この国の国宝には誰も知らない秘密がある──

ぶつだん 仏像系男子(表題作 国宝☆彼氏)

butsudan butsuzoukei danshi

ぶつだん 仏像系男子(表題作 国宝☆彼氏)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神6
  • 萌×214
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない5

--

レビュー数
7
得点
92
評価数
27
平均
3.6 / 5
神率
22.2%
著者
浅見茉莉 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
yoco 
媒体
小説
出版社
笠倉出版社
レーベル
クロスノベルス
発売日
価格
¥890(税抜)  
ISBN
9784773088120

あらすじ

国宝阿修羅像×人気アナウンサー、雑誌ライター×忘れ去られたお地蔵さま──。天才仏師・荒摂が彫った仏像には秘密と愛がある?

表題作ぶつだん 仏像系男子(表題作 国宝☆彼氏)

仏像,寺の有名な国宝
人気アナウンサー,28歳

同時収録作品恋は山あり谷あり

旅雑誌のフリールポライター,30歳
山奥で出会った少年

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数7

タイトルからして…好き♡

yoco先生のお表紙の通り、三面六臂な阿修羅像×少し腹黒なアナウンサーのラブコメディ。

とにかく攻めが受けちゃんのお世話大好き溺愛攻めで、とても面白かったです。

ときに、阿修羅像という特徴からよんぴーになったり、人外的要素を見せつけたりするのですが、基本ツンデレな受けを蕩けさせる大人なお世話好き溺愛攻めでした!!(含んだ笑みを浮かべながら)

yoco先生の描かれるお表紙のガチ阿修羅も良いけれど、人形を保ったイケメン阿修羅もカッコよく、一度で二度美味しい感じの人外さんです。

後半の、ライター×お地蔵さんのお話も可愛かったです。

お表紙や特殊人外で食わず嫌いしている方は、ぜひしり込みせず、ページを捲ってみてほしいです!
新たな扉が開かれるかもしれないし、そうでもないかもしれません…(真剣な顔で)

0

表紙に扉絵にやられました

ぶつだん?仏像?って、気になる~~~と
開いて目に入った扉絵!!
三面六臂の美丈夫がコタツでご飯食べてる!?
パンチが強い!!

基本は1人だけど、3人に分割4Pできるし、
手だけ6本にできるし、神様パワーでご飯も出せる!衝撃増すばかり~

訳も分からぬうちに身も心も虜になっちゃう王道さに
阿修羅像に宿った神様の押し、絆されぶり、なんでもありで!!
とんでもだけど馴染みっぷりすごい。
異種間の寿命問題で理不尽な激重をぶつける陽彦と丸っと受け止めて溺愛する阿修羅…
死ぬ時は一緒だ系に弱い私にぶっ刺さりました。

あと舌変化で尿道ブジーになっちゃうのも最高に最高オプションでした!!

0

口絵の阿修羅像をまず是非見て欲しい!!

「極楽浄土を見せてやる」(国宝⭐︎彼氏)
「また来てねーっ!」いや、もう来ねえよ。(恋は山あり谷あり)


ブックパス読み放題にて変わったタイトルを発見、イラストyocoさんなら読むしかありません。
表紙をめくった際のコタツに入る阿修羅像と男性のシュールな図、全BL好きに見てほしいです!
阿修羅像に気に入られたアナウンサーと、地蔵を助けたライターの二篇。

「国宝⭐︎彼氏」はテンポ良く、家に帰れば阿修羅像がご飯を出現させて至れり尽くせり、6本の手でマッサージされてみた過ぎます。
神から逃げようとしたり便利に使ってみたりとユニークで面白い。
Hシーンでは分裂した阿修羅3人との4P!驚愕でした。受が後ろから突かれながらフェされるシーンが好きなのですが、これは攻め一人が全て攻め役なので数人攻めが苦手な人でもOKな新発想。挿絵もちゃんとこのシーンがあったので(ちょっと美し過ぎですが)満足です。

もう一つの地蔵受けですが…地蔵が受けって抵抗ありました。ショタ的なのは良いのですが性的に抵抗が全くないというのは理由付けが弱かったし、もう地蔵=大地は分かり切ってるのになかなかバレない間延び感がある。
「地蔵菩薩さまから、何と電話がありました」無邪気な大地に振り回されるというか大事にしている住職のこの台詞はちょっと可笑しくて好きです。

どちらのお話も神像だからこその物の考え方や精神論も語ってほしかったな。それではコメディになりませんが。仏像世界のBL化(おこられるかもしれないけど)シリーズ化して色んなキャラを読んでみたいです。

0

そのままの姿じゃないの?

好きな人には申し訳ないですが、阿修羅が分身するなんて思いませんでした。
そのままの姿が好きなのに、分裂したり髪を下ろしたりするともう別人(仏?)で好みからはずれました。
また、主人公がリアリストなのに素直に受け入れすぎて拍子抜けしました。
一応全部読んだのですが、次のお話しも同じように突然迫られて突然好きという印象でした。

1

表紙からは想像もできなかった軽妙な面白さあり!

もふロス気味だった私。
最初この黒っぽい、固そうな(笑)表紙に「うーん・・・」。
なかなか手を伸ばせませんでした。
ちょっと別の竜関係の本を読んで、気分を落ち着けて、ようやく読み始め。
読みやすく、また1カプ目がとてもツボって、
とってもいい気分転換になりました!
もふロス半減(笑) ということで萌2.

カラー口絵がまず笑える。
三面六臂の阿修羅が皿もったりリモコンもったりコップで水飲んだり
してるのだけど、おこたに入ってるシュールな絵。
本文の方では1面六臂だったり
(受けさんが ややこしいからやめろと 怒る(爆))
分身して4Pになったり、バリエがあって、めっちゃ楽しい。
エッチしてる時はすごいだろうなあ と思いますが
それよりなにより羨ましいのは、マッサージ!!!!!
超気持ちよさそうーーーーー手6本でマッサージーーーーー
うちにも来てほしい。1面六臂がいいなあ。

この阿修羅、めっちゃかいがいしい。
お料理を作るのではなく 出す
(某国民的猫型ロボットの料理出すアイテムみたいに)
のですが、疲れた時はおかゆにしてみたり、片付けしたり、
お風呂沸かしておいたり。
(新妻みたいな記載ですが、阿修羅が攻めです。)

それから受けさんが、女子っぽいタイプじゃなくて
きちんとお仕事男子!ちゃきちゃきクールな現実派男子でよし!
阿修羅とあってからは、世の中なんでもありだ!と
ちょっと性格丸くなっていくのも良し!
途中からはすごくラブラブになってきゅんきゅんでした。
生きていく長さの違いについては、あっさり阿修羅が妥協して、
乗り越えちゃったところがちと残念でしたが
(もう一山作れたんじゃね?と思って)
そこまでが面白かったので、ok!と思いました。

本文は受けさん視点で記載されていて、
受けさんモノローグ的記載があります。
そのあたりは あにだん(1)の蓮蓮様みたいな書きっぷり でした。

2カプ目は、受けが積極的でエロ可愛いけど、
受けの挿絵があまり好きな感じではなかったので、ちょっと残念。
お話はこっちも面白かったです。
最後の受けさんの台詞が、うーん、男殺し! でした。

表紙の色合いからは想像もできない面白さでしたー!
あにだんのお話が好きな人なら、たぶんこっちも好きになるんじゃないかな。

1

仏像に、お地蔵さま

表紙を見て相手が「仏像」ということで、木(すべてが堅い)のような攻めを受け主導で相手にするのかと勝手に想像して表紙をめくりましたが、そんなことあるはずないですよね…。ちゃんとファンタジーです。人の姿で現れました。三面六臀ということでなるほど3人分かと納得もしました。人外ものファンタジーで私が一番気になる2人の寿命さという点ですが、私的には大丈夫でした。どちらかが残されてしまうような悲しい結末は好きではないので、ご都合主義であっても許せます。後半はお地蔵様のお話で可愛らしかったです。

1

秘技!三面六臀攻め!

仏像攻めと地蔵受け(?)の二篇から成るコメディ。
前回の「あにだん」同様、ちょっと変わった人外BLとして大変楽しめる一冊です。

一つめの話は、
若手アナウンサー(受け)が鎌倉時代の仏師により彫られた有名な阿修羅像(攻め)を取材。
取材中ネズミから仏像を守ったことで阿修羅に気に入られ、それ以来通い妻のごとく自宅に押しかけられ…という話。

阿修羅像といっても本体はちゃんと寺に安置されており、攻めは仏師の念や木材の生気が混ざって生まれたハイブリッドのような存在。
長髪で裸同然、パッと見は不審者にしか見えませんが、口絵カラーのごとく三面六臀にもなることができます。
三人に分裂した阿修羅が夕食の献立のことで喧嘩したり、アナウンサーと4Pしたりする姿が何ともシュール。
計算高く口の悪い受けが、阿修羅に身も心も愛されるうち段々色っぽく可愛くなっていく様も良かったです。

二つめの話はちょっと短め。
旅ルポライター(攻め)が山梨山中で謎の少年(受け)に出会い、彼に誘われるまま一夜を共に。
後日、上記阿修羅像を彫った仏師の幻の作品が、その山梨山中にあるとの噂を耳にし…という話。

攻めが山中のお地蔵様を綺麗にしてあげる冒頭のシーンからオチはある程度予想がつきますが、受けの正体がただのお地蔵様でなかった点には意外性がありました!
こちらは地蔵プレイ的な斬新な要素はそれほどなく、ほのぼの寄りのお話。

それにしても、一つめの話にも出てくる鎌倉時代の仏師は自身の作品に何かを宿す特殊能力でも持っていたのか?
何かと謎の多い彼のスピンオフを読んでみたくなりました。

次回はどんな「○○だん」に会えるのか楽しみです(勝手にシリーズ化w)。

9

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