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kono yo no hate
作家さんの新作発表
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暴虐を尽くした兄王子・タオホンを討ち、王位を奪ったヤンアーチェ。彼は、タオホンの愛妾だったイリを「殺しはしない、楽に死なせたりしない」と言い、王宮の外れに幽閉する。
イリを殺すこともできず、まして自分の目の届かない所で追いやって違う誰かと幸せにさせることなどできなくて、ヤンアーチェはイリへの捨て切れない想いに苦しみ、日々、決しては治安がいいとは言えない下町の闘技場で、身分を隠し戦うことで鬱憤を晴らしていた。
一方、イリはヤンアーチェへの憎悪を糧にすることで、生きつづけていた。
そんな時、ちっとも愛妾を娶ろうとしないヤンアーチェに耐えかねて、ホークファンはヤンアーチェが酷く執着しているイリに、その執着を断ち切らせるために、ヤンアーチェに抱かれるよう頼みにくる。
当初、イリはホークファンの頼みごとを断るつもりでいたが、清童である彼を自らの身体で穢すことで復讐しようと決意するが……。
三年経って、ヤンアーチェは未だにイリへの想いを断ち切れなくて、女を作ることができずいにいる。イリもヤンアーチェのことを憎しみだと思いながらも、忘れられずにいる。多分、それだけ二人の結びつきは強いんだろうね。つらいところだ……。
それよりも何よりも、前回死んだと思ってたミハエルが生きていたことにびっくりしました。彼らは二人で一人のような感覚だから、無事に生きていてくれてとってもよかったです。どちらかが欠けても彼らは成立しない気がする。
それなのに、リンゴがミハエルに想いを寄せてるなんて……
何て、報われないんだ……
個人的には、リンゴ自身に対してもかなり思い入れも高いので、BL関係なく彼女には幸せになってもらいたかったんだけど……無理そうだね……
でも、何よりも一番つらいのは、せっかくお互いが素直になれたヤンアーチェとイリの交わりだったのに、ヤンアーチェにとっては夢の中の出来事でしかなくて、起きたら現状は今より悪くなるしかないんだろう……ってことだろうな……
けど、個人的には、この状況なら好転させることもできる気がするんだけど……
だって、ヤンアーチェは「夢なら素直になれる」と思ってるわけだから、彼に起きた後も夢の中の出来事を受け入れるだけの強さがあれば、きっとこのままハッピーエンド! ってこともできると思うんだけど……どうも、そうはならなさそうな気がしてます。
せっかく、せっかく、イリにはようやく掴んだ「愛」で、幸せの一つの形だったのに。
イリがかわいそうです……。
早く早く、イリに幸せをあげたいのに。
ヤンアーチェ、強くなって! 自分の気持ちを認めてあげて欲しい。
続きがとっても気になります。