年下王子の誘惑ウェディング

toshishita ouji no yuuwaku wedding

年下王子の誘惑ウェディング
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神2
  • 萌×24
  • 萌8
  • 中立1
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
5
得点
51
評価数
17
平均
3.2 / 5
神率
11.8%
著者
逢西ひな 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
北沢きょう 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784041039489

あらすじ

男前なウェディングプランナーの青山は、美形で軽薄な新人社員・御崎からセクハラまがいな求愛を受ける毎日。そんな折、二人の許に御崎の初恋の男が客として現れる。御崎の不器用で可愛い一面を知った青山は?

表題作年下王子の誘惑ウェディング

22歳,社長の息子で新米プランナー
25歳,ウェディングプランナー

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数5

外見も中身も完璧な男

海外セレブと恋愛するシンデレラストーリーかのようなタイトルですが、内容は普通に同僚との恋愛ものです。
タイトルにある通り、攻めは年下で先輩後輩にあたる関係です。
最初は攻めの御崎のキャラクターが受け入れにくくて苦手に感じました。
しかし、最後まで読むと次第にかっこよくなっていく御崎に胸を打たれます。

御崎は最初から青山が好きで毎日猛アタック&セクハラ三昧。
攻めの行動が過激すぎるというか、話の通じない人物というのが私は攻めでも受けでも個人的に苦手です^_^;
こちらが嫌がっても照れてるだけですよね!ホントは俺のこと好きですよね!みたいな態度がかなり困る。
しかも「セクハラに困っている」という最初の説明からどんなかと思ったら、股間を腰に押し付けてきて「あなたのお尻が俺を欲しがってますよ」って言ったりこれもうセクハラどころか性犯罪者のような気が!恋に落ちるどころかちょっと怖い!

内容は分かりやすくて、御崎がひたすらアタックしてくる、それに青山はほだされていく・・・というもの。
青山も御崎もゲイですが、しかし青山は付き合うなら「中身も容姿も完璧で、”あれ”が小さい男じゃないとダメだ」と言います。
そんな男いるのかしら・・・と思いますが、しかしこれ適当を言ったわけではなく、実は深い理由があります。

御崎はふてぶてしいですが、ややヘタレでわんこかもしれません。あんまりいない変わったタイプだと思いました。青山はとっても男らしく、メンタルの強いキャラクターで惚れ惚れします。
御崎は王子と呼ばれ、イケメンで家もお金持ちで女性にモテモテすが、私には職場にカミングアウトせざるを得ない状況になっても自分は自分だと堂々と生きるしっかり者の青山の方が男らしくてカッコよく見えました。
最初は本気で嫌がっていてこの2人くっつくのか?って思うのに、うまくまとめているというか、無理やりくっつけたような展開にはならずほだされていく様子が自然でよかったと思います。
職場のみんな、支えてくれる家族なども明るくて良い雰囲気でした。

ヘタレ攻めと強気な年上受けが好きならオススメだと思います。

4

フランスサイズなんだ

ゲイと言うことを隠さないでも無理はなく、周り(仕事仲間)に恵まれてる青山。 その彼が勤める仕事場に社長の息子が入社してきた。その息子に告白される日々。 一見チャラそうに見えて実は一途な御崎が良いかも。 過去に凄く好きになった人を見ると、やっぱり人間中身よね!と思えてくる。 青山も凄くサッパリとした性格で御崎との掛け合いもテンポ良くて面白い。 最初は拒んでた青山もいつの間にか胃袋掴まれてるし。 ちょうど2人が勤める場所は結婚式場! 同僚から素敵な結婚プランを立ててもらえそうですね。 

3

バランスが良く読みやすい◎

美形の新米×先輩という組み合わせの、ウェディングプランナー同士の職場恋愛のお話でした。
ううん、すごく面白かったです!
設定もごちゃごちゃとせず、さっぱりとしていて読みやすいですし、それぞれキャラクターもきちんと立っている。
お話の流れにも無理がなく、メインカップル2人の心情の変化もきちんと描かれている良作でした!
同僚であるサブキャラクター達も非常に魅力的なのも良かったです。

視点は受けの青山視点。
眉目秀麗だけれど、実は隠れゲイの後輩・御崎がとあるきっかけから押せ押せの猛アタックをして来るようになる。
完璧な王子様じみた外見とは裏腹に、毎日のようにセクハラ発言を繰り返しては口説いて来る御崎に対し、外見は好みなのになぜ中身はこうなんだ…と、本気で嫌がり雑にあしらう青山の図。
この攻防戦のようなやり取りがコントじみていて面白いです。
テンポが良くて本当に読みやすい。

青山の、ウェディングプランナーとして誇りを持って仕事に取り組んでいる描写がとても良いなあと思いました。
最高の1日・最高の思い出のお手伝いをしたいと真剣に考える姿や、当日の景色を見て「何度見ても綺麗だな」と思う姿がすごく良かったんですよね。
物事の考え方も、自分に正直に真っ直ぐ堂々と生きる青山が好きです。
うーん、男前でかっこいい受けだった!好感度大。
御崎がばかな事を言えば、すぐ突っ込んだりしばき倒したりと、なかなか強い受けでした。

そんな青山の頭を悩ます存在で、今作のお相手であるのが後輩プランナーの御崎。
眉目秀麗で女性人気大…だけれど実は隠れゲイ。
北沢きょう先生のイラストの説得力たるや見事。
同じゲイでも堂々と自分らしく生きる青山に惚れ込み、そこから毎日熱心に口説いたり、セクハラじみた発言をしてみたりと、まさにああ言えばこう言うという言葉がぴったりなちょっぴり生意気な後輩くんです。
セクハラ発言だらけでちゃらついていそうな彼ですが、これがまたそんな事もなく、中盤辺りでとても恋愛不器用で一途かつ誠実な人間だという事が判明。
式場で担当する事になった初恋相手への悔恨の念でへこんで弱っている御崎がちょっと可愛い。
この辺りからヘタれたわんこ感が出て来てなんだか可愛く思えて来て、青山もだんだんとほだされていってしまうのですねー。
青山のほだされから好意への変化も、御崎が一途に尽くすタイプに変化していくのも、青山に釣り合う男になる!と、仕事にも懸命に取り組み成長しようとする姿も自然に描かれていて、2人がやがてくっつくのも自然に思えました。
青山のトラウマの元凶となった元彼をぶん殴った御崎に気分爽快。
熊代さんの結婚式で、過去のわだかまりが綺麗に消えるシーンも読んでいてすっきり。
彼もおおらかで素敵なキャラクターでした。

そして、ベッドシーンがすごく良かった〜!
元彼とのトラウマから、挿入を含むSEXに対して苦手意識を持っている青山の事を思いやり、ゆっくりと恐怖心を取り除きながら愛情と優しさで満ち溢れた抱き方をする御崎の「俺を受け入れてくれてありがとう」が良いですね。
普段は素直になれない青山も愛されてとろとろになっていくのが可愛くて…
互いの愛と思いやりが見えて本当に素敵なシーンでした。
それでもベッドでも軽口の叩き合いはしますし、御崎が絶倫っぽいですけど…(笑)
そこがまたらしくて良かったです。

ウェディングプランナーのお仕事と恋愛面がバランス良く描かれていて、ルビー文庫さんらしい甘さもある良作でした!
ストレスなくサクッと読めるラブコメをお求めの方におすすめの作品です。

1

年下王子と男前先輩の攻防戦が楽しい

あらすじ:
ウェディングプランナーの青山(受け)は、美形で軽薄な後輩・御崎(攻め)のことが苦手。
ある日、青山がゲイだと知った御崎は自分も同類だと打ち明け、青山に猛アプローチをかけてきて…

青山は、普段ツンだけどHでは可愛くなる年上受け。
御崎のことは顔は好みだけど性格が無理すぎて対象外…のはずが、意外と堅実で男前な御崎の一面を知るうち少しずつ彼に惹かれていきます。
御崎に悪態をつくシーンの数々は、年上受けならではのカッコよさでした。
Hシーンで攻めにハゲろ!と吐き捨てる受けには初めて出会ったかもw

御崎は社長子息で常に自信満々なイケメン。
しかし、学生時代はお世辞にも美形とは言えない先輩に片想いしていたり、
自分に非があれば潔く謝ったり、
意外と誠実で素直なところもある人物。
育ちがよく紳士的だけど、Hでは雄の部分ものぞくギャップに萌要素がありました。

こんな二人がウェディングプランナーの仕事をしつつ攻防戦を繰り広げ、少しずつ青山が御崎に身も心も懐柔されていくという展開。
後半、慎重な御崎に焦れて青山が自分から誘いをかけるシーンは、ベタだけど甘さがあって良かったです。

仕事描写もHシーンも丁寧に描かれていて、良い意味で、BLらしいBL読んだな〜!と満足できる一冊でした☆

9

年下のセクハラ王子

ウェディングプランナーの青山(受け)は、社長の息子である新入社員・御崎(攻め)から熱烈なアプローチを受けている。顔は好みだがセクハラ三昧な中身が好みでないため適当にあしらっていたが、その内面を知るうちに徐々に惹かれていく。そんな折、受けにトラウマを植えつけた元カレが現れたことで、攻めとのあいだに亀裂が生じ…。


受けは職場や家族にもカミングアウト済みのゲイで、攻めは隠れゲイです。カミングアウトしている受けの方が特殊で、攻めが隠していても何らおかしくはないのですが、BL本の攻めとしてはどうしても受けと比較して男らしくない気がしてしまう。攻めの父親が理解のあるタイプみたいだから余計に。
それでいて同類だと判明した受けに対してはセクハラ三昧、堂々とガンガン押してくるのが萌えなかったです。ていうか社長がかなり思わせぶりに何度も話題に出てきたのに、本人出てこなかったのが結構肩すかしでした。
受けは男前でなかなかよかった。攻めにビシバシ突っ込むとことか、攻めがアホなこと言ったらしばくのが笑えました。ツンデレで、割と豪快なんだけど恋愛方面にはおよび腰になっちゃうのも可愛かった。

2

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

小説



人気シリーズ

  • 買う