双子の秘蜜

futago no himitsu

双子の秘蜜
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×28
  • 萌10
  • 中立1
  • しゅみじゃない5

--

レビュー数
6
得点
63
評価数
24
平均
2.9 / 5
神率
0%
著者
秀香穂里 

作家さんの新作発表
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イラスト
高久尚子 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
価格
¥570(税抜)  
ISBN
9784199007675

あらすじ

都会の片隅に佇むノスタルジックな喫茶店──。
店主の壱也の前に現れたのは、スーツが似合う一級建築士・藍川徹だ。
「外観に惹かれたけれど、──内側はもっと素敵だ」
気に入って足繁く通ってくる徹に、次第に心惹かれていた矢先、徹と瓜二つだけど正反対の色香を纏う男が現れた!!
野性的で眼光鋭い双子の弟・猛は、混乱する壱也に「俺のほうがあんたを可愛がってやれる」と告げてきて!?

表題作双子の秘蜜

藍川徹、建築士、双子の兄/藍川猛、探偵、双子の弟
久我原壱也、27歳、喫茶店「青井」の店長

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数6

愛とエロの3人もの

顔はそっくりだけど性格も行動様式も正反対の双子の兄弟にロックオンされた儚げ美人…
一応、どっちを選ぶ?的な流れで進んでくるんだけど…
コレはもうはじめから「3P」だな、という空気が滲んでる。
だからここはもう少し、どちらを選ぶのかの推理モノ、またはサスペンス要素を入れて欲しかった気がします。
どうなるの?どっちを選ぶの?っていうドキドキ感も感じたかったかな。
とはいえ、2人の書き分けはなかなか。
初めに見初めるのは、丁寧で親切な「徹」。
建築家の藍川徹(とおる)は、はじめ生真面目な印象だったのに初めての食事の席で壱也を口説き始め、瞬く間にホテルにまで誘い込む。
徹の愛し方は、言葉責め、乳首責め、さらに手でイってしまった壱也を写真に撮ったりとどこかサディスティックな匂い。
続いて壱也の店「青井」を訪れた、徹と瓜二つの弟で探偵の猛(たける)。
猛に誘われて入ったバーは妖しげなショウを見せる店で、猛は驚いている壱也を抱き寄せ…
猛の愛し方は、直接的だけどどこか優しくて。
こんな感じで、悩める姫・壱也はかわりばんこに徹と猛といちゃいちゃする感じなのです。
ここに、ゴミを撒き散らしたりカギ穴にいたずらしたりの嫌がらせ、車で急に寄せてきたり窓ガラスに空き瓶を投げ込まれたり、という壱也の身の危険が絡んできます。
徹と猛は協力して壱也を守ってくれて、遂に犯人が壱也本人を襲ってきた時も2人が駆けつけてきて一件落着。
ところでこの犯人。誰かすぐわかるはずなんだけど、私ははじめ全然わからなくて捕まった時「えーっ」なんて思ってしまった。というのも、徹や猛と壱也のエロいいちゃいちゃが頭を占領していてコイツの存在が頭から完全に抜け落ちてた…さすがエロの匠・秀香穂里先生。
最終的にどちらを選ぶのか迫られる壱也。
しかし、徹はこれは自分の仕掛けだと言う!つまり…選ばなくていいのだ、と。
そして徹+猛の攻め2人と受け壱也の3Pへ。
常識的に考えればハテナ?ですが、この3人なら納得かな…(はじめての3Pでいきなりの「二輪挿し」は強烈ですけどね。)

…そのあとは、今度はどちらと一緒に暮らすか、で迫られ、みんなで住みましょうと提案する壱也。うん、私もそれがいいと思う。
ストーリーそのものは萌、猛の壱也の愛し方がとても好みで、そこが「萌x2」です。

3

“秘蜜”

タイトルからしてとろとろなものが滴っていそうですがw
秀さんの3Pものもお久しぶりな気がします!

可愛がられた祖父から貰い受けた家をリノベーションし
1階を喫茶店、2階を自分の住居にした壱也。
物腰がやわらかくて人を穏やかにさせる魅力がありますがゲイです。
過去に付き合った男が自分勝手で行為にも甘い要素は皆無でした。
ある日店に訪れた客・藍川徹という男が一級建築士で
跳ね戸の立てつけが悪いのを直してくれた事をきっかけに
どんどん彼に惹かれ、少しでも話をしたいと思うようになるのです。
親切で、良い意味で男くさい透に食事に誘われると
まるで手慣れているような口説き方をされ…。

初めてベッドを共にして、
壱也を慮って最後までしなかったのは紳士ですが
壱也が達したところを画像に収めて、脅迫まがいの事を言うなんて!
こういうのって卑怯じゃないですかね…。
せっかくスマートなイメージだったのに、
私はズドーンと落とされた気がしてしまいました…。
ただ、それだけ壱也が魅力的で誰にも奪われたくない独占欲、
と言ったら可愛いものかもしれませんが…。
不安になる壱也も無理はありませんよ、と思いきや
それすらもとおり越して徹に会いたいなんて!
…あなたが良いなら、それはそれで良いのよ…w
受けが攻めに勝手な事されて傷ついたりするのは好ましくありませんがw

そんな中、眼鏡をかけていない徹と思しき人物が店に訪れます。
これが双子の猛です。
徹とは真逆な性格で、粗雑かと思えば繊細な部分もあり
いけないと知りつつどちらにも惹かれてしまう壱也…罪な男。

双子同士の奪い合いはそんなに激しくなかったのですが
壱也が事件に巻き込まれ、当然のように二人が助けます。
犯人が「あ、そうでしたかー」という、
私の記憶から既に消えていた人物で、申し訳ない気持ちになりましたよw

徹×壱也、猛×壱也はありましたが3Pシーンはラストしかないので、
双子のイケメンに同時にどろどろに溶かされまくる受け、という
シチュエーションではないですが
秀さん節でいやらしさは満足でした!
でも、3人でスるのが初めてなのに○×挿×はどうなんでしょう!?w
堪忍したってぇな!!と妙に焦ってしまった私ですが
壱也が気持ちいいならいいんだよ…。ごちそうさま…。

7

隣人関係は大切に((d(・ω・`)

表紙の二人の視線の先を思うとニヤニヤが止まらない(๑¯ω¯๑)
そして黒いベッドカバーに白い液体が飛び散っている口絵にもバンザイ三唱。

犯人の予想は容易。(やっぱお前か!的な)
それにしても元カレの幼稚さ…小学生以下か!ヾ(*`Д´*)ノ"

写真撮影・動画撮影・電話H・二輪挿し有り。
インテリS攻めとワイルド優しい攻めから愛されてます。
Sといってもなんかピアスつけたいとか言ってる割には2人とも壱也の気持ちが追いつくまでは最後まですらしない派なのですよ!
なのでそこまで読んでてヒィィィィってさせられることはなくさらっと読める感じかな?
あ、でもでも“最初の男になるより最後の男になりたい”というのはなんか徹の歪んだ執着が垣間見える感じで(・∀・)ニヤニヤ。

因みに壱也の誕生日3月9日(うお座・O型)、徹(B型)&猛(B型)の誕生日は10月15日(天秤座)だそうなー。
…思わずネットの血液型・星座占いで遊んでみちゃいました。
中々に楽しいwww

さて…読んでいて「?!」となったことが1つ。
壱也の両親についての記述です。
93ページでは「両親は仕事でずっと海外在住、年1回会う程度」
→ふむふむ、2人揃って凄いなー。
111ページでは「両親は離婚している。小学生の時に父親がギャンブルにハマって離婚。高校生の時に母親再婚」
…( ̄□ ̄;)!!
あ、新しい両親ってこと…かな?

1

どちらもイイ男です

双子との3Pモノです。喫茶店のマスターの壱也を、一級建築士の徹と探偵業の猛が取り合うお話です。

この双子たちがどちらもカッコ良くて、それぞれの性格も好みで、どちらもイイ男だな~と思って読んでしまいました(笑)。どちらかを選ぶ結末は嫌いなので、3人一緒を選んだ壱也の答えに嬉しくもなりました。ただ、徹のサディスティックさに引かないでもなかったけど…。でも、徹よりも比べものにならないくらい酷い男だった壱也の元彼の存在で、そんなに気にならなかったです。
2人とも壱也を大切にして(徹は違う意味だったみたいだけど)なかなかエッチを最後までしない紳士的なのは良かったけど、3Pが1回だけだったのが残念です(愛のある3Pが好きなので)。あと、初めての3人での行為で、あれはいらなかったかな~と感じました。
だけど、何はともあれ、幸せそうな3人の関係に萌えました。

1

まさに蜜なお話し。

タイトルと表紙からして、そういうお話なんだろうなとは思いましたが、
最初から三人仲良く……という展開でなかったところが面白かったかな。

それぞれがそれぞれに魅力的で、情熱的。
壱也も双子が執着するくらいには可愛い。

ちょっとした波風はありますが、
ストーリー的にはそう大事件もなく。
それでも最後まで読めたのは、壱也の揺れる感情について行けたからかなぁ。
それと、徹の言葉攻と、猛の優しさのバランスが良かった。

読んでいて気になったのは、壱也のお店。
本当にあったら通ってしまいそうなほどに居心地良さそうで、
ライムスカッシュ飲みたくなります。
紅茶も美味しそうv

ストーリー的に物足りなさを感じつつも、
喫茶店の居心地良さそうな落ち着きに、 中立寄りの「萌×1」で。

0

どちらかを選べないのかな…?

以前、この人の別の3Pもので<趣味じゃない>をつけた事があるのだが、"秘蜜"ってタイトルに惹かれて同じ3Pものを再び手に取った。

攻めの双子・徹&猛といい元彼の友成といい、なんか受け・壱也の周りって自分本位の男ばかりじゃないか?って感じた時点で、もやっとくる感覚は的中した。
壱也を最後まで抱かずに時間を置いた徹の腹黒い思惑には、まぁ目を瞑れる。
だが、兄弟揃って壱也の濡れ場最中のあられもない姿を携帯カメラやビデオで撮るって行為にはドン引きモノだった…。

今回の徹&猛の双子については、変にベタベタした間柄ではなく、普段はちょっと仲が悪めの距離感だったのが面白かった。
どちらもタイプが違ってどこか危ないところも魅力的ないい男だが、う~ん、壱也にとってどちらも選べない程に惚れているっていうのはどうなんだろう…(-_-)?

壱也も初対面の徹&猛に優しくしてもらってホロリとしているのを見ると、どうも流されやすい性格なんじゃないかな?
『身体で快楽を得るだけじゃなく、恋もしたい』って願望を持っているらしいが、呆気なく快楽に流されているじゃん。

本当は、実の兄弟が絡んでいても3Pものでも別に地雷じゃないし、快楽に浸る受けってのも好きなんだけどな。
なまじキャラクターの背景とか過去の家族描写も入っているだけに、どうもエロ特化としては割り切る事が出来ずに惜しい。

1

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