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kyuketsuki wa ainiku no fuzai
挿絵が雪路凹子さんで
出てくるのが美形のヴァンパイアと
彼に仕える毒舌美少年・・・
とくれば嫌でも某作品がチラついてしまうw
それでなくとも
【変人攻】×【ぼんやり受】+【受にキツい毒舌美少年】という組み合わせは
愁堂さんの『猫耳探偵』シリーズまんまで
デジャブ感が半端ないです。
持ちネタ(?)があるだけ、まだ『猫耳探偵』の攻の方がキャラが立っているような…。
あらすじとしては、
軽井沢の大富豪一族が一人ずつ不審死。
その事件を
新人刑事の栗栖(受・主人公)と
謎の探偵・ヴィットリオ(攻)、
助手のクリスティーン(クリス)が追うという話。
メインは事件の話で、
あとは栗栖とクリスの名前被りギャグとか
栗栖とクリスの他愛ない口喧嘩とか……
すみません、ヴィットリオと栗栖はいつになったら恋愛するんですか??
と思っていたら
最後の方でいきなり告白してちょろっとエッチして終わりって……エェェェェ(;´д`)
そもそも、一応主人公のはずの栗栖が
ただのリアクション要員と化していて、どういうキャラなのかイマイチ伝わってこないのも微妙でした(--;)
また、せっかくの吸血鬼モノなのに
ストーリーは愁堂作品おなじみの
2時間サスペンスドラマとあまり変わらず
目新しさがないのも残念。
いつもの探偵モノに落とし込むのではなく
もっと吸血鬼設定を生かした話を
読んでみたかったです。
雪路さんの挿絵は耽美で怪しげな雰囲気がよく出ているだけに、すみません、ちょっと勿体ないな~と思ってしまいました。