threesome スリーサム

threesome

threesome スリーサム
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神74
  • 萌×233
  • 萌11
  • 中立10
  • しゅみじゃない5

--

レビュー数
20
得点
545
評価数
133
平均
4.2 / 5
神率
55.6%
著者
榎田尤利 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
円陣闇丸 
媒体
小説
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイノベルズ
発売日
価格
¥1,400(税抜)  
ISBN
9784799724989

あらすじ

組長の良典は女の子と自分大好きな男だが、ニヒルな弁護士の財津とマッチョな組の下っ端の菊池に何故か尻を狙われ続けている。適度に2人に体を与えながら、3人の関係は続いていたが……!?

大人気エロティック短篇集「erotica」内の続編がついに登場!
四六判

表題作threesome スリーサム

顧問弁護士
辻堂組 組長,31歳

同時収録作品threesomeスリーサム

辻の舎弟,財津の甥,20歳
辻堂組 組長,31歳

その他の収録作品

  • afterword

レビュー投稿数20

泣いてしまった

短編から始まった作品とは知らず、こちらのみを読んでしまった
悪いお仕事について勉強になった
気をつけなきゃな
お仕事関係の大きな山場が終わったところで(やめてよ?ちょっと、それはやめて欲しい)て展開になって、結果泣いてしまった
泣いたよ
辻もキツかったね しんどかった
3人の絡みに関しては、そうなの?その子とそんなんしても変わらない関係でいられるの?って思っちゃうけれど、もう半年もそうならまぁ良いんですかね?
ずっと3人ってんじゃなきゃ何かが起こるってことになっちゃうから、ずっと3人で良いのか??
女とももう遊ばないんだろうか???

0

大勢に愛され過ぎるのも罪深い

エロティカとスリーサムどちらも買って満足して積んでましたが、文庫版発売を機に読みました。

エロティカの短編、10×3の続編。
ちるちるさんの作品インタビューによると編集者さんが、榎田尤利先生を口説き落としてこのお話が生まれたらしい。担当編集者さん、グッジョブです!ありがとうございました。こんな素敵な作品が読めたのは編集者さんと生み出してくださった榎田尤利先生のおかげです。

やはり、榎田作品は素晴らしい。
人間の描き方が秀逸。
単なる3Pでエロエロしてる話じゃないんですよ。
闇社会に巻き込まれてしまったお人好しの青年と出会ってしまった事からややこしい事になり、果てはなんとも言えない事態になっていきます。

まさかでしたが泣いてしまいました。
ヤクザの組長である辻さんは、モテモテで女遊びも派手で親分の愛娘に手を出して修羅場迎えた事もある魅力的なオトコなのですが、女だけでなくオトコにも惚れられちゃうんだな。
全てのトラブルは辻さんが愛され過ぎる事、それによって嫉妬が生まれてしまう。
性愛の意味でも情愛の意味でも。
作中で出てきたサザンオールスターズの[いとしのエリー]の歌詞についてつい検索しちゃったらさらに泣けてきたよ。超有名曲だけど、割と歌詞聴き流してしまってたから改めて読んでみると話の流れと相まって泣けた。

作品の大きな流れで泣かされ、プレイシーンは昂まるエロス!最高です。

3人のバランスもとてもよい。
顧問弁護士・舎弟(この2人は、叔父と甥の関係)とヤクザの組長の攻め2受け1
舎弟の菊池が若くてちょいおバカな犬みたいなのに巨根ってのが面白い。大き過ぎて尻が壊れそうだからってずっとお預け喰らってる不憫な子。大きけりゃいいってもんでも無いんだな〜。でも今回菊池に辻さんからご褒美が。

弁護士の財津は、メガネのインテリで卒無くスマートかつSっ気たっぷりにプレイをリード。
もう、色っぽいシーンの3人堪りません。

今回、ティアドロップ型のコックリングが出てきます。どんなの?ってこちらも思わず検索して納得。雫型の丸い部分を球と竿の根元に装着して尖ってる方が後ろ側になるようにすると会陰部が圧迫されるというシロモノ。BLで初めて出会いましたよ!
シルバーでスタイリッシュ。実際に装着してる姿見てみたいな。

辻さんが2人に責められて快楽に翻弄されてる姿が割と長丁場で描かれているので読み応えありです。
快楽主義ゆえ異性愛者なのに、3人での関係を続けてる辻さん。時折、冷静にこんなところをしゃぶってるなんて以前なら考えられないなって思いながら夢中になってるのがいい。

愛を気安く受け入れられない辻さんをいつまでも2人で癒して愛してあげて欲しいな。

1

恥ずかしながら…

threesomeという言葉を知らずに手に取りました(苦笑)
Google先生に聞いてそういうことか〜って。

で、予め?eroticaは読んでたので、彼らの立ち位置はわかっていたんですが、、、
あの短編から長編につなげる、榎田尤利さんの力量を見せつけられた感じ。

あとがきにもありましたが、この辻という人物、暴力団の組長でありながら、暴力をコントロールする。彼の可愛さが、獰猛さが、優しさが、、、魅せられました。
お話自体はネタバレしない方が良い感じなのであまり触れないですが、この三人の関係が昇華されて描かれているような、そんな気がしました。
弁護士の財津とバカな舎弟の菊池、彼らを相手にする辻。なんてバランスなんでしょうね。辻を取り巻く周囲の人間との関係がさらに三人の関係を浮き彫りにするような。
ただ、、、小説だから良いのでしょうね。現実に側にいたらイヤかも。
あと、円陣闇丸さんのイラストがまた、良いんです。辻がもう、男前で、カッコいい。目の保養!

エロに関してはこれでもか!というくらいにエロい(笑)榎田尤利さんってこんなエロを書く人だったのか?!と思ったくらいです。「永遠の昨日」「犬ほど素敵な商売はない」に続いてコレもKADOKAWAから出るそうですが、その二作とはまた違った味わいのお話ですね。だんだんエロくなる?(笑)
書き下ろしが入ってたらまた読みたくなるなぁ。

1

好きという感情に拘らないところも好き

 萌2に近い萌評価です。 辻堂組というヤクザ組織を舞台に繰り広げられる壮大な痴話という感じで、裏社会ものらしく抗争などで殺伐としていない雰囲気が新鮮でした。縄張り争い、跡目争いは抜きにして、純粋に色事を楽しんでいるヤクザ達を拝みたい、という気分の方にはぴったりだと思います。

 メインの攻めである財津と菊池以外にも、側近の櫛田や街で下心から助けた少年・レンに至るまで、悉く辻という男に惹かれてしまうのですが、その説得力に関しては少し描写が足りなかったかなと。組や辻に深く或いは長く関わってきた財津や櫛田は分かるのですが、菊池やレンの崇拝ぶりには少しBLファンタジー感があったように思います。ただ、濡れ場の描写はさすがで、口調は最後までヤクザのトップとしての傲岸さを保ちながらも、被虐的な行為に酔い痴れる辻のギャップに魅了されました。

1

濡れ場が素晴らしい

全ての濡れ場が3Pなのですが、どれも素晴らしいです。3Pだからこそできることを練りに練られているのでは、と思うほど官能的な描写でした。

3Pの大きな目的は攻めの竿が1本から2本になることですが、この小説はそれだけではありません。
1本増えた竿に重点を置いたプレイではなく、2つ増えた手、1つ増えた口・舌そして言葉を大いに活用したプレイです。まさしく"攻め"を1つ増やした3P内容でした。

描写の仕方も、何をしているか/されているかを細かく客観的に描き、読者に現場の想像を緻密なものにさせてくれます。
そして攻め2人により、受けがどのように高ぶっていくかを抽象的でありながら、受けが感じていることを鮮明にイメージさせる素晴らしいものでした。

物語が進むにつれて、受けの体が攻め2人によってどんどん変化させらていくところも胸を熱く滾らせます。

エロを題材にした『erotica』から続く3人の淫らな関係を、満足いくまで堪能できました。3Pだからこそ描ける淫蕩さを是非。

2

サラッと

短編集で読んだ後、楽しみにしていました
皆さんの感想にもありましたが大きい事件よりも3人でのラブラブシーンが多い印象です

エチシーンがエロくて良かった〜

受けの辻さん、エロエロしいのに侠気あってモテるのわかるわーってなりました

攻めですが私は基本的に大人の攻めが好きなので短編の時は敬語攻めのこちらが好みでした
反してもう1人の攻めはワンコ攻め、こちらはあまり普段から惹かれないので今回もそんな感じで読み進めてたのですが……

意外なことに、ワンコ攻めの方が良かった
こっちの攻めの方が大人なんですよね
だって我慢してる、肝心なことは待て、してます

健気な攻めって感じ

もう1人の敬語攻め、こちらは何というか大人なくせに受けに対して狭量www

いや、通常のケースならいいんですけど3人ならねぇ……

大人の余裕が欲しいもんです、嫉妬しすぎ
しかも、いつも最後までしてるのは自分の方なのに初めてのワンコ攻めのターンに邪魔しないでよって思いました

余裕ないのはいけませんよーwww

全体的に面白かったですが、全体的にいつもより軽め

サラッと読めて面白かったです

2

愛なんていやになる…辻良典という男

「erotica」未読で、先にこちらを読んでしまいました。
榎田尤利さん作品を久々に読んだのですが、榎田さんってこんな作風だったっけ…?というのが第一印象。
ヤクザの世界が舞台であるという事を抜きとしても、甘さを排して、暴力描写なども淡々と、エロ描写すらかなり客観的に書かれているように感じました。
主人公はヤクザの幹部・辻。
舎弟でイヌの菊池。
上部団体和鴻連合会の顧問弁護士・財津。 (菊池は財津の甥)
辻が和鴻の会長の娘と肉体関係を持っている事を掴んだ財津が、辻に菊池との3Pを持ちかけた…
そんな3人の関係と、振り込め詐欺グループとの敵対関係が二本柱で語られる展開なのですが、まず3Pの方、若い菊池がクールな辻に心酔して、何もかも捧げ、何を命令されても従う、そして辻を愛するのはわかるとして、財津の馴れ初め的なものは全く描かれてません。
財津の執着、なぜ菊池も入れて楽しむのか、その辺がバッサリ省略されています。
ただ、ベッドでの主導権を持ちながら、心では辻に奉仕しているような感覚でしょうか。
とにかくこの辻という男。
彼の生い立ちやヤクザになった過程など、これも省略されていますが、周囲の人間を魅惑する人物のようで、今までは多くの女性たち、今は財津と菊池、そして振り込め詐欺グループの下っ端レン、かつての兄貴分で今は片腕の櫛田、みんな辻に酔っている。
振り込め詐欺グループとの対決で関連した人物の真相、彼がどんな風に辻に絡め取られていたのか、なぜ急いだのかが明かされた時は、驚きとともに一種の悲哀も。
それなのにそんなに愛をぶつけられている辻は、どうやら何も求めていない様子。
愛してる?勝手にどうぞ。
気が向けば愛されてやるよ。
それが辻という男。
カバー下の円陣闇丸さんの素描風イラストはとっても素敵。必見。

1

イラストにも泣ける

どうしようもなさに泣けました
登場人物ほとんどが悪い人では無いので安心して読めますが、それだけにそれぞれの孤独や情の救われなさが淋しいです
ただ、主役3人のバカっぷり全開のセックスに救いを感じます
やっぱり愛だよ

2

three someに抵抗がある人もぜひ

three someものってなんかただの遊びとか誰かが嫌な思いをしそうで特に趣味じゃないんですが、この作品に出てくる3人のthree someには愛や尊重があり、読んでいて全く嫌な気分になりませんでした。

3

孤独の中で生きてきた男たち

組長(辻)と弁護士(財津)と舎弟で財津の甥(菊池)の3人だけの秘密の関係。
決められたルールの中で乱れる3人がエロかっこいいです。(紳士的で大人な3Pって感じでしょうか)

しかも主導権を握っている財津もお馬鹿な菊池も辻のことを大事に大事に扱っていて愛情たっぷり。
二人が「いかに辻を楽しませるか」を裏で相談している姿を想像するとにやけてきます。
本当に最高の3人です。

個人的にはお馬鹿で真直ぐな菊池が可愛くて癒されました。
リンゴでウサギは作れてもタヌキは難しいよね~(^^)

事件の方も面白かったです。
レン君は切なかったけど、孤独の中で生きてきた辻の素の顔がみれた気がしました。
そして絵もすごく綺麗でしびれました!

7

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