愛のおもてなし京都(表題作 深紅の糸 西陣織の京町家 「神に弄ばれた恋」)

ai no omotenashi kyoto

愛のおもてなし京都(表題作 深紅の糸 西陣織の京町家 「神に弄ばれた恋」)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×22
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
1
得点
8
評価数
2
平均
4 / 5
神率
0%
著者
華藤えれな 

作家さんの新作発表
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媒体
小説
サークル
OFFICE-EK<サークル>
ジャンル
オリジナル
発売日
価格
ISBN

あらすじ

商業誌マタドールシリーズ及び「黒豹の帝王と砂漠の生贄」番外編。

それぞれのCPが京都旅行へ。
おもてなし役に既刊の日本人キャラも登場。

表題作愛のおもてなし京都(表題作 深紅の糸 西陣織の京町家 「神に弄ばれた恋」)

イヴァン・サタナス
アベル・フェレイラ

同時収録作品焔の能舞台 洛中と能楽堂 「裸のマタドール」

レジェス・サンタクルス
山田理央

同時収録作品秋の南禅寺 写経会と茶の湯 「黒豹の帝王と砂漠の生贄」

カイル
仁科立樹

同時収録作品闘牛場にて スペインにて 「愛のマタドール」

ユベール・ロマン
牧原颯也

その他の収録作品

  • ごあいさつ

レビュー投稿数1

マタドール一行、京都へ。

闘牛シリーズと『黒豹の帝王と砂漠の生贄』の番外編。
各CPが京都を旅行するという同人誌ならではの楽しい企画です。


【神に弄ばれた恋】17ページ
日本スペイン交流400周年記念を機に
日本を訪れたアベルとサタナス。

アベルが西陣織の繊細な色彩の変化に
人生の光と影を、闘牛士の生と死を見出だすのが
切なくもロマンティック。

京町屋でのラブシーンの甘さにほっこりしました。
過去の罪を胸に宿しつつも、何だかんだラブラブで
幸せそうな二人が良い。

接待役には『雪の褥に赤い椿』の朝加と
『恋愛派閥』の瑞木(受の弟)が登場。
かたや献身的、かたや阿漕な二人の
対照的なおもてなしが面白いですw


【裸のマタドール】9ページ
能楽堂にて『道成寺』を鑑賞するレジェスと理央。

激しい愛執の物語に深く共鳴し
理央への愛に浸るレジェスと、
その傍らで食っちゃ寝している理央w

しかし実は理央もレジェス同様、愛する者を灼き殺すほどの情念をもって闘牛に臨んでおり、レジェスはそんな理央の闘牛を今後も見守り続ける。

ほのぼのした雰囲気ながら、狂おしいほどの愛も伝わってくる、非常にこの二人らしいお話でした。


【黒豹の帝王と砂漠の生贄】9ページ
カイルと立樹は、南禅寺で茶の湯や写経を体験。
仏教の「不離当処」という言葉から
互いに出会えた幸せを噛み締める二人が良いです。


【愛のマタドール】5ページ
〆は、唯一のスペイン残留組。
アベルに日本旅行に誘われるも断ったユベール。
颯也を傷つけた国になど行きたくない。
そう胸で呟きながら、愛しい男を強く抱き締める…。

『闘牛場、ふたりはそこで生きていけばいい』
という最後の言葉が印象的。
これはほかのCPにも言えることだと思います。
まったり旅行も良いけれど、
やはり闘牛場で命の遣り取りをする彼らが見たい。
またシリーズ既刊を読み返したくなりました。


惜しむらくは誤字・脱字の多さ。
日本文化体験シーンやラブシーンでミスを発見すると、どうしても興が醒めてしまって;
それを除けば、情趣豊かで大変素敵な内容でした。

8

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