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kekkon
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
静かに静かに幕を開けます。
まさかこんなにドラマチックだったなんて!
最初はふんふんとサササーッと読み進め、てからのぉ、えっまぢっ、あかーん、もう一度最初っからちゃんと腰を据えて読まないと!と、読み返しました。
いやぁー、幾つも伏線や滾るものがちりばめてありましたね♡
読み終わってからも、もう一度読んでは、そのちりばめられた『宝石』を何度手に取ったか…。
鬼討伐大将の『攻め』と
美しい神職の『受け』の
なんとも切なくて愛おしい『純愛』です。
時代も江戸から明治へとの変わり行く激動の時代に、それは上手く上手くこの鬼の物語を入り込ませ、つばき先生ってただ者ではないな!と思いました。
こんなに上手い『鬼』の話って読んだ事がありません。
本当に少し前の時代には、普通にあったのではと錯角を覚えるほど・・・と、まぁここまでにして…。
物語は神職の千景が鬼に咬まれ印を付けられしまい、その呪印を解くために鬼討伐大将である相馬に抱かれるのですが、ただ抱かれて・最初は嫌々ながらも・段々と絆されて行って・そして二人愛し合う・・・てぇーーな、そんな底の浅いお話しではありませんっっ!
そこには『鬼である事の哀しみ』『人と鬼の境い目』『非情なる鬼斬り』『鬼で居られぬ時代への変換』など、もうあらゆる事が詰まって居て、切ない切ない。そして『愛おしい』
もうつばき先生の掌の上で自在に転がされ、弄ばれ、ヒンヒンと悶え喜んでしまいました!
これは深いですよ!!
まるで謎解き小説の様な。
あらすじを絶対に言わぬが花、聞かぬが花 です。
実際に読んで、つばき先生の世界に酔いしれてくださいませ。
これは本当にジェットコースター!
いや、それに急流すべりも足しましょう。
最後の数ページまで本当に素晴らしい!!
読み終わってみて、アレ、もっともっと分厚い本だと思ったのに…と思うほど、内容が濃いです!
素晴らしい本に出逢えて感謝です。
またイラストも美しく、素晴らしい華を添えて頂いています。
また、宝物が増えました♡♡
政府公認の鬼討伐隊・・というと鬼滅の刃を連想してしまったけど、
これも時代設定は、維新後の鬼討伐の物語だけどちょっと違う。
角を折った鬼が居る、という設定。
角を折らなければ、自然治癒力が増す。
悪行三昧の鬼と、角を折り人に紛れて隠れて暮らす無害な鬼が居る世界。
鬼が鬼を討伐して、無害で平和な鬼を安全な居住区へ移送する。
寺の門前に置かれた捨て子の千景には、鬼の子の幼馴染が居た。
この幼馴染が、物語の鍵。
奇抜な想定の展開で、面白かった。
初読み作家さんでしたが、『鬼』に惹かれて手に取りました。世界観に引き込まれて、ハラハラドキドキしながら一気に読んでしまいました。純愛モノの和風ファンタジーです。予想しなかった展開に、萌えてキュンキュンしました。
時代は、江戸から明正に元号が変わって数年経った頃。悪鬼が人間を襲うようになり、『鬼討伐隊』が組織されているような世の中です。
そんな時代に、神社の神職として働いているのが千景です。
そして、千景の住む村で人がいなくなったり、殺される事件が起こるようになり、鬼のせいではないかと噂されるようになって。
そのため、鬼討伐隊も、話を聞きに千景の神社にやって来ます。出会って早々に討伐隊の隊長・相馬にからかわれたことや、鬼ならどんな鬼でも討伐するという誤解から、千景は相馬に苦手意識を持つようになります。
そんな中、いつものように山の中に癒されに行くと、美人な千景を女性と間違えた悪鬼が、千景を嫁にしようと襲ってくるのです。おまけに、言うことを聞かない千景に腹を立てた鬼に、千景は噛まれて『印』を付けられてしまいます。
実は、鬼に印を付けられると、鬼・人間問わずに男を誘惑するフェロモンを出すようになり、鬼に抱かれなければいずれ悪鬼になるのです。
『鬼憑き』になった千景は、神社からも追い出されて、鬼への貢物として酷い扱いを受けます。そして、鬼たちがやって来て危機一髪なところに、相馬たち討伐隊が駆けつけて千景を連れて行きます。そこで、鬼憑きを癒す薬を持っている相馬に抱かれるか、鬼に抱かれるかを選択させられます。仕方なく相馬を選ぶ千景でしたが…。
最初は非情なだけの鬼切りかと思っていたら、実は心優しい人で、どんどん印象が変わっていった相馬に萌えました。ずっと前から、千景と、千景との思い出を大切にしていた事実にキュンとなります。それなのに、千景のために離れようとしたりするから切なくなります。
一方の千景は、真っ直ぐで心が強くて。鬼の幼馴染みとの思い出を大切にして、皆が怖がる鬼の味方でいたり。相馬の正体を知っても、恐れずに自分の過ちを認めて。
そんな2人が、最初はイヤイヤ始まった関係だったのに、子供の頃の思い出を大切にしながら、だんだん深まっていく絆に萌えます。最後は納得のハッピーエンドで、不思議な縁で再び巡りあった2人の甘々な雰囲気に胸がホッコリしました。
この作品がとても好みだったので、つばきさんの他の作品も読んでみたくなりました。
江戸が終わって間もなくの時代。鬼と幼なじみとして育ったため、鬼に対して悪感情を持っていなかった受け。その受けが住む村に鬼が出ます。その鬼を退治するため、帝都から鬼斬りと呼ばれる討伐隊が派遣されてきた、というのが物語の始まりです。
神職として神社で仕事をしている受けは、山で悪鬼と呼ばれる悪い鬼に出会い、鬼の「印」をつけられてしまいます。その「印」をつけられた人間は、匂いで雄を引き寄せ、男に抱かれ続けないと悪鬼と化してしまうのです。
進退きわまった受けに、討伐隊の隊長が「印を消すことのできる薬をやるから俺のものになれ」と持ちかけてきて、受けは印が消えるまでのあいだ、隊長に抱かれ続けることになります。
助けてやる代わりに身体を寄こせ、という展開の割には受けの気が強く、攻めも傲慢なのに微妙に受けの押しに弱いようなところがあるので、その時点から結構ほほえましいです。こういう設定であまり受けの立場が弱いとかわいそうになっちゃうのですが、鬼も恐れる討伐隊長のくせに、受けの本気にはかなわないところなんか萌えました。
核心的なネタバレになるので控えますが、謎がとけていくあたりの展開も萌えるやらたぎるやらで、かなり楽しめました。時代背景や鬼の設定など入り組んだ話なのに、描写がしっかりしているから安心して読めます。合間に入ってくる受けくんと鬼の幼なじみの回想も可愛かった。
イラストはちょっと惜しかったかなぁ。異国の血が入っていてキラキラしい容姿の受けなのに、すごい地味な印象でもったいなかった。
先生の他の作品が好きだったので、この本もget。
キラキラしくなく和風な地味目な表紙なので、テンション低めだったんだけど
あらまあ思いっきり期待を裏切ってくれましたよ、めちゃきゅんきゅん!
つばき先生の他のファンタジーがお好きだった方は、
これもいいのではと思います~
といいつつ神にはできない私。。。どうしてもきらきら系の方がすき(泣)
舞台はなんちゃって日本。江戸末期~明治の設定。
最初二人が出会うのは受けさんが神職してた田舎の神社。
途中から帝都に舞台が移ります。
受けさん:神社の神職。髪と瞳が亜麻色、捨て子のため出自は最後まで不明。
能力持ちではないです。気が強め。いじいじさん傾向は全くなく
とても前向きなように感じました。
攻めさん:出没する悪鬼を退治する鬼討伐隊隊長。
詰襟、帯刀、戴帽、インバネスコート!そして強い!
最初の二人が対面するシーンがめーーーっちゃカッコいい!!!!
制服制帽系に弱い私・・・
源十:攻めさんの家で受けさんの面倒みてくれる渋めおっちゃん。
ええ味だしてる。攻め受けが離れようとしてるときに
「あかん」と言ってくれる大切な役どころ。
巽:受けさんの幼馴染。角が生えてきた とえぐえぐ泣くのを
受けさんに慰めてもらう。
いつまでも友達だ! と子供時代の固い友情を結んだ相手。
子供時代に別れたっきり会っていないが、同じヒスイの勾玉を持ってる。
その他神社の神職さん、鬼さんなどが出てこられます。
もちろんハピエンで、途中受けさんが災難にあいますが、
最後までイタされずセーフ♡
攻めさんだけと絡んでますのでご安心ください。
二人でイタしてますが、読み終わった後は、ひどい事あったなあ
といった印象は全くなく、最後も幸せそうにキスしてるシーンで終わって、
すんごい幸福感いっぱい。
二人で仲良く最後まで一緒にいられるに違いないーと
思える素敵なお話でした!