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nemurihime ni kiss wo
原作は未読の状態で聴きました。
(翌日、原作を読んだので現在は既読状態)
キャスティングも、
前野智昭さんと武内健さんということで
とても愉しみにしてました。
表紙からは物静かな情景が見て取れたのですが、
果たしてそれに合う音声なのか、ドキドキしました。
「眠り王子」とは、一体誰なのか?
キスでちゃんと、眠り姫のように、起きたのかな?
なんて思いながら、聴き始めました。
◆◆ ◆◆ ◆◆
デリ(お惣菜屋さんみたいなトコロ)の
オーナー兼シェフの堀篤史(受け)は、
時々、客として現れるサラリーマン・宮村(攻め)が
気になっていました。
宮村は、とても人懐こく、笑顔を絶やさない男で、
そんな宮村を見て、篤史はだんだんと
好ましく思い始めます。
しかし、篤史は過去の傷ついた経験から
一生恋愛はしないと決めていました……。
しかし、宮村に料理につい、料理を教えようと
持ちかけてしまい、料理教室を開くことになってしまいます。
……声優さんについて思ったところから。
まず、篤史役の武内健さん!
穏やかで物静かで大人だけどシャイな32歳に聴こえる!
この作品のスピンオフの元作品である『いつか王子様が』の
CDにもチョイ役で出演されてて、
「お、これはいい感じ」と思っていたら、
かーーなりのドンピシャ。良好な感じです♪
そして、宮村役の前野智昭さん。
宮村にしては、ちょっと声高いかもなぁ…って
心配してたんですが、杞憂でした。
宮村の元気で前向きでアグレッシブな感じが
ドカンと伝わってきて、声のトーンも最初から
馴染みました。
篤史同様、いい感じ。
これは、期待できそうです!!
そして、物語は進んでいき、
宮村の強引な誘いで、宮村の実家を訪れることになる篤史。
ここでは、脇役の声優さんと物語の構成が光りました。
なんと暖かい雰囲気の家庭に仕上がっていることか!
それを見て、篤史の驚くさまが見て取れるようです。
「自分の育ってきた環境とは、まるで逆」の
暖かい家庭に触れ、
「この世界で育ったからこその、真っ直ぐな宮村なんだ」
と、納得するシーンは、悲しくもあり、嬉しくもあり…。
この場面を作り上げた構成スタッフに脱帽モノです。
そして、ふたりの想いが通じる時。
篤史にとって、人生ではじめてのキス。
「すみません、キスなんて生まれて初めてで、
どうしたらいいか分からないです……」
うあああああ!
可愛い声に、ドッカンきます!!
武内さん、サイコーッス。
そして、この物語のクライマックスは、何と言ってもあのシーン!
優しいお母さんの声音が響く、実家でのシーンでしょう!
宮村が一生を添い遂げたい相手が篤史だと、
宮村の母親に告白した時、篤史は土下座して謝ります。
それを優しく、受け入れる宮村の母親。
泣きじゃくる篤史の涙を拭きながら、
自分は駆け落ち同然で、周囲の反対を振りきって結婚をしたから、
「自分の子供に大切な相手ができたら、
絶対に心から祝福するって決めていたの」
うあーーーーーーーーーん!
おかあさーーーーーーーーん!!!
なんて、優しいお母さん!
なんて素晴しいお母さん!
そして、なんて暖かい言葉……!!!
ここで泣かずして、一体何処で泣けというのか!!
滅多に本とかで泣かない私が、ここはさすがに
ズッガーンと、巨大大砲に爆撃されたように、やられました。
ウルッときてしまいましたねー……
原作の月村さん……
もうさすがとしか言いようがありません……
最後のエッチシーン。
篤史、イキすぎ(笑)
でも、「エロい」というよりも、心が暖かくなって、
ジン…と響くような優しいエッチシーンでした。
◆◆ ◆◆ ◆◆
原作を読み終わった今だから言えるのですが、
「原作に忠実だったなぁ」と思えるのは、
私だけでしょうか。
確かにカットされていた部分は、ありました。
けれど、それは構成スタッフさんによる巧いカットのされ方で、
絶妙!と思いました。
優しい二人の声、周囲の声、それが聞こえてきそうな
優しい優しい愛の物語でした。
これから、二人はゆっくりと手を携えて
生きていくのでしょうね。
素敵な音声化でした。
ありがとうございました。
「いつも王子様が」のスピンオフ。
小説の「眠り王子(ひめあ)にキスを」(原作既読)は
いつも王子様がで、で告り逃げのひなちゃんと呼ばれた
エロ漫画家の朝比奈巧の住むマンションの1階のデリのオーナー兼シェフ
堀篤史とその常連客で料理教室の生徒宮村周平の大人の恋のお話。
堀篤史CV武内健さん、宮村周平CV前野智昭さんが演じています。
ゲイであることが家族にばれてしまってから
辛い思いをしてきた堀は一生誰とも恋をしないと心に誓い
ひとりひっそりと生きている。
そんな心に傷を持ち、無理に明るく振舞おうとする堀の
繊細でいまにも壊れてしまいそうな感じが、武内さんの声にぴったりです。
こういう、物静かだけど何かを内に秘めているようなそんなイメージが
武内さんの声にとてもフィットしていました。
そして、相変らず素敵な声の前野さん。
今回は29歳好青年の役、少し高めの明るい前野さんでした。
低く攻めたてる声と違い、年下ワンコの好青年の必死さと
好き好き言ってしっぽ振ってる感じが可愛かったです。
ただ残念だったのは、やはり小説を約80分のCDにしたことで
仕方がないとはいえ、かなり省かれてしまった部分があるということ。
製作者の方も考えて考えた末に省くところと残すところを
判断されたのでしょうが、すごく残念でした。
宮村さんの元カノとのやりとりや、二人でオーブン買いに行って
宮村の部屋で焼きそばを食べるシーンとか・・・
結構二人がイイ感じになるところなんだけど、
カップ焼きそばの件はありましたが、
肝心な口に付いたソースを取ってあげるシーンはカットされていました。
もともとHシーンは少ないお話なのですが
それでカットが多かったら悲しすぎると思いましたが
ここだけはほぼノーカットでした。
宮村が実家でお母さんに堀とのことを告白したときに
優しく受け止めてくれた宮村のお母さんとのシーン
原作でも泣けましたが、CDでもジーンとしました。
キャストトークもほんの気持ち程度、武内さん、前野さん
そしてヒナちゃん役の阿部敦さん達3名のほんのひとこと。
特典CDのほうで、たくさんお話されているんでしょうね。
1枚のCDにこれだけの小説を収めるのは大変なんでしょうが
なんなら2枚組にでもしてもらって、じっくり堪能したかった・・・
というのが本音です。
本当は神にしたいところでしたが
ちょっとカットされたところが多かったので萌え×2で。
原作、読んだはず。
でも、もしかしたら未読だったかも、、
とはいえ、たとえ原作未読でも、原作が小説なので、このCDだけでも内容は十分たっぷり堪能できる。
ゲイだと言うことで、様々な過去の心の傷を抱えている堀は、一生恋愛はしないとひっそりと生きている。
そんな堀に、最初はデリの客、その後は料理教室の生徒として近づいてくる宮村。
繊細で、優しくて、丁寧だけど、すべてをあきらめて、拒絶している堀に、
宮村は、明るく屈託のない態度で、じんわりと迫っていく。
武内さんの繊細な美人声は、堀の雰囲気にぴったり。
前野さんも、優しいようでいて実は強引だったりムッツリだったりする宮村を実に的確に演じてらして、これはもう、キャスティングの勝利。
阿部さんの朝比奈君を始め、宮村の義兄や後輩、母や姉までも、みんな声がぴったりでした。
原作既読です。
すごく好きな作品で、声優さんも好きなふたりだったので購入しました。
デリを経営していて料理教室の先生もしている堀篤史と、そこの常連で後に堀の生徒になる宮村周平のお話。
ゲイということで家族からうけた数々のトラウマから、もう恋はしないときめて、自分に自信を持てない掘。
武内さんのそんな雰囲気の出ている声にすごく感動しました。
前野さん演じる宮村もあどけないような、でも実は計算だかいような明るさの声がぴったりで、とてもよかったです。
お二人だけでなく、声優さんがみんなあっていて、聞いていて心地よかったです。
ただ、小説をCDにしただけあってかカット部分が多くて気になりました。
原作での、堀の心が宮村にゆっくりと近づいていって、少しずつ心が溶けていくようなこの作品のそんな雰囲気が大好きなのですが
近づいていくのが早くて、その雰囲気が少なかったのが残念でした。
ですが、原作既読でも未読でもカット部分を気にしなければ
楽しめる作品だと思いました。
原作既読です。
受け様の背負ってきたものがとても切ないながらも、それを払拭させてくれるぐらいの、攻め様の包容力や真っ直ぐさ、執着&一途さを目の当たりにして、温かい気持ちになると共に、なんて素敵な攻め様なのだろう・・・と胸をときめかせながら読みました。初見時の時点でリピートしていた記憶があります。
そして、初見時から大分経った今、ドラマCDを聴いてみたいな~と思い、聴いてみることにしました。
読んでいる時は特に声のイメージがなかったので、抵抗感なく聴けましたし、何よりもお2人の声が合っていると感じました。
表紙の絵や、仕事終わりにお店に寄るという印象から、私の中では割と夜っぽい静かで切なくて優しい印象のお話なのですが、CDでもその静けさのような雰囲気が出ていたと感じました。
ただ、皆様も書かれていたように、カット箇所があるのは、ドラマCD自体の演出や声優さん達が良かっただけに、残念でした。
派手でドラマチックなお話ではない分、一つ一つのエピソードや心情の変化、機微を味わうというお話だと思うので、贅沢を言えば2枚組でも良かったのになぁ・・・と。
でも、カット部分はあっても、それでも素敵なドラマCDでした。
「いつも王子様が」スピンオフ。
料理をしない男と料理を仕事にする男の交流を描く。
29才会社員×32才シェフ。
お互い相手の人柄に惹かれていく過程が自然。
前野さんは親切で爽やかでいい人。
武内さんはどこか影のあるやさしい人。
こういう役をやらせたら武内さんは本当にハマる。
カムアウト→友達1号の明るさに先生は救われたんじゃないかな。
誰かが自分のために作ってくれた料理は美味しい。
その誰かはあなたがいい、という話ですね。
何故実家に連れていって家族を紹介したいと言い出したのかはよくわからなかったが…。
結婚式の件で弟に言及する攻めさんの倫理観は頼もしい。
先生も大人な対応だと思ったけど、
それを「八つ当たりみたいな非礼」と思う人なんだよなあ…幸せになってほしい…。
「俺だったら喜んでお引き受けします」
「俺相手じゃそんな気になりませんか」
「俺だったら目一杯やさしくします」
ノンケに言わせる流れが自然!!これは凄い!!
「友達と言ってもらえて嬉しくて…」
「最初から好意を抱いていました。片想い以上のことなんか望んでいなかった」
先生からの告白も、なんと真摯で切ないことよ…。
お互い真っ直ぐ。攻めさんも告白し直してくれる。
ああもう…ここに教会を建てよう…。
「たとえほんのひとときでも、宮村さんと過ごせたことは、これから先の人生で何度も振り返る宝物になるだろう」
いじらしいなあ…。健気受けの良さがある。
家族関係の性善説は宗教問題なので触れないが、
要は外堀から埋める攻めさんのプロポーズ。
「度量の広い人に愛される資格」は難しいけど…
出てきたのは「ずっと好きでいていいですか」というあまりに可愛らしい言葉。
帰宅後、初めて結ばれる。
はあ~なんというピュア。
攻めのノンケ感が眩しい。普通に色々したいよね。男子だもんね。
手でいかせて「大丈夫?」と聞く前野さんの声があまりに爽やかでやさしい。
最中にかける言葉の全てが、本当にやさしくて真っ当な愛に溢れていて、
それが前野さんの声で聴けることが嬉しい。
武内さんは安定の色っぽさ。
眠れる場所の話をしながら、穏やかに幸せな空気で〆。
総括。
しっかりと二人が愛を育んで幸せになるカタルシスがある。
派手さはないが、落ち着いた良作。