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tokubetsu ni naritai
北海道・小樽の町が舞台の、なんとも爽やかで、切なくて、甘酸っぱい青春もの。
毎日本当に溶けてしまいそうな暑さもあり、今すぐ北海道(小樽)に飛んで行きたくなるー…!
小樽、まだ一度も行ったことがないので余計に思いが募ります。
大学生同士、アパートの隣人の年下寡黙ワンコ攻め(ガラス工芸の作家、というのがなんとも素敵)× 明るく気の利くイケメン先輩、というカプ。
も〜この受けの翔太が男前で、読んでてすごく気持ち良かった!
攻めの橿原(かしはら)ももちろん格好いいんですが、この作品は受けの魅力全開だと思う。
攻めと違ってノンケだということで、告白直後は色々悩むんですが、いざ自分の恋心に気付いてからの言動の潔さよ。特にラストシーン。「守らなくていい」からのセリフ…いや、惚れます。「俺が守る」って言葉がこんなに似合う受けもそうそういないんじゃないかな。
小樽の町やイベント(潮まつり、一度行ってみたいなあ)の描写にも想像力を掻き立てられ、読みながら爽やかな北海道の風を頬に感じた気がしました。
これから一つ屋根の下、同じ工房で職人と社員として働くことになる二人。
この二人の5年後10年後、もっとその先までも知りたいなあと思える、心地よい読後感でした。
男前受け好きな方には特に、きっと心に触れるものがあると思う…!
旅してないけれど小樽の町を覗きに行ったような気がした、素敵な作品でした✨
なんだか北海道、小樽のガラス工房に行ってみたくなりました。
受け様は、大学生の翔太。
攻め様は、ガラス職人を目指すイケメン大学生の橿原。
同じアバート在住って事で知り合い、以来親しく付き合っている2人。
結構早い段階で橿原が翔太に告白。
そんな目で見てなかったけど、橿原への自分の気持ちをきちんと考える翔太。
受け様の翔太視点で、ゆっくり着実に進む、ジレジレ恋心(*´꒳`*)
また、橿原の真面目で誠実な告白が好き。
年下の必死さとかも相まって、きゅんですよ。
とっても気持ちがこもっていて、好きが伝わる。
いいなぁ、ストレートな「好きです」♡
自分も好きだ、とはっきり分かってからの翔太の素直さ、真っ直ぐさも、男前でもあっていいです。
恋人になる前も、なった後も、2人とも変わらず真面目で相手に対して誠実で、いい子たちだわ~(*^^*)
爽やかな読後感。
小樽とかガラス作品に興味が湧きますね。
攻めは、「ガラス王子」と呼ばれる才能とルックスの持ち主でありながら寡黙で人見知りしがちというキャラ。
そんな寡黙な攻めに一途に思われているノンケ受けが、あれこれ悩んだすえに攻めの愛に応えるというお話で楽しく読めました。
受けは明るくさっぱりとしていて皆から好かれているというキャラなんですね。
攻めへの気持ちにどう応えるべきなのか悩むんだけど、ぐるぐるしすぎず適度な感じで良かった。
そして男前受けの片鱗がちょいちょいあって、腹をくくってからは男前受けが開花してたところが歓喜!
小樽が舞台とのことで、何度となく訪れた小樽を懐かしく頭に描きながらの読書は楽しかったです。
初読み作家さんでプロフ見たら「ほとんどすべてが作者の出身地である北海道を舞台にした作品」とのことで、早速「札幌の休日」を読んでみようと思います!
表紙イラストで、攻め(右側の茶髪)が背が低い体格差カップル?と思っていたら、カラーイラストや挿し絵でそうでもないことが判明し、単に受け(左側の黒髪)抱いて持ち上げていただけと帯を外して分かりました(笑)
私には表紙イラストで受けた印象そのままで、可愛らしい大学生カップルの作品でした。
大学生ながらガラス職人の橿原(攻め)と、翔太(受け)の二人が、タイトルの表題作「特別になりたい」、続編「恋人になりたい」、ショート「永遠になりたい」とステップアップしていくのが楽しくて読みやすかったです。
「永遠」は橿原の視点になり、それはそれで面白かったのですが、「特別になりたい」発言が橿原だったのに翔太視点だったことを考えると翔太でそろえても良かったのではとは思いました。
内容は、悪い人が登場せず、橿原の家族とも良好な関係で、ほのぼのという感じです。
北海道が舞台なのも新鮮でしたし、ガラス工芸に詳しくなくても楽しさが伝わりました。
イラストは浴衣姿の二人も良いですが、私はガラスのカーテンのイラストがお気に入りです!
大学生同士、年下攻め。攻めは新進気鋭のガラス工芸家。
ほのぼのと可愛い話で楽しめたのですが、攻めが受けに惹かれたいちばん最初の(最大の、ではない)理由が受けの外見だというのはちょっと萎えました。人見知りで誰にも打ち解けない攻めが唯一懐く相手、というのはかなりの萌えポイントなのに、ガッカリです。顔さえ自分の好みならとりあえず懐くのか、と思っちゃいます。
そのあと自分の気に入ってる自作のコップを褒めてもらってトドメ、だったと言うのなら、惹かれた理由はそれだけでよかった。
初読み作家さんでしたが、小樽の情緒あふれる素敵な描写と、2人の恋がゆっくりと育まれていく様子を堪能できて面白かったです。
攻めの橿原の、初めてガラス以外に好きなモノ(翔太・受け)ができて、翔太の特別になりたいと不器用に、時には暴走しちゃったり、必死に我慢したりと、一生懸命な様子にキュンキュンします。女子にモテモテなのに、翔太しか目に入ってないところも萌えます。
一方の翔太も、最初は余裕のある態度だったのに、好きだと実感してからの、ジッとしていられなくて逢いに行こうと行動したのにキュンとなりました。おまけに、初エッチの時の男前だった姿やセリフにも萌えます。
特に事件とかがあるわけじゃなかったけど、2人のお互いを大事に想う気持ちに、優しくて甘い雰囲気が感じられて、読後はホッコリと幸せな気持ちになれました。
桜木先生の作品を読むのは4冊目になります。
今回の舞台は小樽!!
大分前に旅の途中に日帰りで寄ったことがあるのですが、今回の作品を読んでいて、もう一度ゆっくり訪れてみたくなりました。
それぐらい、素敵な描写が散りばめられていたんです。
中でも、最後の方に書かれていた夕暮れからから夜景にかわっていく様、そして決して華やかではないけれどもそこで暮らす人々が作り出す温かなきらめきに満ちている・・・という夜景を見てみたい・・・と心から思ってしまった程です。
そんな素敵な小樽で暮らす大学生二人の恋模様。
攻め様は、受け様の大学の一年後輩で、道内外から新進気鋭の学生ガラス作家と言われている、格好良いけれども朴訥とした職人気質の橿原君。とてももてるのだが全てスルー。ちなみに後々家業の事も考えて経済学科を選択。地元民ながらも、家族の勧めで一人暮らしをしています。
受け様は、室蘭出身の翔太。橿原君とは逆に細っこい体型のイケメン。(本人はもててる自覚なし)
二人は一人暮らししているアパートの部屋が隣同士で、学年を超えて仲良し。
今作も、「友達に求愛されてます」同様、攻め様の告白から始まり、受け様がそれにどう応えていくか・・・というお話になっています。
大きな事件も、ドラマチックな大展開もないながらも、その分終始幸せそうな雰囲気の漂う作品となっていると感じました。
ちなみに2人とも初体験同士。
ただ、幼馴染みとか、長年秘めてきた片想い・・・とかに萌えを感じる私としては、片想い期間が短いところが物足りなくて・・・(勝手ですみません・・・)
周囲の人達も(但し、翔太の幼馴染みが恋した女の子だけは別・・・嫌な子だったので)温かくて優しくて穏やかです。
いつか2人が関係を明らかにしても、彼らは受け入れてくれるんじゃないかな・・・という予感がします。
そして、そんなお話もちょっと見てみたいかも・・・と思いました。