恋人は魔性系

koibito wa mashoukei

恋人は魔性系
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神5
  • 萌×215
  • 萌12
  • 中立0
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
7
得点
121
評価数
36
平均
3.5 / 5
神率
13.9%
著者
川琴ゆい華 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
桜城やや 
媒体
小説
出版社
KADOKAWA
レーベル
角川ルビー文庫
発売日
価格
¥580(税抜)  
ISBN
9784041024461

あらすじ

なぜか同性にばかり好かれるせいで未だ童貞の新米編集者のキヨイが配属された部署は、豪傑編集長・高虎の居るアダルト誌編集部! ? しかも歓迎会で酔いつぶれたキヨイは無意識に高虎を煽って貞操の危機に陥って…。

表題作恋人は魔性系

33歳,アダルト雑誌編集長
25歳,編集者

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数7

楽しく読めた一冊

犬のマウント行動をこんなに面白く文章にできる川琴先生はすごい!
私も道路歩いているだけなのに通りすがりの犬が盛ってきたことがあったんですけど、『あれがBLにつながるのかー』とその想像力に星5つです。
内容はネタバレしない程度には、オフィスラブ。異動先の上司が相手で、主人公の無自覚な魔性エロに振りまわされても肉食系を匂わせるくせに理性を失わない、なかなかの男前。最後まで我慢しちゃって。もっと早くに押し倒しちゃっても良かったんじゃ?と思います。
サブキャラの義兄の詠や同僚の阿久津も主人公に襲いかかったらいいのに。もっと派手な展開を想像しながら読んだので、あんまり動かないサブキャラがちょっと残念なところ。
あれ以上話膨らませたら着地点が遠くなるのかな?1冊で終わらなくなるのかな?しょうがないのかな?と、いろんなもやもやが溜まるということはこの作品を気に入ったんだと思います。
全プレの小冊子に期待します。

3

肉食系上司と無自覚魔性系部下の恋

とにかく可愛かった。
犬にもマウントされちゃう無自覚魔性系のキヨイ。恋にもエロにも奥手で、そんな彼が心機一転グラビア雑誌で頑張る姿は応援したくなる。そんなキヨイの新しい上司が肉食系の高虎。キヨイの頑張りを認めつつ、魔性にやられていく姿に共感。
まさかの兄が恋のライバル!?説が浮上して高虎への恋を自覚するキヨイ、相手が信頼してる兄で魅力的なのを理解してるからこそもやもやしてるのはしんどかった。
ストーカーは怖かったけど、雨降って地固まる。想いが繋がって良かった。
高虎がデリカシーなさそうな感じだけど、仕事できるし思い遣りもある人でかっこいい。2人のラブシーンも可愛くてエロくて最高。
めちゃくちゃ楽しかった。

0

後日談が収録されていたら完璧

ルビーさんの川琴さんの作品は、個人的にあまり合いません。
イラストは今回も桜城ややさんですが、桜城さんの描かれる攻めの薄い肩もあまり…ファンの方すみません(汗
そんなこともあり、予約購入したもののなかなか読めずにおりました。

*********************
受けのキヨイは人間は勿論、犬猫相手にも万年フェロモンダダ漏れな25歳。
出版社勤務で、この度エッチ系雑誌『アスタリスク』へと異動。

攻めは社内で豪傑エロ魔人と呼ばれる、『アスタリスク』編集長の高虎、33歳。
ワイルドでありながら気遣いもできるモテ男ですが、実はゲイ。
*********************

性体験は一回きり。
しかも女子に奪われた形だったので、ほぼ童貞。
そんなキヨイですが前部署での男ホイホイのトラブルで、飛ばされるように異動させられたのはエロ雑誌編集部。
もう、キヨイはキョドってて可愛いです。
淫語に赤くなったり青くなったりしながらも、一所懸命仕事をしている様子もかなり好印象でした。
今時小学生だってもっとマセてますよね。

そして、攻めの高虎もね!
すんごい好みです。
色気ムンムンの大人の男って最高です!
こういう攻めキャラは苦手な方は少ないのではないでしょうかね。
高虎がエッチ系雑誌に異動してくるまでの過去とかも絡んでくるのか?と思いきや、そんなものはなかった(本が薄いから無理だね…)ですけどね(苦笑
まあ、キヨイのホイホイキャラだけで充分楽しめましたよー。

川琴さんのルビー作品の既刊二冊はキツめの受けで、個人的にあまり好みではありませんでした。
川琴さんの書かれる、中身も外見も可愛げのある受けが好きなものですから。
ルビーさんだしなあとなかなか読み出さなかったのは、ちょっともったいなかったです。
ただ、もう少しページ数のボリュームが欲しいです。
なんであんなに薄いのかなあ…
くっつくのがかなり後半(えっちも川琴さんにしては少ない)なので、ふたりのラブラブ日常などが番外編で入っていれば大満足だったのですが。
なんですかね、ルビーさんはこういう傾向を良しとしているのかしら。
読者消化不良を。かなりSな編集部なのか…

5

面倒見の良い肉食獣×子リス

受け様は小動物な子リスちゃん。お目々うるうるで、大変色気があるのですが本人は無自覚。ピュアっこです。
無自覚にセクハラや痴漢トラブルを招いてしまうことや、トラブルに巻き込まれてしまうが故の家族の過保護に悩みます。
攻め様は面倒見のいい肉食系。
「豪傑エロ魔人」のニックネームを持つ設定ですが、分別ある大人な印象。
川琴先生のお話の攻め様は包容力があるキャラが多いと思うのですが、今回も安定の包容力。
時には上司として受け様を叱咤し、時には身を挺して守り、時には自分の欲望を押さえ込み…
「待て」の出来る肉食獣です。

「腰…振りてぇんだけど、まだか」は名言だと思います(笑)

ルビーさんなのでHは少なめ。一回だけです。
なんですけど、受け様の無自覚の色気に翻弄されて、ムラムラを必死で我慢する攻め様にこちらまでムラムラします(笑)
あと、アダルト雑誌の編集部が舞台なので、ピュアッ子な受け様が常に羞恥プレイにあっている状態なので、Hシーンは一回でも全体的にエロスがあります。

ピュアっこで、色々なことがわからないなりに一生懸命頑張る受け様と、受け様の色気にノックアウトされながらも大人の忍耐で見守る攻め様の関係が萌えです。

桜木やや先生の挿絵も良かったです☆

無事にラブラブになったこの二人の後日談も読みたいな…
続編、激しく希望です。

3

犬も恋する受け?

お話はシンプルで、読みやすかったです。
舞台は成人指定ギリギリのグラビア雑誌の編集部で、何故か人や動物を発情させてしまうフェロモンを持った子リス系の主人公・キヨイとえろ好きな編集長・高虎のお話。

周りにいる男全員を欲情させてしまう、て一体どのくらいなんだ…て思うのですが、本人はその能力(?)に困っています。
果たして、ノンケの男まで誘惑されてしまうような体質なんてあるのだろうかと思いつつ、フィクションですのでこういう設定は面白いです。

きわどい雑誌の編集のお仕事なのでえろい単語は飛び交っていますが、内容はむしろえろいシーンは少ない方ではないかと。でも、日々えろとは何かを真剣に考えているというグラビア雑誌の裏側というのはディープで楽しめました。

高虎は強気、男前なタイプですが、キヨイのフェロモンにぐらぐらきてるのをぐっと堪えるところが可愛いです。
無自覚天然なキヨイを高虎が大事にしているので、攻めが受けを溺愛する系のお話が好きな方にはオススメだと思います。
さら~っと楽しめる明るい作品でした。

ただ、文章で魔性って書かれている程には、キヨイが魔性系とも思えなかったので、痴漢には遭ったりしてるんだけど実際そこまで引き付けられれた男達にどうこうされてっていうエピソードは少なくてそこが惜しいかも。
せっかくの設定なので、もう少しハードな内容だったらもっと好みだったかなあと思いました。

3

超☆魔性

設定からして、いやらしさがぷんぷんしてましたw
本人の意図していない仕草が
誘ってるように受け取られるなんて
聖(キヨイ)にとっては災難以外のなにものでもありませんね;
犬にまで足に絡みつかれ腰をふられるって!w
動物にも威力を発揮してしまうとは…なんともお気の毒…。
前の部署の上司から受けたセクハラも
それが発覚してキヨイが誘ったように言われたり
噂が独り歩きしたりと
これは男女関係無く耐えられない状況だったと思います。

異動した部署がすけべえ雑誌を手掛けていて
ウブいキヨイが恥ずかしがる様子が可笑しかったです。
エロい単語をこっそり言って練習したりしてw
いかがわしい単語が飛び交う中
具合まで悪くなっちゃうなんてどんだけ…。
こちとら読む分には何の抵抗もないので
「そっかー、これが恥ずかしいのかー」と
まさにセクハラおやじの気分になりましたw
私はウブいコの羞恥心よりも
普段口が悪かったりツンツンしてる人が
辱めをうける方が個人的に萌えるんですけども
可愛かった。健気で一生懸命で。

攻めの編集長・高虎はなかなか素敵でしたよ!!
業界に慣れていて平気で淫らな単語も連発するし
社内で有名な『豪傑エロ魔人』だとか
酒と博打と女が大好きと言われてるしどうなの!?と最初は思いましたが
仕事に対する熱意はあるし、
キヨイのフェロモンになるべく理性を働かせるよう努力したりと
大人の男がすったもんだなのは愛しかったです。
キヨイをストーカーから護ってくれて、頼もしかった!

キヨイの義兄・詠の異常なまでのブラコンっぷり、
実は恋愛対象としてキヨイを好きなんじゃ!?と
わくわくしてしまいましたw
だってキヨイのフェロモンならば誰しも欲情させてしまうし…。
キヨイの恋を自覚させる当て馬的位置でしたが
元ゲイビ男優なんて…うへへへ←
いや、生活の為にならざるを得なかったようで
それは大変だったよね…。
でもAVのシナリオライターになったのはある意味凄いw

常にむらむらさせられる高虎もたまったもんじゃないでしょうけど
好きな人にならいつもそういうものかも…?w

ちなみに、想いを通じあわせたあとのキヨイの
「……キスも……しないんですか……?」は
高虎同様に唸りたくなりました!
〝何かひとつくらい、高虎に愛されている証拠を
身体のどこかに持って帰りたい〟なんて
いじらしい……!!

初めてのHも、初々しさがエロ可愛いかった♪
高虎が自身の快感よりキヨイを大事にしてくれて
むらきゅん!!!
まさかのキヨイのおかわりに、へなへなになりました…w

2

フェロモンだだ漏れな小鹿ちゃんとそれを狙う虎的な

「宵越しの恋」「今夜、きみと星につなごう」がとても良かったので評価を見てこちらを選んでみました。

知らない間にフェロモン垂れ流しの「受」、お話はまったく違いますが「あかないとびら」を思い出してしまいました^^;
こちらのキヨイはセクハラや痴漢はもちろん「犬」にまで発情されてしまうくらいフェロモン出まくりです。

出版社に勤めるキヨイは編集長のセクハラ事件で他の編集部へと異動させらてしまうが、その雑誌は苦手なエロを扱う雑誌で編集長は「豪傑エロ魔人」と呼ばれている人物だった。
そんなところで「ほぼ童貞」のキヨイはやっていけるのか不安だった。
さっそくその編集長の高虎からむらむらすると言われてしまい…

キヨイには血のつながっていない兄がいるが、両親が早くになくなりふたりきりだったのでキヨイを25にもなってもやや過剰なほどに心配されていた。
その兄はゲイビの男優として活躍していた時期があり、なんとゲイの高虎はそのDVDのファンだったとキヨイは知ってしまう。

高虎に何かと目をかけてもらっている間にキヨイは高虎に惹かれていくのですが、兄のファンと知ってもやもやして嫉妬しているところはかわいいです。

雑誌がエロ雑誌ということでいろんなエロな言葉やどんな内容か冒頭からけっこう出てくるのですが、必要な説明ではあるのでしょうけれど、個人的にはなんかもうたくさん!って感じに思ってしまいました。
そこは残念。

キヨイが高虎の助けも借りてと言うか、高虎がもう出会ってからずっとキヨイにはあまあまなんですが、キヨイの兄からの独り立ちをするきっかけになります。
もしかしたら近親相姦的な想いが兄にあるのかと思ったのですが、そう言ったことはなくそれほどもめることもなくその辺はあっさりでした。

ストーカーが出てきたりもしますがとくに大きな起伏はなく王道的なお話です。
かわいらしいお話で良かったとは思いますが、期待感が大きかったからかちょっと萌え不足でした。

が、浴室でキヨイが高虎に「そっちの虎さんが、す、すでに臨戦態勢なのは…」というセリフに撃沈したので評価UPです^^;

2

この作品が収納されている本棚

レビューランキング

小説



人気シリーズ

  • 買う