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batsugun de ikou
鳩村衣杏さんが佐野裕貴のPNで書かれていた時代の作品。「東京コンバース」と世界観が繋がっています。
日本人離れした美貌と凶暴な性格で有名な高校生・未先(受け)は、イギリス留学から戻ってきた編入生・我久(攻め)に一目惚れされる。
コンプレックスの顔を褒められキレる未先だが、辛いとき助けてくれる我久に徐々に惹かれていき…というような青春学園ドラマ。
「東京コンバース」は受けの女々しさが何だか今の鳩村さんの作風と結びつかないなぁと思ったものですが、本作の受けはかなり男っぽく強烈なキャラクターで、だいぶ今の鳩村さんの作風に近づいている気がします。学生同士の喧嘩のシーンもなかなかの迫力。
受けの未先は一見かなり尖ったキャラクターですが、実は粗野な言動の数々は私生児の生まれと女のような顔へのコンプレックスの裏返し。本当は非常に繊細で可愛らしい人物であることが、我久と打ち解けていく過程で分かってきます。
我久は、未先に殴られても怒鳴られても動じない穏和な王子様タイプですが、もしやキレると未先より恐い?
未先のピンチに金属バットを持って現れたり、火災報知器を叩き割ったりと、いざというときに見せる大胆な行動に底知れぬ迫力があります。
そんな我久に、未先が自身のコンプレックスを打ち明けるシーンが好きです。
我久は未先の顔も生まれも全て肯定し、そのままの抜群の未先で生きていけばいいと励ます。
タイトルの抜群で行こう!の意味が分かる感動的なシーンでした。
このように、未先が我久に抜群に愛され丸くなっていく物語…かな?
Hはなく、清く真面目に青春してます。
(下巻に続く)