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tanuki to kekkon
表紙のタヌキは絶対に抱きついてる藍の方だと思ってた。 どう見てもキツネ顔はスーツ男の田抜の方だろう(笑) でもタヌキになった時とのギャップが良いからいっか。それに喋る言葉の語尾が伸びてて(~)確かに中身はタヌキっぽい。 そんな田抜に小さい頃から恋してて、お嫁さんにしてもらって、子まで成す物語。 昔から仲の悪い田抜と藍の父親。なのにどうして 藍が婚約したのか?その理由も凄く可愛い。 父親にとっては大事な息子を取られちゃうけど藍が幸せならいいじゃない!
群馬県の西の外れ、茶釜山の元福寺に棲む妖怪タヌキ・田抜太郎(攻め)と、
稲荷山に棲む人とキツネのハーフ・藍(受け)。
藍が16歳になったら嫁にもらうと、藍の父親と約束したタロウですが、14歳の藍はすでにHなことに興味津々で…
桜城ややさん画のイケメン攻めが、実はタヌキの妖怪という点がまずツボ。
200歳以上年下の藍に迫られるたび、でっぷり太ったタヌキに姿を変え逃げ出すところが面白かったです。
『いつでも最高の男に見える自分でいたい』というよく分からない理由で家でもスーツを着ていたり、
「ぱっくり食ってやる〜っ!! 」
「藍、俺の名前はタロじゃなくてタロウだ〜」
等、常に語尾を伸ばす口調だったり、
カッコいいのにいまいちカッコつかないところもご愛嬌でしたw
藍は、妖力がほとんどなく、キツネの姿をとることができない半妖怪。
三兄弟の中で一番器量が悪く、勉強も運動も苦手で、走れば転び、お湯を沸かせば火事を起こし…と良い所なしですが、タロウを一途に慕う姿は文句なしにキュート。
馬鹿な子ほど可愛いを地でいくような天真爛漫なキャラクターでした。
そんな藍の失敗を笑って許してくれるタロウも素敵で、年の功もあり何だかんだ男前だと思いますv
藍の家族も良キャラ揃い。
特に前作攻めの九重の、藍への子煩悩ぶりには癒されると同時に笑わせてもらいました。
幼い藍のため、妖力でイチゴ大福のなる木を生やすエピソードが特に印象的。
嫁に行く藍が九重にそのことで感謝するシーンには大変温かな感動がありました!
藍の学校関連のエピソードなどは特になく、タロウや家族とのやり取り中心のドタバタコメディ。
最後には可愛い狐ダヌキまで生まれ大団円…と何でもありの楽しい一冊です。