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souou to junpaku no koneko
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
ファンタジーものが大好きで、手に取ったこの作品、王獣の花琳の健気さにやられました!
お話は、蒼国の第二王子の雷牙が、苛められていた子猫の花琳を助けたことから始まる、中華風もふもふファンタジーです。
見た目は可愛い子猫の花琳は、実は、ふさふさの長毛に翼のある虎のような優美な獣だったのです。
そんな花琳の役目は、王の風格を持つ雷牙を自分の里に連れて行くことでした。なぜなら、雷牙達の住む国は、戦乱や悪天候によって大地が荒れ果て、人々は生きていくのもやっとという状況で、この状況を直せるのは守護聖獣に認められた王だけで、その王となる候補が雷牙だったのです。
そして、王となる雷牙の伴侶になる守護聖獣ももう決まっていて。
だから、花琳は別れを知っていたけど、一緒に里に戻る旅をしながら、自分のことを全力で守ってくれて包み込むような優しい愛情を見せてくれる雷牙に惹かれてしまいます。
そんな、報われない初めての恋に心を痛めてる花琳が切なくてキュンキュンします。その雷牙の伴侶が花琳の双子の兄というのも追い打ちをかけて。
それでも雷牙のことだけを考えて、非力なのに雷牙を助けようと一生懸命だったり、兄のために身を引こうと耐える、花琳の健気な様子がいじらしくて萌えます。
一方の雷牙も、国のために一度は花琳の兄と国へ帰ることも考えたけど、花琳と離れることができなくて。
最後は、そんな2人の強い想いが、運命さえも変えてのハッピーエンドにホッとしました。
雷牙の、花琳が子猫の時からの溺愛ぶりも萌えました。
ちょっと終盤が駆け足のような感じもしたけど、モフモフの可愛さや、報われない恋の切なさや、年の差の溺愛ぶりが堪能できて面白かったです。
うーん。
純白子猫。もふ好きにはたまんない。
懐に入れてもらえるなんて、夢のような設定~
だったんだけど、なぜか萌えきれない。
文章がなんだか説明くさくってだめだったー
秋山先生の本は何冊も読んでて、そんなに抵抗感感じたことなかったように
思ったんだけどなあ。
なんつーの、もうちょっと言葉と言葉の合間で読み取らせてもらえる余裕というか
そういうものがほしかったのかもしんない。
1~10まで丁寧に書いていただいてるのかもしんないけど
こちらに遊ばせてもらえるゆとりがほしかったー
難しい。
こっちの今の気分の問題なのかもしんない。
違う日に読んだら印象変わるかな。試してみよう。
六芦先生の挿絵は鉄板!間違いなし!なので、ちょっと残念でした。。。
先生ごめんなさい。