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ookamidanshaku
あれ?「狼シリーズ」って終わったんじゃなかったっけ?と思いながら、手に取ったシリーズ第4弾。このシリーズは好きなので、嬉しい誤算です。
舞台はレオナルド・ダ・ヴィンチやルイ16世がいる時代です。オーギュストはつがいを探して25年。なかなか出会うことができません。そんなある日、王から自分の身を守ってほしいと命令されます。そのため、王の私室で暗殺犯を待っていると、来たのは真っ黒で巨大な獣でした。そして、その獣に左腕を噛まれた時に知るのです。自分の運命の相手だと…。
この真っ黒な獣の名前はギー。子供の頃にさらわれてヒドラという暗殺集団に育てられていたので、あまり素行がよくありません。貴族出身のオーギュストは人間らしい習慣を教えようとするのですが、ギーは反発します。オーギュストは、子供の頃から男女問わずモテモテだったのに、ギーには振り回されてオロオロしてるのが切なかったです。ギーも最初は人との触れ合いや愛情を知らなかったのに、だんだん嫉妬深くなってくるのが萌えました。
最後の二人の決断は、究極の選択で深い愛情を感じます。恋愛面でも面白かったけど、ルイ17世の謎と絡めてあったりと、ストーリー面でも楽しめました。今回は、前回までの人狼が出てこない(ローゼンハイム伯爵は名前のみ。ヨハンセンは、パイプオルガンを弾いています)ので、そこが残念でした。