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凶愛に捕らわれ、喰い尽くされる
hoshoku
中立寄り。『執愛の楔』に続くアブノーマル系オフィスラブ第二弾。(関連作ではありません。)
攻めの理人が大変素晴らしかった…のだが、受けの圭がイマイチ。理人の狂愛ぶりに相応しくないと感じたんですよね器が。
攻めがイっちゃっていればいるほど、攻めにそこまで執着させる受けの存在感に説得力があって欲しい読者なので、そうじゃないとなかなかラブストーリーとして楽しめなくて…。小綺麗な平凡受け設定なら特に。
本作の主人公・水上圭(受け)は、性的指向が原因で家族とのトラウマ有りのリーマン。いつのまにか職場の年下同僚にロックオンされていて、なぜだか物理的に監禁されて、次第に精神的にも洗脳され愛欲に溺れていくプロセスを描いたストーリーです。
『執愛』に比べると職場での不謹慎な行為は一回だけに留まったものの、後半につれ監禁生活は淫らなものになっていきます。舞台はほぼ密室、そこで見せる理人の隠された欲望がすてきでした。
SM的共依存というコンセプトはムチャ滾るんですが、標的を共依存へ仕向ける手管が酷い。非人道的な手段でご主人様を手を入れる攻めの妄念、SMはMが主導なところもキッチリ押さえられていてたまらないんですけど…。なぜあんなに理人が圭に取り憑かれてしまったのかがよくわからなかったため、萌えにくかったです。
圭のメンタル部分にもっと凄味があった方が好みでした。孤独の痛みに耐えてきたとはいえ覚悟や開き直りが見えにくく、「最終的に理人を上回るくらいの闇堕ち→理人への逆執着」という物語の核心部分が見せ場を失った印象です。そのせいか緊迫感もエロスも薄まってしまったように感じました。
事態のわからなさに読者をも巻き込むタイプのお話としてアリかもしれないけれど、プラスしてミステリアスな雰囲気や、ハラハラしつつのキュン的な要素があったらなーと思いました。
理人はイカれてる攻めキャラとして突出してる方ではないでしょうか。スパダリ一周しちゃってるみたいな、こんな戦慄攻めも描いていらっしゃるということは、今、作者様の頭の中では何周目くらいの攻め像が生まれているのだろう?笑
設定はいいんですよ。肉付け方が自分には合わなかった(・ω・`)
受けが執着されて公認の監禁のような環境下で、なぜか逆転するなんてアブノーマル大好物な私がとびつかな訳が無いです。
久しぶりの外出で、攻めが自分に首輪をつけさせるか、それともローターを仕込まれるのどちらがいいとk。。。によによしました。
でも物語の展開がちょっと気に入らない(・ω・`)
監禁された状況下での第三介入とか、ちょっと美味しいポイント詰め合わせじゃないですか??
でもさ、最後の数ページで、受けが嫉妬させたい試したいからってその第三を利用するだけで、
三角関係といってもこじらせ方が足りなかった気がする。
おせっせの描写はよかった(`・ω・´)!!
正直、プロローグ前の挿絵に書かれている数行のおせっせ文がいちばんニヨニヨした。
ありふれた恋愛ものでなく、監禁、ペット、などのアブノーマルに分類される作品でした。
始まって30ページくらいで主人公の圭はいきなり同じ社の理人に凌辱されそのあと軟禁。会社も自宅作業というていにされ、周りとの交流も断たれ…。あれよあれよといきなり続く展開に最初は何故?どうして?って感じになります。
愛はありますが、異質な作品なので好みが別れそうな気もします。
襲ってきた理人の方が、圭のご主人様になりたいと言うのでなく、その逆で、圭に支配されたい、ご主人様になってほしいといって首輪までつけます。
それが面白いと思うものの、実際は圭を無理に抱くし主導権をもってるのは理人なので、理人が犬だという雰囲気がちょっとわかり辛いと思いました。
あらずじにある「圭が理人を支配し、操る」という描写ってそんなにないような…圭が理人に翻弄されている印象でした。
途中でいきなり介入してくる隣人大地も、かなり唐突だったかも。
こういう狂気愛みたいな作品は好みです。ですが、異常というにはちょっと足りてない…。
他の人に抱かれようとした圭は理人に、「本当の忠犬なら黙って待てるはず」というような事を言いますが、結局理人は止めに入ります。
ほんとに犬になりたいなら主人に何をされても待てるはずだ、という場面だったので、本当の犬だとかご主人様とか支配とか…そういうのはそこまででもないのかなぁとも思いました。
異常愛を描くのならもっと徹底的に貫いて欲しかった!と思いました。
結局普通の純愛と狂った愛とがどっちつかずになってる気がしてちょっと物足りないというか、勿体なかったです。
エロ度はわりと高めです。
絵柄も綺麗で可愛くて合ってたなぁと思います。
レビューを見て購入を決意。
設定やシチュエーションは好きだったので、最初の方は良かったんですが
話が進むにつれ、受けの心情の変化や濡れ場の進み方に違和感があり、最後までそれが拭えませんでした。
久しぶりのヒットでした。攻めは犬として支配されることを望むがドS、ドMにみせつつも犬の要求に応えていく受け、主従とSMが錯綜した不思議な設定。
攻めの不知火は受けの水上に異常な執着を見せるが、なぜか水上(と読者)は嫌だと思わない。ゾッとするような恐ろしさは感じず、ひたすら深い愛情がにじみでている。それが文章から自然に感じられるところが巧いです。
そしてお仕事描写もしっかりあって、執着の手段と関係していて、さらに、不知火の過去とも絡むというよく練られた設定。いや、感心しました。この作者さんの作品をもっと読んでみたいと思いました。
攻め→受けの監禁モノでありながら
攻めは受けに「犬」として飼われ
支配されることを望んでいる。
攻めにより受けの本性が暴かれていく様が
スリリングに描かれた作品です。
気弱なゲイのリーマン・圭(受け)は
同じ会社の有能な後輩・理人(攻め)に
社内で強姦され、その映像をネタに
脅迫・監禁される。
周到に圭を追い込んでいく理人。
プロジェクトマネージャーとして理人をパートナーに指名し、彼に在宅勤務を命じることで、社内公認の形で彼を監禁します。
自らの首に首輪をつけ、
「あなたに支配されたい」
「あなたの犬になりたい」
と圭を求める理人は、MでもありSでもある、倒錯した性癖の人物です。
動物の死体を捕食するモルフォチョウの美しさに魅入られるも、チョウにピンを刺せば死んでしまうことに物足りなさを覚える。
圭との「犬の散歩」をを望みつつも、
彼につけたローターを人前で作動させたり
「追いかけっこ」と称して彼を逃がしてみたり
やっていることは鬼畜。
しかし、圭に首を絞められ興奮する姿からは
非常に強い被虐心も垣間見えます。
そんな彼の狂気に付き合わされるうち
圭の内に秘めた嗜虐心が露になっていく。
その嗜虐心は、圭が隣人に襲われたところに
駆けつけた理人のひどく取り乱した顔を見たとき
ついに開花します。
隣人とは合意の上の行為だったと嘘をつき
彼を傷つけることに快感を覚える。
彼のお仕置きを受け入れる圭もまた、
SとMの性癖を併せ持つ人物だと思います。
圭の覚醒が思ったほど劇的でなかったのが残念
(首輪や↑の嘘以外は
理人にガンガン攻められてばかり)ですが
展開に非常に勢いがあり、
ダークな雰囲気ながらラストには甘さもある
バランスの良い作品でした。
萌×2寄りです。