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boukyaku no tsuki ni kike
宮緒先生のキャラ文庫3冊目、執着愛 一応学園もの
「忘却の月に聞け」
こんな奴に気に入られたら生き地獄
「誘惑の朝に聞け」
二人は同居。 青嗣は凝り性、家事上手 藍生が青嗣を振回す 未来の予兆。
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佐倉真央:藍生の母、孝敏の愛人、元銀座のクラブ歌手、
好きな歌は「fly me to the moon」
佐倉藍生:17歳,高校2年生 青嗣の義弟 美貌 謎の「歌姫」
6才から母と離され、青嗣の「道具」 青嗣の幼児退行で、気持ちと立場が変化
久留島孝敏:父 政略結婚の婿養子 妻を嫌い愛人宅から帰らない、頼りない人。
久留島和子:青嗣の母 陰湿な虐待を藍生に繰り返す嫌な女
久留島青嗣:18歳 御曹司 藍生にだけ懐く虚弱児だった
藍生は「傍に居れば天使、離れると悪魔のように苦しめる」存在
藍生から拒否され、車の事故、その後幼児退行
海音寺:青嗣の親友
三十木:音楽配信会社経営 藍生を、覆面歌手チェリーで配信
日野原:17才 柚木園学園生徒会長 声フェチ 謎の歌姫の大ファン
読んで数ページで「あ~~最高だよ」と、天を仰ぎました(笑)
今回も攻めの執着がハンパないです。
自信を持って「これは執着攻めです!!!」と断言できます。
さて内容ですが、本妻の子×妾の子で隠れ美人の異母兄弟で学生ものです。
攻めは幼い頃、癇癪を患いそこで受けに出会い、受けにだけ心を開きます。
それを見兼ねた両親は受けを母親から引き離し、本邸へ連れていきます。
攻めももちろん顔がいいしカリスマですが、受けも劣らず隠れ美人で歌が上手い。
でも攻めの独占欲のせいで親しい友人も作れず…。
そんな攻めから離れられる条件は「攻めが飽きたら」。
当分、無理かと思われた条件ですが、ある事件で一転します。
あらすじにも記載されているのですが途中、攻めが記憶喪失になり、更には子供の頃の癇癪の再発。
再び受け以外の人は断固拒絶。
少しでも大人が近づけは暴れまくるのに、受けには従順で安心しきった子供のような姿は母性本能くすぐられて本当に最高でした。
その後、どうなったか気になった方は是非、手に取って読んでみてください!
あ~~これから読める方が羨ましい!(笑)
三行感想
> 攻めがアホ
> 魔性受け
> 攻めがアホ
普通に感想
なんか宮緒葵先生ブームが勝手に来てるんですが、たまに別の先生の本を読んでいると、攻めが大体アホやばそうって辺りが群を抜いてるな、と思いました。
攻め。
冒頭からとりあえず受けが好きなんだな…ってことがありありと伝わってくる感じがすごいです。でもあまりにも周りが見えていなくて、その為に受けの胃は死にかけ。
考えてみたら子供の頃から甘ったれで、まだ18歳なんですよね……なら仕方がない…のでしょうか……?????いやでもやっぱこいつ心底アホだよな……みたいなモヤモヤした感じで読み終えました。
身なりは立派でも中身はバブちゃんです。自分でも受けの乳首を吸って「自分バブちゃんでーーーーす」アピールしてます。
この攻め色々とやらかしてて、ことごとく受けの平和な人生をぶち壊しまくってるんですが、「ぼくは受けが大好きです」思考の為に受けの苦悩に気付きません。そしてこの攻めを生み育てた両親に至ってはゴミです。
アホの攻め、ゴミ二匹のおかげで冒頭イライラしてましたが、攻めがバブちゃんになるまで我慢すると魔性の受けが開眼します。
受け。
なんか色々と可哀想な奴なんですが、後半から魔性ムーブをかまして攻めをよしよしし始めます。ついさっき平和な人生云々とか言いましたが、多分攻めが居なくても第二第三の攻めをバブバブ言わせてそうです。
宮緒葵先生の【渇仰】の受けと同じパターンの受けって感じです。最近だと【聖なる捕喰】にバブバブ言ってる受けが出て来ましたが、宮緒葵先生の作品は魔性の受けが攻めをよしよしするイメージが強かったので「ヨッ、いつもの!」ってなりました。
攻めと受けがバブバブよしよしだったのでカップリング的にはやや平和な感じでした。
今回のスパーキング枠は攻め母でしょうか。宮緒葵先生のお話によく出てくる感じのやべえ女です。
私はBLに出てくるやべぇ女やざまぁ話を見ると手を叩いてしまうタイプの腐女子なんですが、今回はどちらも入っていました。攻めがアホ過ぎてざまぁ感は薄いですが…。
まとめ
バブバブよしよしカップル、やべぇ女、ざまぁがお好きな方におすすめです。
大好きな作品で何回目かの読み返しです。
何回も読んでるので今頃レビューに何を書いたらいいのか…。なら書くなという感じですが。
二人の恋心と独占欲、支配欲のすれ違いでしょうか。
最初のうちは藍が可哀想で仕方がないのですが、青嗣の気持ちが所々に滲み出てます。あのときの愛の言葉を聞いていれば!
記憶喪失ネタからこっそり記憶を取り戻し己の罪を悔い改め親友と契約して藍の母親を救い出し自分でお金を稼ぐ。高校生とは思えない行動力ですね。
藍も子供の頃の支配者から被支配者にされまた記憶喪失の青嗣の支配者に。
真っ直ぐに好意を伝えてくる青嗣を失いたくない、でも実は青嗣に守られていたことを知り記憶を無くすほど苦しめたのは自分だと思い、元の青嗣に会いたくなる。
上手いですねえ。二人の恋心と独占欲の交互や勧善懲悪的な出来事、記憶喪失中からネタバレした後も甘々な二人。とっても満足です。
タイトルもいいですよね。
兄弟ものですが禁忌ではなく二人を繋ぐ鎖と捉えていて一生側にいられるといいですね。
青嗣が一目会ったときから藍だけを求めていたのもキュンです。不器用なので藍を苦しめ拗れましたがそうしないとお話が成り立ちませんでしたね。
好き嫌いはあると思うのですが。
私は昔から、“天使に恋をしてしまった男が、愛されない悲しみを抱えつつ、それでもそばにいて欲しくて、天に帰れないように天使の羽を毟ってしまう” 系の攻めが好きなので。
本作の前半は、そんな私には垂涎モノの展開でした。
受けが好きで好きで仕方ない攻めが、身分差に物を言わせて受けを力付くで犯して束縛する。
愛されないのならいっそ……というやつが好きなのです。個人的嗜好で言えば、本作の攻めはもっと悪辣でもいいな~と思ったくらい。
そんな前半に対して後半は、記憶喪失がきっかけとなって幼児退行した攻めが甘えて甘えまくって、頑なだった受けを心を落とす展開へと移行。
こちらは宮緒先生の本領発揮という感じのワンコっぷりでした。
でもいつもと違うのは、攻めが全然腹黒くないところ。
とても可愛い白ワンコでした。
宮緒先生のワンコを味わいつつも、宮緒先生の俺様攻めというレア物を同時に味わえる。
一つで二度おいしい作品でした。
すごかった。
無理やりやってばかりで苦しそうでかわいそうで痛そうで。
あらすじを見たら義兄弟、無理やり、とハードな内容なので読むのをためらわれましたが記憶喪失ものというとなぜが気になってしまって…
父親の正妻には苛められ、異母兄には犯される毎日。
独占欲と支配欲にまみれた義兄です。
大好きで大事で可愛すぎる義弟を自分だけのものにしたくてジタバタしてる坊やなんだ思う。
幼稚すぎて相手のことを考えず自分の欲求ばかりを突き付けて傷付けるばかりなのに全く気が付かないお子様でした。
愛人宅に入り浸る父は情けなさすぎるし、
病弱な実母はまともな治療もされず10年以上会えないというのはいくら子供でも中高生にもなれば何とかできそうに思うのですが、自分さえ我慢すればと耐えるばかりの藍生が好きにはなれなかった。
正妻の苛めは、最後はヤクザまで出てきて売られそうになるしでびっくりです。
砂漠の国の王様が出てくる設定ならいくら現実とかけ離れていたも気にならないし楽しめるけど、普通の高校生で現代社会が舞台なのにちょっと飛び過ぎて付いていけませんでした。
そして株で儲けて豪華マンションをポンと買うとか都合よすぎかな。
数年後には歌姫として有名になって独占できなくなった攻めが、モヤモヤしたりイライラする光景が見えてきました。
宮緒先生、苦手なんだけど、なぜか手元にあるこの本。
やっぱり苦手でした・・
何が苦手って、執着しすぎるんだよね、攻めが。
しつこいっ って怒ってしまう私。
当作品はそんなにひどくはない方かもしんないですが
受けへの精神的依存度は大です。
もちょっと凛々しくあってよね、攻めなんだから と思う訳。
受けさんは、歌が上手い という特技あり。
これからデビューするのかな。
デビューしたら もうちょっと強くなってね、これまで散々いぢめられたんだから
「待て。お預け」って言って攻めさんをいぢめるぐらいになろう!
表題作の『忘却の月に聞け』と、その後の二人の生活をふんわりと描いた『誘惑の朝に聞け』の2作品が収録されています。
この作家さんの作品を読むのは、3作目。
『ラスト』、『掌の檻』がイマイチ好みではなかったので、迷いながら購入。
これは、モロ好みでした!
何が違ったのかな……?
攻めの受けに対する尋常でない執着愛→受けがその愛にほだされる→両思い
という、図式が好みなのですが、ほだされる過程が他の作品と違って無理がなくて自然で良かった!
心配していた設定の荒唐無稽さも違和感を感じることがなく読み進めることが出来ました。
この作家さんの違う作品にもチャレンジしてみようかという気持ちになりました!
ファンタジー色のない、純現代学園モノです。御曹司とちょっと生まれに事情のある一般人を扱っているので学内ヒエラルキーはほどほどに、身分差は色濃く描かれておりますが、そこまで特殊な感じは受けませんでした。
宮緒さんの作品では最早定番なワンコ攻めではありますが、この作品はワンコ度も低いしネジも飛んでないので他作品に比べてとっつきやすいかもしれません。逆にいつも以上な宮緒さんのワンコを求めている方には物足りないかもしれません。
記憶喪失による攻めの幼児退行が少し気になる人は気になるかもしれませんが、心理描写も細かく、違和感のない仕上がりとなっています。
後書きで宮緒さんもおっしゃっていたように、珍しく攻め受け両方とも現代社会の高校生で、記憶喪失ネタという王道テーマですが、展開などは宮緒作品の王道という印象でした。
最初は攻めのことを憎んでいたにもかかわらず、(記憶喪失をきっかけに)攻めの本当の思いを知り愛に気がつく…といった流れは今までの作品にもあった傾向じゃないかなと。
なので宮緒さんの作品が好きな私としては、いい意味で先の読める展開を楽しむことができました。
攻めの不器用な思いやりや、自分のことに無自覚すぎる受けなどベタなネタですが読んでいて微笑ましかったです。
相変わらずの執着攻めなのですが、御曹司とはいえ高校生、まだ狂犬レベルでは無いです(宮緒作品比)!
また、彼らの周りの生徒たちも攻めに劣らぬハイスペックだったり、執着だったりで印象深く、このあたりをもっと掘り下げてくれたらますます楽しめそうです。今後に期待ですね。
受けと攻めの家庭事情の設定は重いのですが、こういった学園要素を含むためか作品全体の雰囲気はそれほど重く感じませんでした。
エロシーンも安定の濃さです。あえて言うなら幼少期からの乳首攻め設定をその後もっと極めて欲しかった…。
これも宮緒作品に慣れすぎたたためでしょうか…。
総括すると宮緒さんの作品に触れたことの無いビギナーでも入りやすい作品だと思います!
気になった方はぜひお手に取ってみてください。
宮緒さんは7月にも新刊が出るのでそちらも楽しみです。
(蛇足ですが、中性的な歌声を持つ受けが、「藍」と呼ばれていることから、某乙女ゲームのアイドルを連想してしまいました。そう思った方他にいませんかね?笑)