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夢に敗れた殺陣師×熱い目を持つ舞台役者の愛と魂のぶつかり合い!
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舞台役者と殺陣師のお話。主人公の憧れの人への想いや演技への想いが真っ直ぐで、BL部分を除けば熱血ものになりそうなストーリー。その熱さゆえに、恋愛部分が浮いているように感じた。
嵐士は蘇我との共演を目標に頑張ってきた役者。わりとメンタル強めで、アンチの嫌がらせにもめげない。
視点主にしては人間性に関する印象が薄く、終盤で我慢の限界を迎えた際に、こんなに性格の悪さ丸出しの言い回しをするキャラだったんだ、と驚いたりしていた。
蘇我も人間味が見えづらいキャラクター。演劇への真摯な姿勢や役者から殺陣師への転向、劇団の解散から再始動などワケ有りで、それぞれの場面で悩み決断してきたのは分かる。
ただその全てが綺麗に納まりすぎていて、無機質な創作上のロジックをただ見ている気分になる。
それぞれの所属やバックが明示され、設定がきっちりしているのは好印象だけど、キャラクターの内面描写より外側を整えることを優先しているように見えてしまった。
演技への熱さを見せる場面や、同じ舞台に立つ者としての嵐士と蘇我の関係性は好き。過保護な師匠とその弟子のような感じで、揶揄われてドキドキして、というとこまでは萌える。
だが描かれる嫌がらせがガチの胸クソ案件で、真剣に相談しているときに色ボケ描写を入れてくるのは冷める。BLするのは今じゃない感。
最初のエロシーンも無理矢理入れたような不自然さがあり、演劇に打ち込む中で恋する心理描写だけが取ってつけたように挟まれた感じがあった。別方向に熱いストーリーは恋愛部分に違和感を覚えるっていう、あるある。
ブロマンス寄りで読みたいストーリーな気がした。
この作家さんのデビュー作だそうで、、、男らしく演技バカな受けの嵐士。厳しくも影では過保護な絶対的殺陣師の蘇我。この2人の関係性がとっても良かったです!嵐士が演技に真摯に取り組み、周りも応援する環境がとっても微笑ましかったです。恋人になってからの蘇我の甘やかしといったら、、本当にメロメロなんですね、ごちそうさまでした。続編があったらぜひ見てみたいなぁ、、もっと人気役者になっちゃって蘇我がヤキモキするのが見たいです。
新人作家さんなんですね。知らずに読みましたが、しっかりした話の組み立てで最後までぶれなく中だるみもなくきっちり楽しめました。
駆け出し役者の嵐士。以前見た蘇我という役者の殺陣の演技に強烈な憧れを持っている。ところが、その蘇我が役者をやめて殺陣師に専念するという。いつか共演することが夢だったのにと、荒れる嵐士。そこから二人の出会いが始まります。
殺陣の師弟関係を通じて、お互いに役者、殺陣師として成長していく二人。そんな自己充実がしっかり描かれていたのが好印象でした。共演者との良い関係や、以前の主役とのしがらみ、世話をやいてくれる飲み屋の店主、直哉など、脇キャラもしっかりしてた。
ゆきずりのHから、最後は愛にあふれたH。どっちも、ゼツリン攻めさまのSっぷりがエロいです。
SSで甘々な蘇我さんが見られて二度おいしかったです。
すごく面白かったです~~!
デビュー作ということですが、
殺陣の、動きが多くみられる文章も分かりやすくて読み易く、
でも軽すぎず、しっかりと演劇への情熱も、読ませる引力も感じられて、
新人さんらしさを感じることなく読み終わってしまいました。
特に好きだったのは、攻め(表紙左)のキャラと話の構成。
殺陣師の攻めはとても厳しく、
そして普通の時でもエッチでも、すごく強引で性急なS系。
だけど、キスはひどく優しかったりと、
その飴と鞭ぶり、強弱がすごく際立っていて、
チラチラ見えるその優しさに思わずキュンときてしまいました。
エッチも特別なことをしているわけでないけれど、
なかなか濃くて情熱的で甘いのもよかったな。
そんなエッチシーンが比較的すぐにあるのに、
その後はだいぶ後半になるまでそういう流れは無し。
代わりに、演劇の話がメインに。
攻めによる殺陣の指導や、
ぶつかりながらもふたりの絆と信頼が強くなっていく様子や、
劇団の過去と膿が少しずつ明らかになっていきます。
恋の細かな過程でキュンキュンしたい人とか、
切ない展開からドラマチックに結ばれて~というお話が好きな人には、
あまり向かない描かれ方かもですが、わたしはとても好きでした。
劇団でのことも、ふたりの人となりも徐々に立体的になって、
ああそうか…だからか…と納得しながら進んでいけるのがよかったな。
演劇の舞台を見て、その躍動感や一体感に感激した思い出があるので、
リアルでも裏側はこんな感じなのかなぁ~と思うと興味深くて、
わたしはより楽しめたのかもしれません。
エンカウントというタイトルは、
最初に受けが攻めの舞台を見て心が奪われ、そこからすべてが始まった…
という流れなので、その舞台を見たことで受けが攻めにエンカウントして、
そこから攻めを目指して役者としての闘いが…ということなのかな?
とも思ったけど、最後まで読むと、
強引で激しくて束縛系の攻めに受けが捕まっちゃった!感もあって、
色んな意味にとれそうな気がしてきました。
なんにしても浅海さんの次回作が楽しみです☆
スピンオフで柊さんってのもいいな~
この作品のふたりも脇役出演で!とも思ったけど、それはないかな?
デビュー作ということを一切考慮してない感想です。
嵐士(受け)が主演に抜擢されます。役者としての成長と、殺陣師の蘇我(受け)とのラブが内容です。
文体は読みやすいです。ストーリーもだるくならず、どんどん読み進められます。かといって、会話が多めでするりと読み終えてしまう程の軽さではありません。
冒頭からエロもあり、主人公は前向きでちょっと鈍いという好人物。攻めは男前。
なのに、何か物足りない気になりました。綺麗なのですが、なにか響くものが感じないといった風で。この二人の続編が読みたいとか、繰り返して読みたいという気になれず。
キャラのインパクトが弱いのかな?せっかく役者という設定なので、脇に強烈なキャラがいても良かったかもしれません。スピンオフが読みたいと思わせるキャラがいなかったですね。
私は元々が少々アラがあっても勢いで乗り切ってしまう系統が好きなので辛口になってしまいましたが、丁寧に筋を追って読まれる方にはおススメです!
桜城ややさんの挿絵~ということで
何気なく手に取ったら、思いがけず
大当たりだったこちらの作品。
元役者の殺陣師×若手役者の
正統派スポ根演劇小説としても楽しめるし、
それでいて年の差カプらしい甘さもあったりして、
全体を通して非常に萌え度の高い一冊でした。
受けの嵐士は、とある劇団の公演で
攻めの蘇我の鬼気迫る演技に一目惚れ。
蘇我との共演を夢見て頑張っていたのに、彼は役者を引退。
殺陣師に転向した蘇我に、当時と同じ演目の主人公に抜擢され、厳しい指導のもと稽古三昧…という少年漫画風味のお話です。
受けの嵐士の前向きで男前なキャラクターが非常に良いです。
ゲイの彼は、攻めの蘇我に行きづりで一度抱かれ、その後再会し主人公に抜擢されるのですが、仕事は仕事と気持ちを切り替えようとするプロ意識が素敵。
アンチや先輩役者の嫌がらせにも屈せず、演技で黙らせようとする気概に役者魂を感じました。
ちょっと天然な一面もあり、蘇我が明らかに嵐士を気にかけているのに気づかず、ひたすらキラキラした瞳で蘇我に憧れているのが可愛すぎました。
攻めの蘇我は、とても迫力あるワイルド系イケメンで殺陣指導も鬼のように容赦ないですが、気に入った相手(嵐士)にはとことん優しく心配性というギャップの人。
他の劇団員に冷やかされるほど嵐士の世話を焼いているのに、嵐士本人は蘇我の好意に全く気づかず…というところにニヤニヤできます。
こんな二人が、舞台初日の後、
誰もいない舞台でガチの剣勝負(殺陣)を行うクライマックスシーンは最高に熱くて興奮しました。
若さ溢れる嵐士も、ベテランの風格ある蘇我も、どちらもカッコよすぎて。
その後、恋人としての初Hシーン&後日談は
うってかわってラブラブで、そちらも素敵でした。
読みやすい文章で、キャラ作りも上手く
今後が非常に楽しみな作家さんです。
あえて欠点を探すとすれば……タイトルと内容が
あまり合ってないところくらいかな?w
あやちゅけさま
こんばんは。
新人作家さんで、ルビー小説大賞で優秀賞をとった作品のようです。
内容は面白かっただけに、なぜこのタイトル??って感じはしました~。
誘惑してくるのは共演者じゃなくて殺陣師だしw
Krovopizzaさま
こんにちは。
わたしもこの作品は挿絵が桜城ややさんということで、
気になっていました。
でも存じ上げない作家さんだったので、購入は見送ったのですが…
レビューを拝見して、面白そうと思いました。
確かにタイトルだけ見ると「?」な感じにはなりました…(笑)