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sore mo ai daro
『これも恋だろ』の続編になります。
自称『超イケてる』(でもいろいろ残念過ぎる)冬吾(攻)と、度外れた天然ボケの恵(受)の、まったく噛み合ってないラブ(?)コメディ。
とにかく恵があまりにも鈍過ぎるので、前巻では冬吾の恋心はまったく通じないまま終わっちゃってました。
そしてこちらは、前巻から引き続き登場の過保護な恵の長兄(次兄もいる)に加えて、恵をずっと思ってたらしい幼馴染みがやって来て・・・
ちなみに、表紙イラストでメイン2人を押し止めようとしてる袈裟姿(お坊さんなんです)が恵の長兄・理、もう1人が幼馴染みの皓太です。
相変わらず冬吾の一人称語り口調が面白い。ちょっと(イヤかなり)ハイテンションなひとりノリ突っ込みなので、好みは分かれそうですが。
私は攻一人称のコメディが大好きなので(もちろん、まったく笑えない・滑るコメディなら別だ)、それだけで楽しかったです。受一人称は読む気が失せるくらいダメなのに。
ラブ面では、とうとう恵に気持ちを打ち明けた冬吾ですが、突っ走り過ぎて(というか1人焦って空回りしちゃって)2人の気持ちが行き違ってしまったりもします。
ただ、確かに『ライトなコメディ』ではあるんですが意外にシリアスな面も。
ストーリーに深みがあるとは言えませんが、ギャグタッチのコメディというだけではないんです。
『高校生同士』の青さやアツさ・アホさも、ピュア~なラブも、とても面白かった。
あとがきでも言われてましたが、読んでてホントに楽しく書かれたんだろうな~と言うのがよくわかる作品でした。
真船さんは、基本的に安定していて読みやすいとは思うんですが、それでも作品によって結構好みが分かれるんですよね。
こちらは、真船さんの昔の作品の中ではいちばん好きかもしれません。