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Hシーンが無駄に多いと思う。
そのシーンを飛ばして読むと、驚くほどに早く読み終わる。
しかし私はこの手の話が好きなのですよ。
幸せに恵まれない受けが、自分を犠牲にしてさらに不幸となろうとも、攻めの幸せの為に身を投げ出すストーリー。
それも、不幸に落ちそうなところで救われるではない、不幸の底にに落ちて奈落の底からやっと救われるみたいな。
受けの切なさ、自己犠牲精神がなんとも言えず胸を突き、萌えさせます。
どうしようもない義兄と義母に囲まれた世界で、唯一主人公の救いとなるのが義兄の仕事のライバル。
主人公の年齢からして、この二人の関係を肯定した言い回しで書くことはもう出来ないのかもしれない。
当時だったから、出版できた話しだとするとなんとももったいなく、惜しい時代になったものだとおもった。
ストーリー展開は好きでした。
不幸を絵に描いたような主人公が、義理の兄に命令され、騙すために攻めに近づく。
陥れる予定だったのに、やたら可愛がられて気持ちがかたむいていく。
ひたすらエロエロ展開なのは基本的にあんまり好きじゃないんですが、そのわりに好きでした。
さすが水壬楓子さんだなァと思いました。
ただ!
ただもう受けの喘ぎ方が好きじゃなくて。
いちいち萎えるので、かなり辛かったです。
「あああぁぁぁぁ…っ!」とか「やあぁぁぁ…っ!」とか多すぎてさ。
なんか、AV女優のしらじらしい演技みたいなんだよね~。かなりの大根女優。
できたら喘ぎ声はもうちょい抑制的なほうがいいな。まあ完全に趣味の問題ですが。
受けの喘ぎがこの10分1ぐらい抑制的だったら、萌え評価にしてました。