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ousama to koufuku no aoi tori
泣きました…。ハンカチを用意してなかったので頬がべしょべしょです。
六青先生のお話なので、それはもう受けは健気で不遇な出自で…つらい目に合うんだろうなぁ…と心構えをしてから拝読しました。予想以上でした。主人公の過去が凄惨すぎる…冒頭からひどい目にあってる様子でヒィィと思ってたのですが、後からわかる事実にうわーっとなりました。
健気すぎる主人公、ひどい目にあってきたからこれからはしあわせにーーーなんていきません。更にひどいことは続き、残りページ数を見ながら「大丈夫!?ハ、ハピエンですか!?残りページが!少ないんですが!!」と、バッドエンドorメリバだったら号泣しちゃいそう…!とハピエンを願いながら読み終えました。
よかった…!!!
主人公がラストで倒れちゃったあと、希望を残した状態(森の煙)で王様視点に変わったので「これはー!」と思いましたがいい意味で予想が裏切られました。こうきたか!つらい!と更に涙が溢れ…いやほんと間に合って良かったです。
王様はこれから先、一生かけて主人公をぐっちゃぐちゃに甘えさせ構いまくって幸せにしていただかねばなりません。ラストでしれっとした顔で立ってる側近の騎士、おまえが主人公にした仕打ち、忘れてないからな。(仕方ないことですが)罰としてらっぶらぶあっまあっまな2人を護衛しながらしょっぱい顔をしててください。
面白かったです!!!
健気で生まれたての雛みたいに無垢なイリリアが幸せになって良かった。
イリリアが世間知らずなのも仕方ないんだろうってのもわかります。何年地下牢にいたかわからない程だから、そこそこ年単位で人と関わって無い訳だし。
辛い、怖い、悲しいから救ってくれた王様に全てを捧げることも理解できます。
しかし、誰なの刺客は?どの勢力?捕まえないの?死人に口なしだから?
そして、イリリアかなりの深手を負ってますけど、間に合った。ビックリ!都合良すぎませんかね?
王様の周りの人も、ちっとも申し訳なさそうじゃなくて嫌だわ。少しは後悔しない?
人を見る目ぐらい装備してあげて〜って思っちゃった。
それらが気になって気になって、イリリア以外の名前も忘れてしまったの。
BL版御伽噺。
多神教の野心家神官が、一神教の異教徒弾圧を政治的に行い、イリリスと母は投獄される。投獄中に食料を絶たれて、母はイリリスの身代わりになって殺されて食われてしまっていた。そのショックで白髪になったイリリス。
恩赦があり、地下牢から解放された後
・・両親と弟を殺された王の神子になり、色々なむごたらしい暗殺事件を経て、王の代り身になる呪は、他言すると効力を失うので、イリリスは誤解を受けて追放されてしまう。
王の代わりに怪我を負い死の間際にやっと王と再会をする・・といった物語。
母の死を観てからイリリスは記憶を喪失していたので、知恵遅れのような状態。だから不幸に耐えることが出来たのだと思う。
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メモ 同人誌 インカローズ〈サークル〉
★続篇/同人誌 王様の大切な青い小鳥
・・販売終了
★続篇/同人誌 寝ても覚めても(2018.9.25 UP)
https://bit.ly/3kxuDdm
2019/03/03 無料 著者ブログに掲載中
俺様攻×アホの子ショタ…六青みつみ先生の天才的な筆で描かれた至高のファンタジー作品です。
糖度、エロ度ともに抑えめですが、俺様攻(ヘタレ要素有)×ピュアショタ(アホの子、健気)萌えが凝縮されてます。
物語序盤、受イリリアは泣きながら必死に攻レグリウスにしがみつくのですが、冷淡なレグリウスは内心迷惑──この時点でショタ受好きとっては涎垂ものの展開。
なりゆきでみすぼらしい子犬拾っちゃったけど、暑苦しいくらいなつかれて迷惑。利用価値があるから表面上は優しくしてやる…って感じのレグリウスの俺様腹黒ぶりに悶絶。
王様と神子の儀式のために、レグリウスはイリリアを衆人環視の中抱くのですが、それもまた良い。
床上手で鬼畜なレグリウスに翻弄されるいたいけなイリリア──ショタ受好きの血が滾ります。
純粋でアホの子な受イリリアも魅力的。
窮地を救ってくれた王様レグリウスを一心に慕うイリリアは、王様のためなら自分の命をも捧げる覚悟。
王様の優しさは偽りだと知っても、王様の命を救うために身代わりとなって自身を犠牲にします。
イリリアの献身にレグリウスは気づかず、すれ違う二人…けれど、その誤解を解き絆を取り持つのが、王様がイリリアにプレゼントした青い鳥です。
金盞花や金鳳花が咲く神子の庭の情景描写も、物語の美しさを引き立てます。
デフォルトが「予は王である!」な不遜俺様攻のレグリウスですが、イリリアに惹かれていくにつれ弱気になったり困惑したり。
過去のトラウマのせいで、イリリアを信じきれず窮地に追いやってしまうという、ヘタレ攻に初めて萌えを感じました。
困難を経て、最終的に結ばれた二人のラストのえっちシーンは涙なしには読めません。
よかったね、イリリア。よかったね、王様。
二人の末長い幸せを願いながら本を閉じることになるのは、言うまでもありません。
受はあいかわらずひどい目にあわされておりますが
穢れを知らないピュアさに思わずキュンとしてしまう。
どんなにひどい目にあおうとも、ただただ。
地下牢にずっと閉じ込められていた受
そこではひどい目にあわされた、唯一の肉親である母をも
酷い形で失った。
そんな日々から救ってくれたのが攻だった。
特別な力を持ったものたちが集められる式典。
そこで再会した二人。
攻からすれば「利用できるていのいいコマ」だった受。
優しくささやく言葉も、快楽を与える行為もすべてが嘘。
利用するために優しくして、利用するために甘やかした。
それが嘘だと知ってしまった受が相変わらず健気でキュンとするのも
そうですが
「俺は絶対にほだされない!好きにならない!」
なんて言っているさなかから、見る間に
落とされていく攻がまた滑稽で面白かったです。
紆余曲折、甘いばかりのお話しではないのですが
最後が幸せそうだから良い。
お幸せに~としか言いようがないよワタシ。
衆人環視+事後を見せるつける行為に興奮した!
というが本題ではあるものの
健気な受に癒されたい。そんなときにはおすすめの一作。
とにかく受けのイリリアが純粋無垢でかわいいのですが、若干年齢以上に幼い印象を受けました。
地下牢で長くひどい目にあっていたにも関わらず、人を恨むことなく生きているイリリアに、はじめは利用価値としてしか見ていなかった王様が徐々に安らぎを感じるようになります。
でも幾度となく命を狙われ裏切られてきた王様は、自身のイリリアに対する感情を認めることができません。
利用価値があるから優しくされていると知ってしまったあとのイリリアがかわいそうでした。
優しさが偽りでさみしいけど、王様を嫌いになれない、偽りで優しくされたくないけど優しくされるとうれしい。
そんな葛藤が切なかったです。
イリリアや王様の言葉を真似する青い鳥もすごくかわいかったです。
切なさもあるけど、読み終わったあとには甘い余韻が残る素敵な作品でした。
冒頭10ページほどで同じ作者さんの「騎士と誓いの花」(2005年) という作品に似ていることに気づき、頑張って最後まで読んだのですが結末までの展開も似ていてあまり面白いと感じませんでした。
今作も、攻は王族(あるいはそれに繋がるような位の高い身分)で偉丈夫な信念の人(大人)、受は出自不明で不遇の過去を持つ、一見すると地味だけど実は美形でとにかく純粋な健気っ子(ショタではないけど子供)――というパターンです。攻が大好きでとにかく懐いて尽くす受と、そんな受に徐々に絆されるものの感情を持て余す攻。そこに主権争いや国同士の諍いや宗派対立なんかが絡んで、やがて二人は引き離されますが、なんやかんやで再会してメデタシメデタシ。そして回収されなかった伏線が山程あるという点も共通しています。現時点では1年半前の作品なので続編の可能性もありますが、「騎士と誓いの花」の続編がないので望み薄かしら…。
私が読んだ順番が悪いのか、六青みつみさんの得意とする世界観なのか、なんだか先が読めてしまいました。そして今作でも、急にインサートされるセックスシーンに私は違和感を覚えました。この手のファンタジーには要らないんじゃないかなぁ。
また、レグリウスとイリリアがお互いに強烈に惹かれ合う理由も最後までピンと来ず、しかも読み終わってから、そういえばレグリウスの世継ぎはどうするんだ的な話は一切出てこなかったな…と気づいて苦笑いしました。伏線の件もそうですが、六青みつみさんの書くファンタジー=ちょっとツメが甘い、という印象になりました。
色々書きましたが、逆に言えば「騎士と誓いの花」が超好み!という方には是非オススメしたい作品です。健気受がお好きな方も是非。
今頃評価してすいません。
ただあんまりにも好きで(ファンタジー、けなげ受け大好き)
ど真ん中ストライクな作品でしたため、レビューしてしまいました。
年上忠実守り人的ないぶし銀と、小鳥が出てきます。
それがまたいい仕事してまして。
小鳥(初代)のシーンでは涙なくしては読めませんでした。
先生の安定した文章で、とっても読みやすかったです。
ただ後日談、もう少しほしかった。。。
何回も読み返してます。
イラストもまた素敵!
表紙が最高によすぎて、中のが少しショタちっくなのですが
それはそれでまた可愛い~
蛇もって嬉しそうにかけてくるシーンのイラストがあるのですが
可愛すぎて ふにゃん となってしまいます。
六青先生の他の作品もこれからもう少しあさります。。。
健気受けが好きだという訳ではないのですが、またまた六青みつみさんの書かれる健気な主人公に私の涙腺が緩みっ放しになってしまいました。
始めのうちは、イリリア(受)のあまりにも頭の緩い子供子供した様子が話を盛り下げて入り込めなかったのですが、
自分の命を助けてくれた王様の為だけに、自分の存在がただの利用価値がある為の演技による優しさだとしても
一途に自分の命に代えてレグリウス(攻)を守ろうとするイリリアが健気で…
イリリアの過去も壮絶で、一夜にして髪が真っ白になるほどの体験もしていたりと、これでもかと不幸を背負っているのですが、心根は無垢で純粋で一途。
レグリウスも無意識のうちにイリリアに気を許していきます。
そこから一気にめでたしといかないのが六青さんですね(笑)
二人が仲良くなって、今迄レグリウスに忠義を誓っていた人物が嫉妬めいたものからイリリアに対して不信感から、何かおかしな呪術をレグリウスにかけて誑かしていると言いだして…
とイリリアには辛い展開になって行きます。
でも、どんな状況になっても尚、健気にレグリウスの為にと考えています。
レグリウスが自分に起こった出来事によりイリリアに対する誤解が解けるのですが、出来たらここからの話をもっとじっくり読みたかったです。
不幸話が長くなり最後が駆け足すぎて、イリリアの呪術ではない不思議な力の事や、あれだけ対立していた神官達との対立の結末が今一つ不完全燃焼で、まだまだ問題が山積している筈なのにあっさりと書かれているだけではやっぱり物足りないかなぁ。
その後の二人のラブも、イリリアの天然と、レグリウスの愛情のいまいちかみ合ってない具合も色々と面白そうなのに、本当に短くしか書かれてなく、その点が本当に残念です。
もっと読みたかった!と強く思われた物語でした。
六青みつみさんらしい王道なお話です。
生い立ちから人を信じない王様(レグリウス)と偽神子に仕立てられた少年の物語です。
非情な環境で非道な目に合う健気な受けが更なる不幸にもめげず最後は誤解が解けてハッピーエンドになる…という展開を信じて不憫な受けに涙しながら応援したくなるお話は大好きです。
話の展開は定番でその点を好きになれない読者もいるかもしれませんが、骨格は似ていても異なった世界観で新たなストーリーで楽しめる作家さんの作品は大好きです。
レグリウスとイリリアの親の最期やその後がとても残酷で悲惨なので衝撃的でした。
ラブラブな王さまと神子としてハッピーエンドで終わりましたが、イリリアの知識や不思議な力も使い切っていませんし、前国王夫妻殺害事件の真相や政治や経済の立て直しなど気になることが多いです。
神殿の反撃なんかもありそうですし。
レグリウスがイリリアに優しくするのは、利用価値のある神子を懐柔するためだという話を偶然聞いてしまったイリリアの哀しみや喪失感が伝わってきて胸がしめつけられました。
人を信じて痛い目にあい過ぎたレグリウスが、イリリアの裏切り(濡れ衣ですが)が発覚したとき、そんなことはないと思いながらも信じきれなかったのは悲しかったです。
また、近侍のハルシャーニは同じ六青さんの作品で『ruin』のカレスを思い出しました。
ハルシャーニは心から王のことを慕い命を賭けてもその身を守りたいと考えていたのは確かなのですが、人を信じない王が無条件で受け入れたように見えたイリリアのことを妬み排除したいと思う気持ちからイリリアを攻撃してしまったのは嫉妬ですね。
イリリア排除ありきで集めた物証と偽証でイリリアを追いつめてしまったことが王への裏切りだと知ったとき罪悪感から職を辞したハルシャーニのその後の後悔と行く末が気になります。
側近のベルガーもいろいろありそうな人なのでぜひ六靑さんには続編を希望します。
イラストが稚拙で残念でした。
カバー絵はまだましでしたが中のモノクロの挿絵はもう少し丁寧に描いてほしかったです。