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tomodachi ni kyuaisareteimasu
イケメン拍子の迅と親の居酒屋を手伝う涼真。
高校生のころから涼真のことが好きだった迅。
その気持ちに踏ん切りをつけたくて、札幌を離れ東京で美容師になっていた。
札幌の美容院に移動になって二人は再会。
そこから、二人のラブストーリーは始まります。
ストーリーはとてもいいのです。
高校生の叶わぬ恋、長い間こじらせ続け10年も経った今火がついて。
涼真を想い続ける迅の一途な思いとか
そんな迅をもともと好きだったけど、likeからLoveに変わっていく涼真。
二人のことを黙ってずぅっと見守ってくれた親友。
すごくあったかくて、きゅんとするお話なのですが・・・
商店街の復興のために奮闘する涼真。
わかるんです。たしかに迅が大好きな商店街。
迅の大好きなおばあちゃんの美容院があった商店街。
大事なものを無くさない為に、努力を惜しまない涼真には
たしかに共感したのですが・・・
そこに力を入れるなら、再建した商店街のおばあちゃんの美容院で
自分の美容院を始めた迅とそこからの二人をもう少し見ていたかった。
苦労して手に入れた幸せを、もっと見たかった。
こつこつと努力を重ね自分の夢を実現させた迅と
その迅に恥ずかしくない自分になろうと頑張った涼真の幸せなところ
迅が同じアパートに引っ越してきたこととか、涼真の居酒屋から
徒歩2分のところに迅の新しい美容院があるとか
すべてがいい方向に向かっていて、みんなが幸せになって・・・
オールハッピーエンドな終わり方。
かなり、あっさりした感じで書かれている気がしました。
幼馴染み、同級生、一途、執着、高スペック攻め、ノンケ受け、ご当地もの・・・
好きな要素が一杯な設定で、最後まで一気に読んでしまいました。
攻め様にセフレがいたというエピソードも、攻め様がとても受け様を好きで好きでどうしていいかわからないぐらい好きで気持ちは一途だという点と、受け様に打ち明ける時の様子から許せてしまいます。
萎えポイントにはなりませんでした。
2人の恋愛模様、そして2人をさりげなく取り持ったりフォローしたりしてくれる親友の存在もとても好ましいです。
見た目も格好良くて、美容師としての腕も良くて、家もちょっとしたお金持ちで・・・という高スペックな攻め様が、受け様が好きで好きでもうあれこれ悩んだり、一生懸命アプローチしたり、初めて受け様の体に触れる時に凄く嬉しくて幸せそうだったり・・・という様子がいじらしくて、健気でかわいく思えてきます。
攻め様の気持ちが読んでいてとても良く伝わってくるし、なんだか気持ちがリンクしていくようで不思議でした。
札幌郊外の寂れる一方の街&商店街が舞台になっているので、その商店街の行く末の問題も絡んできて、でも、2人の恋愛が結果的には商店街の行く末を明るくし、後ろ向きでやる気のなかった(受け様も親友も含め)人達が前向きに生き生きと歩いていくというとても気持ちの良いラストになっています。
もちろん商店街の問題で一時は別れてしまう2人なのですが、前向きな方向になった商店街とともに、こちらのカップルもちゃんと元さやにおさまります。攻め様が受け様の背後から両肩を包むように手を置くシーンとか、攻め様本当に良かったね!!!!とじ~ときますし、そんな2人の姿になんだかとってもドキドキします。
2人で今後末永く幸せに生きていくんだろうな・・・という、カップルも2人を取り巻く背景もとても爽やかなラストになっていて、読後感もとても良かったです。
爽やかなラストですが、2人のHシーンはとても萌えます!!!
タイトルやあらすじから想像できる以上のものはないんです、ぶっちゃけ。
10年来の友達だと思っていた迅(攻め)と久しぶりに出会って「ずっと好きだった」と告白されて、あらら‥‥どーしましょと戸惑いながらも拒めない涼真(受け)といったところが大筋で。
なんだけど、めっちゃ萌えた。
超イケメンな迅が、10年近くも一途に涼真を思い続けているという構図に。
受けに近寄ってくる女の子をあの手この手で追い払う攻めというのが好きなので、そこも良かった。
涼真がほだされていくところはセオリー通りなので、読み応えとかそういうのはないんですね。
だけど「一生手が届かないと思っていた涼真に触れることができた」「夢みたいだ」という迅の喜びが随所で伝わってくるところが、読んでてたまらんっ!!!となります。
とはいえ迅には、セフレ(しかも今も同じ職場の先輩)がいたので、そこが人によっては合わないと思います。
お互い別に好きな人がいる者同士の割り切った関係とのことで、性欲ありまくりの20代だし仕方ないよね、と私は全然OKだったけど、受けと結ばれるまではとにかく童貞でいろ!!という方には不向きかと思います。
だが、しかし。
その元セフレの先輩が、涼真と初めて対面した時に
「飲みに行くたび、迅の口から涼真が涼真がと名前があがるので、どんなかたなのか楽しみにしていた」
「今はマンションが同じで、ふたりで晩飯食べたり朝一緒に自転車で来たり楽しい」
だの、ニコニコしながらもわざわざ言いに来るんですよ。
……超いやらしくないか?!
こいつ、他に好きな男がいて迅とはあくまで身体だけの関係と言いつつも、超〜〜牽制してやがる!本当は迅のこと好きだったんじゃない??とモヤモヤしながら読んでたのに、まさかのそれっきりだった……。
あれはなんだったの?他意はない無邪気な先輩ってだけ?
……紛らわしい。
ーーー
札幌の寂れた商店街が舞台ということで、札幌ラブな元札幌市民としては作中のいろんな箇所に思い入れをしながら読ませてもらいました。
「札幌駅から地下鉄で乗り換え込みで30分弱」の立地ということで、東西線の発寒南をイメージして読みました。
あそこに彼らがいると思うと、超絶萌えるわーー!!と。。
札幌描写がとにかく懐かしいので、そこも加算されて萌萌です。
書店に新刊を買いに出かけ、ハイジさんの表紙に惹かれて購入。
舞台は札幌郊外の寂れた商店街。
そこで育って家業の居酒屋で働く涼真、
東京から美容師になった迅が札幌に戻ってきて……
ついに10年越しの片思いを告げた、クールでカッコいい迅。
彼の断ち切れなかった想いは、すごく好みで
結構キュンキュンしながら読んでいたのだが、
後半商店街の活性化の話と、それに絡んでの喧嘩別れの辺りから
話が安易な感じがして、気分が盛り下がってしまった。
設定や話のまとまりも悪くないし、攻めのキャラは好き。
しっかりまとまってからのHより、
涼真が気持ちをはっきりさせないままの
触れ合いも(スマタあり)ちょっといいし、
友達同士の気安い感じの会話の一方での
衒いなく甘い感じも好きなんだけれど
ちょっと残念でした。
題名のとおり子供の頃から仲のいい友達に求愛されて、困惑しながらも意識し始めやがて友情以上の好意を自覚していくお話し。
友情でもなんでも多少なりとも『好意』があるなら頑張って口説き倒せばいつか恋愛感情に持って行くるものだという気がしてきました。
北海道の田舎街の寂れた商店街の再生を絡めて、10年以上ノンケの友人に片思いしていた美容師の恋が成就していく様子が描かれています。
人でも街でも再生物語りやサクセスストーリーといった何かを成し遂げていく展開は読んでいて楽しいものです。
現実にはそう上手く行くわけないとしても気分が上昇するので好きです。
こんな商店街の近くに住めたらいいだろうなと思える素敵な街です。
伊勢崎さんの美容院でカットしてもらったり、涼真くんの居酒屋を行きつけにして、仲良く二人が買い物をしてるところを眺めたりしたら毎日萌え萌えですよ。
彼女に振られたばかりの涼真が、幼なじみの迅に再会。涼真に片思いをずっとしてきた迅は、涼真に悟られぬよう美容師にらなり東京にいたが、急遽札幌店へ転勤。
ふとした事から迅に告白をされ。。。
涼真がほだされまくりで、結構早いうちに迅に惚れます。も少しゆっくりでも良かったなぁというのが感想。
迅は、長年の想いがあるため涼真を振り向かせる為に全力です。そんな中、迅の父親の会社が手がける大型店が、商店街の近くに建つことになります。商店街を盛り上げる間、迅との距離が空いてしまうので、そこは物足りなさが残ります。
結果的には、商店街も迅とも良い関係になれるのですが、中盤もう少し膨らみがあっても良かったのではと思ってしまいました。
設定などは、好きなので少し残念です。
桜木先生らしく、札幌が舞台のBL。
主人公は、段々活気がなくなってきている商店街の居酒屋2代目・涼真。
ある日、高校卒業後、東京で美容師になった同級生の迅が戻ってきて…
…と始まります。
迅は勤務する美容室の札幌店副店長としての帰郷。
涼真は単純に嬉しがるけれど、迅が思いがけない告白の爆弾投下!
ごく普通のノンケ・涼真には青天の霹靂だけど、笑い飛ばす事も怒って跳ね除ける事もできず、ズルズルと…
みたいな始まり方をする2人なのですが。
迅の実家が大手ショッピングセンター企業で、地元に進出、商店街の危機!のロミジュリ的ハラハラもあり、涼真がそれまで受け身だった地域活性化問題に立ち上がるなどのお仕事BLの側面もありで、色恋オンリーではない作品です。
何といっても攻めの迅の一途さ。
執着心とも言う。
口説く、とハラを括ってからの率直な物言いや態度、全く隠さないヤキモチ、離れていた間にセフレがいた事も答える正直さ。
こんな攻めに100%真正面から来られたら…
ノンケのウジウジがちょっと長いけど、まあ当たり前ですよね。
好きだったひとと遂に…という迅の高揚は心に迫りました。
流行りの(?)「○○に○○されています」系タイトルから勝手にエロ濃い目のコメディを想像していましたが、実際は幼馴染の穏やかな再会モノでした。
迅はイケメンで賢く、強かさがありつつも涼真に対しては一途なキャラクターで好きでした。一方の涼真は、どうも流されやすいというかあまり芯のない青年で、それが後半の(恋愛以外の)物語で変化して行く展開ではあるのですが、うまく感情移入できませんでした。迅が固執するほどの魅力は汲み取れず。
一番のクライマックスはどこかというと…うーん? 十年の想いがもう少し情熱的に報われる展開も見たかったなと思います。