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目的のためなら、いくらだって汚れてやる
uragiri no bara
上手い!と思わず唸ってしまう、さすが犬飼先生の作品。
5年前の作品の新装丁版とのことでした。
攻めが受けの王子様のことをすぐ好きになって無理矢理手に入れようとして。。といういわゆる王道物とは違って、ストーリーに重みがありました。
それ故、どシリアスで、思いが通じ合うまで、攻めが鬼過ぎて、裏切られた受けの思いを考えると、カナリ可哀想です。。
攻めが受けに暴力を振るうシーンもあるので、苦手な人は苦手かもしれませんが、前半酷い分、思いが通じあった後の感慨もひとしおです。
私は大嫌い→好きになる作品が好きなので、ドキドキしながら読んでました。
憎悪からの愛情、憎いけれど憎みきれない。。複雑な心情を上手くこの1冊にまとめた作者様の力量に脱帽です!!
私は薔薇シリーズと勝手に間違えて買ってしまいましたのでこれから買われる方は間違われませんように
犬飼さんの本を色々収集してる途中だったから間違えても全く問題はありませんでしたけど(o^^o)
ネタバレあるのでご注意を
読後の率直な感想
みんな幸せでいいんだけど、なんだか消化不良。
おー、なんとハリーと2人は兄弟でしたか!そうきたか!!面白い展開!
兄にクリスト取り戻されたけど島は独立できたんだ!よかった!で、これからどうすんのかなって時に、え、まさかこれで終わり〜!!!?でした。残りのページ数少なかったからまさかとは思ったけど…
誓いはしたものの、日帰りできるとはいえ離れ離れのままなのか?独立したからてっきり嫁にいくのかと期待したけど。これ続くのか?いやいや、続きものじゃないようだし。ハリーと兄弟説はあれで終わりなのか?重い話で重大な事だけどまさかクリストの胸に秘めて終り!??読み落としてないよね??と私は色々消化不良です。
犬飼さんの小説は大好きです
読んで後悔とかはしてません。話はよくできてる。でも、これは消化不良なので続きをおねがいしたいです。みんな丸くおさまって幸せなのにすっきりしない。。。すっきりしたいです