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happy end wo oshiete
うわ、すごく良かった〜!
電子オンリー全4話で完結しています。単行本になっていないけど、キュンを求める小説好きは是非!
(これまで単行本しか読んでこなかったのが勿体なかったです。良作みっけ!)
コンビニ店長の歩夢(受け)が元彼のストーカーに悩まされている時に、たまたま救ってくれたのが大島(攻め)。
出会いは軽薄そうで強引な大島の無神経さにイライラしてた歩夢だけど、思わぬ彼の正体を知り2人の距離が近づくにつれ、徐々に大島が世話焼きの有能イケメンなことが分かってきます。
無神経で強引でお調子者だけど、知れば知るほど攻めの魅力が溢れてくる!
歩夢はツンツン強気受けで、人に甘えられない性格。頑張りやさんで仕事大好きで、でも色んなものを一人で背負っていて…。見ていて危なかっかしい。
ただ、コンビニで働く周りの人々もみんな歩夢を見守り支えてくれる良い人ばかりで、真面目で誠実な歩夢の一面が分かるし、みんなで一丸となって頑張るお仕事描写も良かったです。
後半には歩夢の意地っ張り加減に、いい加減に素直になれよ!!と言いたくなりますが、大島も困っている人や頑張っている人に迷わず手を差し伸べてくれる男前で包容力がすごい。
特に個人的萌えツボシーンは2人の初H。
歩夢がHが苦手だと告白し、歩夢が感じられるように大島はゆっくり進めていくのです。敏感であることが喜ばれるBL界において、人より鈍感だという受けと、それに寄り添う攻めの構図がたまらなく良かった…!
そして意地っ張り歩夢が素直になった時のH中の甘いデレ…!歩夢のツンツンはこのためにあったんだ(違う)
2人の甘い空気の後の普段のやりとりも心地よく、まさしくハッピーエンドで最高でした。
もう10年ほど前の作品なので、攻めの~だぜ口調の懐かしさもありますが、世話焼き×ツンツンCPが好きな方には是非おすすめしたい!
設定が良かったし、それぞれのキャラも良かったし、大満足!
扉を開けるごとに(ページを捲るごとに)ウキウキしちゃって字を追うのに忙しい萌え展開の連続でした。
あまり色々書くと面白くなくなっちゃうので伏せますが、電子オンリーがもったいないなあ。
個人的に萌え要素満載だったので、評価数が少ないのがもったなく感じてしまう。
今まで電子オンリーの作品て、なんとなく勝手な想像で、暇潰し的な?軽い感じの?と断然紙派でしたが、そんな私のように敬遠していた方にも読んでもらいたいなあ。
大島は俺様軽薄系だと思って読み進めると、ギャップにやられます。
「この、馬鹿」馬鹿にキュンとなったのは初めてでした。
二人の続編が読みたくなったら、伊勢原先生のブログ内に番外編「ハッピーエンドは永遠に」があります。
これも、またいいんだ。
「性格の合わなそうな二人が、出会う」系の話が好きな人にオススメ。
特に、攻めは有能エリートだけど、受けは普通の子ががんばってるっていう格差あるCPが好きな人なら、ハマるんじゃないかなと思います。
性格の合わなそうな二人、住んでる世界が違いそうな二人が出会う系の話というのは、そもそもの設定に無理があることが多くて、何故ここまで価値観の違う二人が恋に落ちるのか理解できなかったり、両思いまでたどり着いたはいいけど、この二人、この先も問題山積みだろうな……なんて心配してしまうお話が多いのですが。
この作品はそこがうまく考えられていて、「ああなるほど…!それなら住んでる世界が違う二人が出会うのも納得だし、価値観違うのに恋に落ちるのも納得だ!!」って思えました。
その設定は思いつかなかった!と膝を打った作品でした。