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義月小説には珍しくない、アホバカ攻め見参って感じでしたw
よくぞまあ、BLで、こんなサイテーな攻めを登場人物にしたもんだなと思います。ホント、物語の途中で起きた出来事のアレコレを思い出すと、まじで死ねって感じw
ぶっちゃけこういう攻めこそ「俺様」であり「鬼畜」であって、王道BLに登場する「受けのことが好きすぎて拉致監禁レイプしちゃう攻め」なんて、たいして俺様でも鬼畜でもないんだよなァと思ってしまう。
なぜなら、「受けのことが好きすぎて」という前提があっての俺様鬼畜行為のアレコレって(そこには攻めがイケメンかつ金持ちというオプションまでついてたりする)、受けを自分自身に見立てた場合における、愛されたい願望の具現化だともいえるので。
で、私にはそういう願望は皆無――とまでは言わないけど、無いに等しいんですよね。
愛されたい願望より、愛したい願望があるのかもしれない。
そういう意味では、義月小説の受けは、理想型?です。
自分を思ってくれない男に惚れて、無神経な行動に傷ついて、身を引く覚悟も捨てられる覚悟もきちんとしていて。
そんな受けは、めちゃくちゃオトコマエで、めちゃくちゃ切ない。私もかくありたいと思えるオトコマエさなのだ。
そんなオトコマエ受けの唯一の欠点が、「男を見る目がないこと」なんだよね。そちらについては、私はかくありたくない。
そういう小説です。
アホバカ攻めとオトコマエ受けのストーリー。
万人にはオススメできませんが、攻めに苛立ちたい方がいましたら、是非ぜひお試しくださいませ。(あんまりいないっぽいけどw)