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okinimesu made
攻・久我山恭一(33)上司
受・松永慎也(24)部下
松永は上司・久我山の毎日のような叱責にストレスを溜めています。
仕事以外に余裕の無くなった松永は、彼女にプレゼントしたルビーの指輪を突き返されフラレてしまう。
その現場を久我山に見られ、仕事での叱責同様に何か嫌味なことを言われるのだろうと怯えたのですが、意外や久我山は松永を食事に誘います。
恐る恐る久我山の誘いに乗った松永でしたが、上司が意外に話せる相手だと知ります。
楽しいお酒と会話。
そして久我山は酔って眠った松永をお持ち帰り。
久我山の奉仕は不快じゃなかったし「付き合ってみないか」と言われて松永に打算が働きます。
付き合えば仕事で他の社員の前で厳しく叱責される事も無くなるかもしれない。
自分の嫌がることはしないと言うし「奴隷になるなら」と条件を出しますが、久我山はそれをOKします。
かくして2人の付き合いが始まりましたが、仕事では相変わらず厳しく松永を叱責する久我山。
アテの外れた松永ですが、その分プライベートでは上げ膳据え膳に甘やかされ、わがまま放題を許されています。
(Hも松永だけ気持ちよくなるだけで久我山は放置)
久我山のご奉仕によって、実は身体を開発されてしまってます(笑)。
仕事の出来る久我山を尊敬するし、セックスは気持ちいいし。
元カノに着き返されたルビーの指輪をピアスに作り変えた久我山は、それを松永の耳に着けさせます。久我山はおそろいのルビーで作ったタイピンを。
風邪で寝込んだ松永の変わりに久我山が完成させた仕事。
復帰してそれを見た松永は才能の差に落ち込みます。
それでも必死になって仕事をしたのに、久我山からは同僚らの前での一方的で厳しすぎる叱責が。
これは久我山の嫉妬が原因だったのですが、そんなの松永には分かりませんよね。
寝室で松永を甘やかしセックスを受け入れてもらったことでフォローしたつもりの久我山。
しかし松永は傷ついただけでした。
久我山には「仕事」を認めてもらいたいし「男」として認められたい。
プライベートだけじゃなく仕事でも「必要な存在」でありたいわけです。
でも久我山の態度はそれを許さないものだった。
もうダメだ…と辞表を提出し、ピアスを返した松永。
久我山…不器用すぎるというか、バカと言うか。
公私混同していたのは松永じゃなくて久我山の方。
松永が可愛くてしょうがないのは分かりますが、仕事の評価は仕事の場でしなきゃダメですよ!
同僚の岸本(女)は鋭いです。
松永のピアスと、久我山のネクタイピン。
ちゃ~んと気付いてましたから(笑)。
建築会社に勤める慎也と、厳しい上司・久我山のお話です。
慎也はプライドが高く安直でわがままなタイプ。なのに課長の久我山に毎日厳しくされて、みんなの前で仕事をけなされ、プライドはずたずた、久我山を嫌っています。
久我山は反対に、実は慎也が好きで構っているというお話。
会社とは違って、プライベートでは久我山は慎也の機嫌を取ろうと彼を甘やかして甘やかして甘やかして・・・。お話は面白いと思いました。
会社で厳しくされる分、プライベートで慎也は久我山を奴隷のように扱って、それに優越感にひたりつつ、本当に手のひらで転がされているのはどっちなのか。
心理描写もしっかりしているし、久我山に惹かれつつ、久我山と離れても仕事だけは続けたいという仕事に対する気持ちがとても男性ぽくて、感動する箇所もたくさんありました。
でも中立をつけたのは、このお話がお仕事面でもしっかり書かれていて、そのしっかり書かれているという本来ならプラスになるべき面が、久我山があまりにも公私混同しすぎていることによってもやもやとか不快感が多くかったからです。
久我山を上司としても人間としても最後まで全く好きになれず、楽しいとか萌えとかがほぼ感じられなかったです。
久我山が慎也に仕事面で厳しいのはそれなりに仕事にたいするこだわりや理由があると思ったのですが、「好きな男の子が女の子をいじめるような理由」だとはっきり言っているのはどうかと思います。
自分は権力を持ってるのに、能力のある部下をタイプだからという理由でいびったり皆の前で叱ったりってあまりにも…この人のどこに慎也は惹かれたんだろうという気持ちでいっぱいでした。
結局、自分の能力を認めてもらえず、男としての心が折れた慎也は会社をやめていきます。
そこで初めて慎也を失ってまで仕事をする理由はない、と慎也の後を追う久我山。いやいやいや~とツッコみたい。
こんな上司に当たって、慎也が気の毒だとという感想し湧きませんでした。
慎也も女性に対して「この子はキープしときたい」とか思ったり、「ここの代金は俺が出すの?」とかはっきり言ったり、久我山をプライベートでは財布扱いしていたりなど、お世辞にも二人とも性格がよいとか、思いやりがあるタイプとは言えません。
この二人を好きになれるかどうかで好き嫌いが別れる作品ではないかと思います。
Hシーンはすごく濃厚で言葉攻めが好きな私には楽しめました。