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hanamarubunko otameshiyomi magazine
年末で月末は、無料本を主に読んでいるのですが、これも無料本。
「ヤンデレ」シリーズは、今も執筆活動をしている作家ばかりだった。
●凪良ゆう『恋愛犯』
●きたざわ尋子『手に負えない激情』
●今城けい『蜜猟区』
●金沢有倖『リスキィ ラブ』
金沢有倖『オレの独裁者』
・・金沢 有倖さんの本は、美少年シリーズを読んでみたい。ラブコメがお得意な作家らしいです。
更に既刊本を調べたら、治療を受けながら、執筆活動をしている作家だった。
「難病ある作家なので毎日がネタだらけです。」
「足が不自由なラノベ作家してますがそれなりにネタある毎日です」
・・手が不自由でもある作者は、一度漫画も絵も描けなくなり辞めてましたが、デジタルを使うことで再びマンガが描けるようになりました。
ビックリ。
ヤンデレという言葉は、ちるちるさんを覗くようになって初めて知った単語でした。
初めに言い出した方は誰なの?天才!と思ったものです。
今回個人的には、きたざわさんがこのセレクションに入っていたのは意外でした。
★きたざわ尋子さん『手に負えない激情』
→年下ガタイ良し攻めと、きたざわさんお得意の可愛子ちゃん容姿受け。
大学二年でネットカフェでバイトをする受けについてこれでもかと地の文で容姿が賛美されておりまして、チョイくどめです。
きちんと説明されているととるか、面倒臭いなあととるかは個人個人の好みによりますが、わたしは後者でした。
タイトル通りの隠れ激情攻めのようで、愛想の良い顔の裏になにやらありそうな気配です。
★今城けいさん『蜜猟区』
→わたしの中で今城さんはエロ特化の作家さんではなかったので、花丸Blackというのが新鮮な驚きでした。
内容的には3Pということで一人の人間を共有するわけですから、どこか常人とはかけ離れているキャラとなるのは当然の設定ですね。それでも局所麻酔とか、ビビりましたけども(苦笑
この作品、個人的には攻めの片割れの口調が受け付けません。
二人の書き分けなのでしょうし、読者が『今、どっちが喋ってるの?』とならないための作かもしれませんが、もう少し自然な感じが良かったなあというのは無理な話なのでしょうか。
わからなければわからないで文句を言うのですから読者って勝手だよなと思われそうですが、この口調だけでもわたしには購買意欲は湧かなかったなあ。
★金沢有倖さん『リスキィ ラブ』
★金沢有倖さん『オレの独裁者』
→この花丸文庫の試し読みセレクションで、最もイラストがネックになっている作家さんです(個人的感想)。
ご自分で描かれているようですが、悲しくなるくらい昭和テイスト溢れた絵柄で「もうお願いします!別の方にイラスト依頼して花丸さん!」と言いたくなります。
まあ、金沢さん自体がもうBL作家さんでなく成功されたラノベ作家さん(もちろん他の方が挿絵されてます…なぜBLだけ自分?)なので、あれこれ言っても仕方ないのですが。
この二作とも十年以上前の作品なので今の金沢さんと比べるのはどうかとは思うのですが、とにかく舞台設定もキャラもストーリーも「こういうの昔はたくさんあったね…(遠い目)」なものですから、無料で読めるとはいえ目がスルスル滑ってしまいました。
★凪良ゆうさん『恋愛犯』
→同シリーズ『再会~時を超えて~セレクション』にも収録。
そちらで感想を書きましたので、割愛いたしました。