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藤倉咲也はミステリー作家で、ロリショタ趣味全開。
マンションに住む子どもたちと触れ合うのを生きがいとしていて、それなりに楽しい日々を送っていた。
そんな咲也には実は、10歳の男の子にイケナイ悪戯をしてしまったという過去を持っていた。
当時、18歳だった咲也は、対人恐怖症で高校にも通えず、働くこともできず、親に買い与えられたマンションに一人暮らしをし、引きこもって生活をしていた。
そんな時に、向かいのボロアパートに、母親と2人で暮らす可愛らしくて勇敢な井関真琴に惹かれ、部屋に呼び寄せる。
夕食を落としてしまった真琴にオムライスを振る舞い、お風呂にも入っていくように勧めた咲也だったが、その時、ついつい真琴に手を出してしまったのだ。
その後、しばらくその関係は続いたけれど、一年後咲也は、罪悪感に耐えられず、真琴に何も告げることなく、姿を消してしまう。
それから五年の月日が過ぎた今、突然、身長180センチ、高校一年生には見えないほど成長した真琴が咲也の前に現れた。
過去に咲也が真琴にした悪戯の件で脅し、そのせいでまともに女も抱けないと咲也を犯してしまう。
そのまま、咲也の家に居座り続ける真琴。
咲也は、これは自分の犯した罪に対する罰だと観念しようとするが、じょじょに自分が快感に溺れ始めることに危機感を募らせる……
という感じの話でした。
まぁ、王道ですね。
とりあえず、「ごめん」って真剣に謝ってる描写の最後に「☆」ってつけるのをやめてほしい。
まぁ、そんなに数は多くなかったからいいですが、雰囲気ぶち壊しで、ちょっとつらかったです。
でも、他の作品でもこの作者さんはちょくちょくそれをやっているので、それがこの作者さんの持ち味、ということになるんだと思いますが……。
まず、それでテンション下がってしまう人にはキツイかと思います。
物語的には、ありきたりな久しぶりに現れた過去の恋人(?)がすっかり忘れられたことに怒って、やってやってやりまくった挙句、やられた側も結局相手を好きだったということに気付いて、ハッピーエンド、という流れです。
まぁ、嫌いな人はあんまりいないと思います。
なので、問題は文章の書き方になると思うんですが、私は先に書いてあったことが気になってしまう方なので、あまり好きではないです。
ただ、気になって気になってどうしようもない! というほどではないので、軽めのものを読みたい人は読んでもいいと思います。