遊園地で昼間からビールを飲んだり、一人称が「私」から「俺」になったり…と、打ち解けるにつれ少しずつラフな一面が出てくるところに萌がありました。
物語序盤で分かりやすい伏線が出てきますが、実は知明と五條は幼い頃の顔見知り。
主人公の知明は五條の正体になかなか気づきませんが、五條の方は最初から知明を意識。
当時から知明に片想いしていた五條が、再会後それとなく彼にアプローチし続ける姿が可愛くて良かったです。
知明が昔のことを思い出し、五條の想いを受け入れてからの終盤の展開はひたすら甘々。
昔のように「りゅうちゃん」と呼ぶようになったのに、口調は敬語のままというアンバランスさにも萌がありました。
甥っ子の未来も可愛く、ほのぼの温かな空気に癒やしを貰えるお話。
知明の兄の適当すぎる性格と、知明が五條を好きになる理由付けがやや弱い点が若干気になりましたが、全体的には楽しめる一冊でした。