東京純情コンバース(下)

tokyo junjo converse

東京純情コンバース(下)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
1
得点
3
評価数
2
平均
2 / 5
神率
0%
著者
佐野裕貴 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
amco 
媒体
小説
出版社
心交社
レーベル
ショコラ文庫
発売日
価格
¥864(税抜)  
ISBN
9784778117474

あらすじ

品行方正な副生徒会長の葛生巧馬と近隣の高校からも恐れられる不良の内水主税――接点も共通点も無かった二人だったが、同じ大学に進学し恋人としての絆を深めつつ穏やかな日々を送っていた。だがそんなある日、主税の過去の影が二人の前に姿を現す。もう喧嘩はしない――そう巧馬に誓った主税は…。
巧馬の兄、将吾と素直じゃない恋人・梶野成悧との恋を描いた『東京恋愛コンサイス』も収録の幻の名作、文庫で登場。

表題作東京純情コンバース(下)

内水主税,高校からの同級生で恋人,大学1年
葛生巧馬,大学1年

同時収録作品東京恋愛コンサイス

葛生将吾,巧馬の兄,大学生
梶野成悧,同じ大学の同級生で恋人

レビュー投稿数1

コンサイスに青春の香り

下巻は、上巻カプの大学生編と
兄カプのスピンオフという二話構成。


上巻カプの大学生編ですが
グダグダ離れたりこじれたり~を繰り返しており
あれ?こんな方向性だったの?

デート中、絡んできたガラの悪い輩を
主税が追い払うのですが
巧馬は、主税が彼らに暴力を振るったことに
ショックを受け、主税と距離を置くように。
怖がる気持ちは分かりますが
そこは恋人の気持ちを汲んでやるべきでは?
(巧馬を守るための行動だったのだから)
今さらそんな理由で
主税と別れようとする巧馬の浅はかさに
ガッカリする展開でした。

傷ついた主税は、大学に退学届を出し
家族と一緒に引っ越そうとしますが、滑り込みセーフで巧馬が止めに入り、一件落着。。。
恋人にフラれたくらいで大学をやめる
主税の主体性のなさにガッカリしましたし、
関係が修復したらアッサリ退学届を
取り消す現金さにも呆れました。

その後は、アメリカ人の当て馬が巧馬にアプローチをかけるというBLあるあるな展開。
全体としてメロドラマみたいな内容でした。


「東京恋愛コンサイス」は
巧馬の兄・将吾(攻め)のスピンオフ。
クールビューティーな成悧(受け)の手のひらで
転がされている将吾が可愛く
カップリングとしてはこちらの方が好みでした!

ただ、大学生の話にしては青すぎる気も(時代か?)。
コンサイスの英和辞典を使ったベタな告白といい、二人のすれ違いっぷりといい、高校生設定の方がしっくりきそうなお話でした。

現在編の二人は
落ち着いていい感じだったので
そっちの話をもっと読んでみたかったです。


ちなみに、上巻、下巻ともに
何のあとがきも書き下ろしもありません。
表題作は中立寄りですが
スピンオフはわりと良かったので
全体としては萌評価です☆

2

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

小説



人気シリーズ

  • 買う