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今から上月さんを、その人だと思って口説いてもいい?
ore no sei ni shichainayo
研究所の事務で頼まれると嫌と言えず引き受けてしまう人の良い上月。だけど人付き合いは苦手。
そんな上月に仕事を頼んできた研究者の羽賀は、話の流れで自分の名前を偽り、そのまま上月と友人関係になる。
上月は羽賀との会話で心地よさを覚え。。。
最初は、羽賀との関係がテンポ良く、ほっこりした気持ちで読めるのですが、羽賀の本性みたいなのが同じ研究者の前河とのやり取りで見えてくると、どちらがホントの羽賀なのかとのめり込みます。
先が全く読めないので読んでいてすごく楽しい!!
ですが、中盤から羽賀の腹黒さが見えてきて、上月のように全てが???状態。
羽賀が上月を好きな気持ちが強いのは分かるのですが、全て計算で動いていたのかと思うと、読んでいてホント嫌な気持ちになります。
助けた女性による物取りも羽賀の仕業とか、最後まで信じられなくて、こんな相手に上月はホントに良いの?!と聞きたくなるくらい。
最後の書き方も、予想を覆されました。
私の中では、不思議な作品だと思うばかり。
こんなBLもありなのかぁと言うのが感想です。
ごめんなさい、私には合いませんでした。
多分、ストーリーは面白いだろうとは思うのですが…。
コウダ先生の書かれる文章が、どうしても私には合わず☆
一週間くらい頑張ってみましたが、結局はじめの数十ページで挫折…。
私にとって、初の趣味じゃないになってしまいました。
羽賀の低いのに間延びした喋り方も苦手で。
台詞だけの流し読みも無理でした。
こういう事もあるんですね…。
キャラ、ストーリー共に設定が先走りしてしまっていて、違和感があるというか、上手く生かしきれていなかった感がありました。でも、文章はすごく好きです。ぐいぐい引き込まれる感じだったので、次回作に期待です!なのでおまけで萌×2で(^^)
高星さんの表紙が綺麗で買ってみました。
本の厚みも結構あったのでウキウキしながら読み進めましたが
あまり必要ではなさそうな展開が手を変えて何度も書かれているようにしか思えず、自分的にはエロ少な目のストーリー重視のお話は大好きなのですが、今ひとつ羽賀(攻)にも共感できる部分も無いし、上月(受)の気持ちの揺れや変化が分かりにくい…
だらだらと色々な事を書かれていても、書いてあるだけ印象で、いまいち必要性が感じられないというか、余計に間のびするというか…
上月は最初の頃と最後の印象もガラリと変わってしまっているし、あまりにも真面目という部分からの頑なさにも、どうしてもイライラとしてしまいました。
上月のどこに羽賀がそこまで惚れ込んだのかが一番の謎です。書いてあったのかもしれませんが、私には分からなかったので…
羽賀の全てを企む様な言動、行動も天才研究者らしくなく違和感ありありで、後から種明かし的に言われても、それは本当に必要な事であったのか?とか、その画策で相手は本当に自分の殻を破って好きだと決心するのだろうかとか、ずっとモヤっとした印象のままで終わった感じです。
地雷がある訳ではないのですか、読後感が今ひとつスッキリしない。
タイトルの「俺のせいにしちゃいなよ」もピンとこなかったかな…
ここのレビューや作者のインタビューを読んで、凄く期待して読みました。
ですが、上月さんは羽賀さんのどこが好きなのかが明確ではない、ゲスというか卑怯な羽賀さんにとてつもなく萎えました。
また羽賀さんの口調がおばさんみたくて、ページを捲るのも苦痛でした。
随所に出てくるカタカナ使いが、上手い方なら艶を演出出来るのに、まるで女性週刊誌みたいな或いは、おっさん雑誌みたいな使い方で、申し訳ないのですが、センスが無いなぁと思います。
そもそも、羽賀さんが何の研究をしているのかも分からず、まるで中学生が考えたかのような「ノーベル賞に近い男」です。
エロは少なめどころか、描写もなく、高星さんのイラストだけは楽しめましたが、作者の方の技量不足が感じられました。
設定の詰めの甘さばかりが目立ちました。
表紙のデザインがすごく素敵だと思って購読したジャケ買いの一冊です。
誰の前でもマスクを外さないという容姿端麗の天才研究者。そんな彼の“同僚”である前原と知り合って、、みたいなお話。ほうほう。
以後ネタバレ
同僚の前原がトレードマークのマスクをつけて登場している時点でお察しな展開ですが、実は彼こそが羽賀さんその人で、主人公は知らずのうちに攻を褒めたり貶したりする勘違いプレイを披露しつつお話は進んで行きます。(ここら辺の事情は読者には早々に開示されるため、その点のストレスはありません)
作者さんはこれがデビュー作らしく、そのせいか元々の筆力が高いのか、ストーリーの割に(といったら失礼ですが)凄い熱量のようなものがあって読者をグイグイと引っ張って行きます。優しくて包容力がある受けですが、メス化せず男気に溢れているのも個人的にとても好感度が高かったです。唯一気になったのが攻のセリフ。性格が複雑骨折しているタイプなので難しいと思いますが、この羽賀の書き方がもっとブラッシュアップされるとさらによかったかなあと思いました。もともとが中性的な喋りをする設定のようですが(それは全然構わないのですが)「ちょ〜っと」「はいはーい、ご忠告どーも」みたいな伸ばし棒の多様というか、もうちょっと控えめなぐらいでちょうどよかったです。私には。最後会見に向かう前の発言とか、受を口説く時の真摯な言葉遣いの方にすごく萌えたので。そこからの「はっ……、たまんねえな」は私もたまらなかったです!
好きなのは出会いのシーンでもある「事務所の営業時間わかってますか?」を繰り返させる演出。ベタと言われればそうかもしれませんが、かなり好きでした。そんなわけで、とても濃い印象の本でした。次回作も買ってみたい作者さんです。
うまい具合のヤンデレ?でした。こう、ほんのりというかやんわりしているけど、主人公を逃がさないためにあらゆることを計算して行う天才のやり方にただただ驚きです。個人的に良かったのは、主人公視点の章が終わった後、次の攻め同僚の章で少し種明かしをしてくれたところです。そして、自分でも最後の最後にはどれが本性でどれが計算されて作り上げたものなのか分からなくなってしまうほどでした。
攻めの性格がすごく好き。天才研究者系はすっごいクールガイで主人公にさらっと、愛を伝えるのが多いですが、羽賀さんはただ純粋に恋する乙女のようで、すっごく可愛かったです。
過度な行為や相思相愛、甘あまを好かれる方には正直、あまり好ましくないと思う作品かもしれません。ただ、私的には典型的なヤンデレが嫌いなこともあり、純粋な小説として楽しめたような気がします。
上月くんには我慢してもらってぜひ幸せになっていただきたいですね。