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otonarisan wa kahogo na prince
ハーフで長身美形な先輩が、好きなコを守って甘やかして溺愛してる、若月さんお得意のお話になってます。『愛しの従兄弟は~』の七生もちょっとだけ登場します。
大学生になった玲史の隣りに引っ越してきたのは、同じ大学に通う1年先輩の龍一です。
龍一は、日米のハーフで長身美形で強くて男らしくて、大学でもモテモテです。でも、家事能力は低くて。
そのため、隣りのよしみで家事能力抜群な玲史が料理を教えることになります。そのお返しは、ちょっと人と付き合うのが怖い玲史に、大学のことをアドバイスすることで。
実は玲史は、高校の時に人気者の同級生から繰り返し性的な接触をされたことで怖くなって、高校をやめてしまって久しぶりの学校だったのです。
料理を教えて、家族ぐるみの付き合いをしている内に仲良くなる二人。
玲史の大学生活も、龍一の後輩たちを紹介してもらって仲良くなったり、龍一が所属する剣道部のマネージャーをやったり、充実していきます。
でも、龍一のファンのコ達にはやっかまれて…。ネットの掲示板に酷い噂を書かれたり、エッチな合成写真を貼り出されたり。
高校の時のことを思い出して、怖くなる玲史です。
でも、どんな時でも龍一が助けてくれます。身体を張って守ってくれるのはもちろん、怖がってる時は膝の上に抱っこして頬にキスしてあやしてくれます。
おまけに、龍一や玲史たちが法学部にいるので、ロッカーへの嫌がらせとかストーカーとかを法律に照らし合わせて学校に訴えます。
そんな中で起こった玲史のレイプ未遂事件。
犯人は最初から分かっちゃうけど、ナイトのような龍一がやっぱりカッコイイです。
意外だったのは、自分から告白した玲史です。後悔したくないと、意外な行動性に驚きます。
実は、龍一は初めて見た時から、玲史を気に入っていて。玲史を怖がらさないように周りから固めていった腹黒なところや、玲史を思いっきり甘やかすところが好きです。
王子様な攻めと甘いお話を読みたい時にはぴったりな1冊だと思います。
「愛しの従兄弟は漫画家様」の受け様が今回ちょこっと出てこられます。
今回の受け様と同じ街に住んでいる設定で買物友達的な顔見知りさんです。
疲れがたまっております自分にとっては溺愛は糖分と同じ!
疲れた時に欲しくなるし癒されたい!!!
ということで(;´∀`) 癒されました
受け様のお隣に引っ越してきた攻め様
攻め様は初めての一人暮らしで、受け様から家事のノウハウを聞き
受け様は同じ大学同じ学部の先輩の攻め様に、大学の事を教えてもらうことになります
平凡ながらも楽しく大学生活を送るはずだった受け様に
怪しい影が!!!というところで攻め様との距離が縮まって・・・という感じです
とにかく攻め様・・・過保護です!
受け様が「弟扱い」されてると悩んでいますが
いえ!それは!攻め様が受け様の事が好きだからだよ!!!と
突っ込みたくなるほどですwwww
「愛しの従兄弟は漫画家様」から続くシリーズ3作目。
とはいえ、今回の受け様が「愛しの従兄弟~」の受け様七生と同じ大学の同級生で、おさんどん仲間として情報交換する仲として話に出てくるくらいで、七生自身は一回すれ違うくらいですので未読でも全然大丈夫です。
全体的に会話が多く、台本を読んでいるみたいなところが多くあり、読みやすいと思います。
野間玲史(受け)は高校で不登校になり、大検を取って大学合格を果たしました。
入学式を間近に控えたある日、隣に同じ大学の先輩が引っ越して来ます。
独り暮らしが初めてで炊飯器の使い方しか知らないという佐木龍一(攻め)に、家族の食事を一手に引き受けている玲史は料理の手ほどきをすることになります。
代わりに、偶然にも同じ法学部でもある龍一は大学生活のサポートを約束します。
剣道部に所属している龍一から紹介された内田・丸川と仲良くなった玲史は、誘われてクラブ見学に行き、そのままマネージャーになります。人気のある龍一に可愛がられていることで女子からのやっかみも受けますが、概ね順調な大学生活を送り始めます。
そうして2ヶ月程たった頃、突然嫌がらせが始まります。龍一のお気に入りということで受けていた女子からの嫌がらせが収まった頃なので何故今頃と疑問に思っている間にエスカレートしていきます。
玲史は高校入学直後の入院で友人作りに出遅れてしまっていたところを、クラスの中心人物に目をつけられセクハラを受け、襲われて不登校になってしまった過去があります。両親共医者で忙しくしているのもあり、不登校になった負い目も手伝って家事を引き受けるようになったので家事全般得意です。三年ぶりの学生生活に不安を覚えながらも今度は絶対に逃げないと決意を新たに大学に入学するのです。
龍一は剣道部でも一番の遣い手で人望もあり、その上ハーフの美形、女性に大人気です。いつも追い掛け回されているため女性嫌いになりつつあります。
そんな龍一は、料理の先生として皆に玲史を紹介し特別扱いすることで女性からの妬みはありますが、龍一の関係者からも良くしてもらい、玲史は最強の協力者を得た形になります。
この嫌がらせが物語にずっと絡んできていて、地味にストレスが溜まるのですが、
犯人が誰なのか目的は何なのかわからないまま話は進んでいきます。
途中、過去のトラウマが再燃する嫌がらせがあったり、トラウマの原因の同級生が登場したりで玲史は怯えます。
が、玲史は友人にも恵まれました。内田・丸川はいつも玲史の近くにいて陰に日向に玲史のフォローをしてくれます。法学部で法律を勉強ているだけあって、警察に行く時の証拠写真など玲史が呆然としている間にチャチャッとやってしまうし、何度も事務局の世話になるため事務局の人が嫌な顔をするのも、警察に行かせてくれず、大した対処もしてくれないくせにと食ってかかってくれたり、当人が言えないことを代わりに言ってくれて本当にいい友人でした。
嫌がらせがひどくなっていき、ストーカー化していっても、家からは龍一が常に一緒に行動してくれ、不安になった時は抱きしめてもらい、大学では内田・丸川が常に守っても
らいながら学校生活は進んで行きます。
そうやって甘やかされているうちに、玲史は龍一への気持ちが恋愛のそれに変わっていることに気が付きます。龍一に甘やかされるたび期待してもいいのかそれとも弟に対するような気持ちなのかとぐるぐるしてしまいます。
龍一の気持ちを推し量ってはぐるぐるしているうちに、ストーカーたちのあまりにも愚かな行為により終幕します。
玲史のストーキングされる大変さとともに、女性が苦手になるというくらい追い回される龍一の苦悩が書かれおり呆れるくらいです。世の中そんなに肉食女子は多いのでしょうか。
それにしても、完全に窃盗事件なのに警察に介入されたくないとうやむやにしたり、嫌がらせもエスカレートしているのになんの対処もしてくれない事なかれ主義の大学側の態度はどうも腑に落ちないです。大きな事件に発展したとき、大学としてのダメージが大きいのはどちらの方かくらいはわかりそうなものなのに。
法学部で専門家が揃っている学部なのに、なんでそんな対応なの非常に疑問でした。
最終的に犯人たちは捕まり、玲史の希望を汲んだ形で終了しますが、これには納得できかねてもやもやしました。あれを遊びと称する(一人を除いて)奴らの気が知れない。人ひとりの人生を左右するかもしれないのに。
もし龍一が間に合わなかった場合のことを考えたら、社会的に抹殺するくらいしてもバチは当たらないと思うのですが。
とは言え、嫌がらせの件で玲史は後悔しないよう覚悟を決めることができたのは良かったと思いました。ストーカーのことはきっぱりさっぱり記憶から抹消することに対して、同じ玲史を想う者として多少の同情をしている龍一に「かわいそうなのは、ボクのほうです」「とてもともても迷惑でした」と言い切る玲史は強くなったなと思いました。少しだけ溜飲が下がりました。
ただ、最初から龍一は甘やかしまくりで甘々なのですが、両想いになってからが短すぎです。読み終わった後、これで終わり?と思っ
てしまいました。
中盤、嫌がらせを受ける以外は授業を受けたり、遊びに行ったり、クラブに出たり、合宿したりと様々な行動がありますが、中だるみした感がありました。
特に話には関係のない雑談が多かったり、七日間ある合宿の内容が細かく書かれていたり、こういうストーリーに直接関係のない話も楽しいのですが、もう少し削って、ストーカーたちがどんな報復を受けたのかとかその後をもう少し読みたかったです。