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ote wo douzo
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
雑誌で読んだのが懐かしくなって購入。
今はなきエクリプスロマンスです。
モデルとしては二流以下の主人公が謎の男桐原の力を借りてなりあがるマイフェアレディもの。
強引で少々俺様な桐原に食らいついていく主人公のはねかえりっぷりと強さが愛しい。
説明の足りない桐原の下でがんばってがんばって、ラストのネタばらしの時の爽快感はかなりのもの。
ある意味スポコンもののような読後感かも。
もちろん二人のラブも楽しいんですけどね。
口げんかのようなテンポの良い会話はののしり合っているカップルスキーの私には格別です。
ストーリーは『マイ・フェア・レディ』の王道です。お金持ちの男に拾われて、お金かけて磨いてもらう。
大好きなパターンではあるのですが、この作品はちょっとヒネリが足りないんじゃないかなァ…という感想でした。
どんどん変身をとげていく過程でのワクテカ感や、それまで自分を馬鹿にしてた人間を見返したときのスカッと爽快な感覚、そのどちらも感じませんでした。
そもそも主人公の受けにあまり変化が感じられなかったしなァ…。
攻めの恋心もよく見えないし、受けの何が気に入ったのかもいまいち分からないし。
余裕綽々すぎる攻めってあんまり好きじゃないというのもある。
なので、続編の『キスで起こして』は攻めのキャラの崩れっぷり(エロオヤジ化)が読めてちょっと楽しかったです。
ただまあ続編特有の痴話喧嘩だったので、ストーリー的には物足りなかったです。