条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
takumikun series
完全版 第2巻は高校2年の5月~8月頃までのお話し。
メインは大きく3つの話でした。
1、赤池章三と風紀委員長の柴田先輩の話
章三がギイに対してちょっとした反感を抱いていたことが意外でした。
でもわだかまりも解け、託生とは異なる章三のポジションが再認識できてホットしました。ギイと章三の関係性は大好きです。
2、託生の兄や家族との過去の話
両親に関心を持たれず、真実も見極めてもらえず幼くして「諦める」人生を選んだ託生。
そんな託生にとってギイは初めての味方だったんだなと思うと、ギイに感謝です。
初めてのお墓参りのシーンは涙でした。
3、ギイの幼馴染佐知とのお話し
佐知が高校の演奏会に来るお話しと夏休みに託生とギイが佐知の別荘に招かれる2つの話が描かれていました。
ギイの優しい世話好きは知っていましたが、まさか佐知の恋人の職場にまで電話を入れていたとは(笑)
そして託生はついにギイに「愛してる」と(^^)
一巻より、キャラも定着し、イメージしやすくなりました。
合間に実写版映画を全部見たのも功を成したかも。。文章も読みやすくなりました。一巻のように視点がコロコロ変わる事もなかったので、安心して読めました。
甘酸っぱい少女漫画路線かと思いきや、結構トゲもあり、ぐさっときたりする。
クセになりそうです。
ギイもイイ性格しているな。ギイは少女漫画風の爽やか御曹司で終わりませんから、シリーズを長らく読んでいても退屈しません。ギイと託生のカップルぶりも板につき、仔犬のようにじゃれている二人が微笑ましかったです。癒しワールド全開です。愛するギイにも、ズバズバ物を云う託生君に好感が持てます。
それにしても、映画版では、託生君の過去は、シリーズ映画の最終章のクライマックスで始めて明かされて、かなり気合いを入れられた描写でしたが、小説では初期の頃の設定で割とさらっと描かれているので、扱い方の違いに驚きました。
今巻では、ギイと恋人の託生との関係以外にギイと親友赤池との関係、ギイと幼馴染の佐知との関係が描かれていて、それぞれの関係性の深さや重みも違い、興味深かったです。ギイは違う形で大切な三人を愛してるんだね!
親友の赤池君は、タクミくんシリーズでは、数少ないノンケです(笑)と原作上、念押しされましたが、昨年寮でギイと同室だった赤池君は、あくまでノーマルじゃなければ、ギイにとっての親友というポジションを完全に確立できないんだろうなーと思ってしまった。あのギイが相手だからね〜。
個人的に「裸足のワルツ」と「CANON-カノン-」が気に入りました。この二作品も実写映画化して欲しかったなーと思う程お気に入りです。美少年とバイオリン、やはり最強だなーと再認識しました。
ノリを思い出してきたので、1さつめの完全版よりも読みやすかったです。あらためて読んでみると、攻めのギイは絵に描いたようなスパダリなんですね。当時は、まったく意識していなかったと思います。どんなにセレブでも、しょせんは十代、高校生なんだし・・・・と思っていました。設定が盛りすぎ、テンプレ丸出しですが、当時は最先端だったのかな、とかんがえたり・・・・思えばとおくにきたもんだ、としみじみしてしまいました。