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onzoushi wa saikai ni torokete
あらすじ:
旧財閥の企業グループの御曹司・恭也(受け)は、家出した弟を保護してもらったことで、同級生の冴木(攻め)と再会する。
以来、鳥専門病院の院長となった冴木と度々会うようになり…
恭也は、一族の跡取りとして親に言われるまま勉強も仕事も頑張ってきた優等生。
疑問を抱かず親の敷いたレールを歩いてきた恭也が、自分探しする弟や、好きなことを追求する冴木を見て、自身の生き方を見つめ直すような物語です。
冴木は、恭也とは対照的に学生時代から自由奔放な性格。
親の会社を継がず獣医師になった、信念のハッキリした男前です。
学生時代はカラスの襲撃から恭也を庇ってくれたり、再会後も仕事で苦労の多い恭也の力になってくれたり、とにかく包容力があってカッコいい攻めでした。
そんな冴木の影響で、自分の生き方を見直す恭也。
今の仕事を好きだと自覚し、父のワンマン経営にも意見するようになる変化が前向きで良いなと思いました。
恭也の会社の話と、冴木との鳥絡みの話が思わぬところでリンクしてくる後半の展開は読み応えあり。
ただ、あまりに冴木が大活躍しすぎでちょっとリアリティに欠ける気はしました(いち獣医師として恭也を支える程度で良かった気が)。
とは言え、両想いになってからのラブラブ甘々な雰囲気は良かったし、鳥専門病院の描写も興味深かったです。
恥ずかしながら鳥専門の病院があること自体存じ上げなかったのですが、犬猫中心の動物病院では様々な鳥種や病気に対応しきれないこと、良い鳥専門医のところには遠い県からも患者が訪れることなど勉強になりました。
ストーリーとしては王道のBL的な安定感があり、ちょっと珍しい攻めの職業設定も楽しめる一冊でした。
甘々です。
色々なことがあまりに都合良く上手く行き過ぎて、ちょっと感情移入できませんでした。
弟のくだりはいるのか?って感じだし、学生時代のエピソードにしても、仕事の不正を暴くシーンも偶然にしてはでき過ぎな印象でした。。
攻めのタイミングが良過ぎですね!
シンデレラストーリー的に読むなら良いのかもしれません。
面白かったのですが、良くあるストーリーで終わってしまっていたのが残念。
切なさも特になく、ちょっと物足りなさを感じました。