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shikounaru inran no aiikuhou
作者コメントの「馬鹿馬鹿しいことを大まじめに書く」が見事に体現された作品です。
「淫乱」が全てにおいて評価され、最高の褒め言葉となる社会…という何とも・・シュール?珍妙?な社会に主人公の恒紀(受:容姿端麗)は馴染めず、性科学大教授の父親の教え子で性科学カウンセラーの石村(攻:フェロモン王)のカウンセリングを受けに・・・
ここまでが前提です。
自慰の回数を朝食時に母親に聞かれ、回数を答えれば少ないと心配される・・ちょっとまってそれ朝食時に聞くことかい?
いやいやそもそも、自慰の回数聞くことがどうなのよ?とツッコミまくりでした。
カウンセリングの一環として、自慰やってみたり石村の触診があったり、その流れにのって恋人同士になってそれなりにエロいことはやってるんですが・・・
私はそこに至る前に「淫乱」の文字で目が滑りまくり、お腹いっぱい状態になってしまいました。
目が滑るまでの淫乱連呼さえ耐えれば萌えです。
あらすじ:
少子化を食い止めるため、国家規模で性愛を奨励するパラレル日本。
淫乱=美徳とされる世界にあって、性的なことに全く興味を持てない恒紀(受け)。
彼を心配した両親のすすめで、性科学の権威・石村(攻め)のカウンセリングを受けることに……
「馬鹿馬鹿しいことを、大まじめに書くということが目標でした」
との作者コメントの通り、大真面目に性を探求する登場人物たちが最高にシュール。
淫乱=最高の褒め言葉で、イケメンや美人の代名詞としても乱用されているのが笑えます。
本人は性に興味が薄いけど、類稀なる美貌のせいで「淫乱王子(プリンス)」と持て囃される恒紀。
彼を褒めるモブたちの台詞が、
「見て。あの子、びっくりするくらい淫乱よ」
「あんな水も滴る淫乱男子が、なんでこんなところに来てるんだ?」
「目の保養になる絢爛な淫乱ぶりね」
とこんな具合なのでカオス極まりないです。
恒紀自身はごく普通の大学生で、親に心配をかけないよう少しでも普通=淫乱になろうとするいい子。
石村の教えに忠実に淫乱道を極めていく姿がエロ可愛かったです。
石村は、著名な性学博士兼カウンセラーで、巷では「淫乱王(キング)」「淫乱神(ゴッド)」と呼ばれるフェロモン男。
しかし本人は誠実かつ仕事熱心な性格で、恒紀の悩みを取り除いてりっぱな淫乱男子にしてあげようと燃える真面目な(?)人物。
治療の一環として触診や自慰の練習が行われますが、どう見てもいかがわしい行為にしか見えず…w
そのうち自然と結ばれ恋人同士になった二人はラブラブで可愛いですが、恒紀が絶倫な石村に負けないよう淫乱ジムに通い始めたり、恒紀のアヌスにハートの斑紋があったりと、とにかくツッコミきれないほどネタが散りばめられています。
特に、石村が恒紀のハートの斑紋(反転させると♠)を気に入り、そこを貫くたび感想を言うのが馬鹿馬鹿しくてツボでした。
それを受けての恒紀の、
「んぅ……自分の、アヌスに……妬きそっ……」
という迷台詞も忘れられませんw
ツッコミ不在の世界観にはちょっと疲れるし、淫乱連呼にも途中でお腹いっぱいになりますが、善人二人がおかしな世界のルールに則り大真面目に恋愛してる様がツボだったので萌×2評価ですv