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ore ga usagi de usagi ga ore de
愛らしくも悩ましいうさぎに良くも悪くも翻弄される、両片思いの幼馴染み2人のお話でした。
今作はラブコメの中に動物との入れ替わりが描かれた、ちょっぴりファンタジックな雰囲気です。
幼少期の口約束とはいえ、結婚の約束までするくらい仲が良く、家もお隣同士。
しかしながら、成長するにつれてなんとなく自然と疎遠になってしまった八尋(やひろ)と舜也(しゅんや)。
そんな中でも実は互いに初恋をこじらせていた…幼馴染みあるあるですよね。
この2人が両思いになるまでが描かれているのですが、設定がなんと入れ替わりもの。
ある日、八尋が助けたうさぎの神さまからのお礼によって、攻めの舜也が飼っていたうさぎの「やひろ(後に"うさ太郎"と改名)」と人間の八尋の中身が入れ替わってしまいます。
それも、時間によって元に戻ったり戻らなかったりという厄介なもので…
元の姿に戻るためには、八尋がウサギの神さまに何気なく願った「舜也と恋人みたいになれたらいいな」を叶えなくてはいけなくて…と続きます。
万年発情期でご主人大好き!なうさ太郎が、動物的シンプルイズベストな感情と衝動のままに作中で暴れ走り回っていた印象が強いです。
八尋の姿の状態で発情し、ご主人の舜也に迫り、自慰をし、見知らぬ男に迫り…と、ハラハラする行動の数々をとってしまいます。
(なにせ中身がうさぎなので…)
そんなうさ太郎に翻弄されまくる幼馴染み2人はというと、明らかに両片思いなのであっさりくっつくのかな?と思いきや、これがまたなかなかくっつかない(笑)
うさぎきっかけによるかなりの荒療治でようやくくっつく感じでした。
可愛らしい雰囲気のお話なので、素直に萌えた!と言いたいのですが、入れ替わったうさ太郎の行いによって八尋の清い身体が汚されてもやもや〜っとしてしまったかな…
せっかく純愛めいた初恋を秘めていたのに、これではあまりにも…性的に接触する初めては中身も全部八尋のままにしてあげて欲しかった〜!
うさ太郎は何も悪くないのがまた…
ご主人に好かれたくて人間になりたかったのに…となるうさ太郎もかわいそうで仕方がなかった…
うさ太郎をどう見るかによって評価や感想が分かれる作品かなーと思います。
舜也が優しい人間なのは分かりつつも、どことなくややヘタレっぽく見えてしまったのが残念。
子供時代の舜也の方が良い男な気がしました。
栗城先生の書かれるお話は、心理描写が細やかなものからシリアス・コミカルなものまで幅が広く大好きなのですが、個人的に心の萌えに大ヒットする作品と、あまりはまりきれなかった作品が両極端になる事も多く、今作は残念ながらはまりきれない方でした。
こればかりは相性ですね。
性感帯の尻尾を攻めるシーンとラストシーンが良かったので、中立寄りの萌です。
攻めのペットのウサギと、受けが入れ替わってしまう!というモフモフほのぼの系でなかなか楽しめました。
幼馴染の舜也(攻め)が可愛がってるペットのうさぎを見て、俺もいっそのことうさぎだったら可愛がってもらえたのかも……と思う八尋(受け)。
そんな八尋の密かな願いをウサギの神様が聞きつけて叶えてしまったから大変……!!というやつです。
日の出ている間は、ウサ耳シッポ付きだけど人間に戻れる八尋。
だけど夜はうさぎの姿に変身してしまう。
どうやったら元に戻れるのか、あれこれ試行錯誤して協力してくれる舜也、優しい。
そしてさりげに彼シャツ着せたりなど、舜也からあれこれダダ漏れしてるところが良かった。
だけど。
問題なのはペットのうさぎ・うさ太郎。
こいつが自由奔放なツワモノ。
というのもご主人様ラブ!!で、しかも万年発情期ということで舜也に迫りまくりのビッチっぷり。
キスを奪うわ、オナニー手伝ってもらうわ、駅でナンパされて付いていってしまうわ……
中身はうさぎなので、貞操観念とか倫理観とか皆無なのはわかる。
仕方ない。
だけど、モヤモヤするよ〜!
だって長年清い身だった八尋。
なのに自分の姿をしたうさ太郎と舜也のディープキスや、オナニー介助を側でただ見ていなくちゃいけないとかどんだけよ……。
(攻めは中身がうさ太郎だとわかってて、仕方なしに手伝ってやってるとはいえ)
おまけに行きずりのナンパ男に初フェラされてしまったとか自分だったら泣きたくなる。
いくら中身は自分じゃないんです、あくまで外側だけなんです、と言ったって、好きな男にされる前に知らない男にちんこ咥えられてしまったとかダメージ、デカすぎ……。
中立寄りの萌で。
初恋をこじらせたお話です。
長かった。八尋とうさ太郎が入れ替わって想いが通じるまでがとても長く感じました。
かなり早い段階で舜也も八尋を好きなことがわかります。だけど入れ替わり生活のドタバタとこじらせた八尋の思い込みでなかなか。
舜也も早い性の目覚めに八尋を傷つけないよう突き放したり、子供の頃の約束が無かったことにされたと思ったりでどんどん疎遠になっていったんですね。
八尋の方も自分とのことが舜也の黒歴史なんだと引いてしまって。
同居生活は甘々もありましたし、うさ太郎をやひろと名付けて好き好き言ってたんだってわかっても八尋はまだ気がつきません。
駅のトイレで危機一髪でしたね。八尋の貞操が守られて良かった!
ずっと長い間両想いだったのになんて遠かったのでしょう。でも思い出の場所で一生の約束もしてこれからはずっと一緒ですね。
面白かったー!!ヾ(*´∀`*)ノ
最初はリアルウサギと人間の恋の成就にピンと来ず。
期待半分で読み進めてたのです……が!
「幼馴染」「片思い」の王道設定にファンタジーなトンデモ設定が加わることで
1粒で2度どころか3度4度と美味しくなってるー!!!
心と体が別になったからこそのシチュ萌えを堪能です♪
コミカルな面白さだけでなく、片思いの切なキュンに涙腺が緩むシーンもあり、
色々な萌えを感じることが出来ました(﹡´◡`﹡ )
攻めと受けは実家暮らしの隣人同士。
幼馴染だけど長く疎遠になってて、まともに顔を合わすことも話すこともない関係。
体を入れ替えた張本人・白兎の神様はユルイ人なので、細々した設定は割とご都合主義かな。
(なので受けは昼間だけ人間に戻って在宅の仕事してたりします)
受けは子供の頃からずっと攻めだけに恋をし、いまだ幼い頃の約束を引きずる地味オタク。
攻めはいわゆるリア充。紳士的でなんでもソツなくこなし、受けにとってヒーロー的存在です。
お話は、カラスに襲われてるのを助けてあげた白兎が神様とはつゆ知らず、
「攻めのウサギになって可愛がられたい、恋人になりたいなー」とうっかり零し、さぁ大変。
じゃあ願いを叶えてあげるね☆と攻めのペットと体が入れ替わってしまい展開していきます。
入れ替わると、受けは心と体が別々になった状態。
この設定が切なさもありつつ非常に萌えた!!
ペットウサギ・うさ太郎は攻めが大好きなので、
人間の体になった喜びから攻めにキスして襲いかかりますw
目の前で繰り広げられるのは、自分の姿形を纏ったうさ太郎と攻めのラブシーン。
(厳密には違うけど)寝取られっぽい要素に萌える〜(^//^)
で、中身はうさ太郎とわかってても顔は受けなので動揺し拒みきれない攻めにニヨニヨ。
そして、リアルウサギとなった受けの世話をする攻めの甘さが…!(∩´///`∩)
これで付き合ってないって嘘でしょ??という甘々で、甘々スキーには堪らん〜!
割と冒頭から両片思いなのがアリアリと見えてるからニヤニヤしちゃいますv
うさ太郎の暴走にはヒヤヒヤしましたが、それに対する攻めの本気の怒り。
受けに対するたっぷりの愛情を感じてすごくカッコよかった!!
最初は、中身がうさ太郎とわかってても姿形に動揺し混同してた攻め。
しかし話が進むにつれ、どんな姿であれ、それが例えリアルウサギだとしても、受けだけが好きというのが見て取れるようになったのが良かったです。
例え姿形がずっと見てきた幼馴染でも中身がうさ太郎なら別物。
リアルウサギの姿をしていても、中身が受けならそのまま愛す。
攻めの深い愛情にジンワリ暖かな気持ちになりました(;///;)
受けも長年の片思いを拗らせてる描写が切なキュン要素たっぷりで、キュンキュンでした。
些細なことで一喜一憂しながらも、それでも攻めだけが好きな一途さが良かったです。
(攻めも受けが好きっていうのがアリアリしてたのに気付かない鈍感さはご愛嬌…かな?)
ずいぶん前に購入しておりましたが、ルビー文庫さんなのでなんとなく積まれておりました(酷
しかしやはり栗城さん、相変わらずエロカワ癒し系。
そして三池ろむこさんの描かれる超絶可愛らしいウサギや八尋と、日本男児的なキリッとした舜也の素敵なこと!
ストーリーとジャストフィットです。
さらさらと読めるコメディなので、重い話やリアル設定には胸焼け気味な時に読みたいですね。
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受けの八尋はオタク系中心のフリーランス雑食ライター、25歳。
何度も怪しい人物に攫われそうになっていた程幼少時は可愛らしく、初恋だった舜也とは結婚の約束をしていたほど。
攻めは八尋家のお隣さんであり、同級生で幼なじみの舜也。
学生時代から人気があり、きりりとしたクールな二枚目で、高校が別れてからは八尋とは疎遠となりました。
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成長した八尋は、舜也へはっきりと失恋しないままその初恋を拗らせ今に至るというD貞男子。
舜也の方はというと最近になっておもむろにウサギ(うさ太郎)を飼い始め、そのウサギと八尋は体が入れ替わってしまうというお話です。
発端は、八尋が白ウサギ(因幡の白うさぎより因幡さん)をカラスから助けたこと。
その白ウサギは実は幼い頃に二人が結婚を誓い合った神社の神様で、八尋がポロリと言った『ウサギなら舜也の側にいられた』というような発言を親切?にも拾い上げ斜め上の計らいからうさ太郎と中身を入れ替えてしまったという…迷惑な神様なのです。
だって、外側は八尋でも中身はウサギですからね。
ご主人さま大好きということでうさ太郎思いっきり舜也へチュウするは、覚えたての自慰にふけるはでウサギ姿の八尋卒倒モノののことばかり。
やー、笑えますね。
うさ太郎が八尋の体で自慰し過ぎて翌朝痛むとか、リアルだー。
ただ丸い物を見ると…という設定はあまり必要性がなかったですね。
一応昼間は人間の姿に戻れるものの夜はウサギになっちゃうので、それがなくとも舜也のお世話にならないことにはダメだったでしょうから。
余談ですがわたしは栗城さんのエロ表現が好きなのですが、今回もエロカワで満足です。
加えて八尋が考えていたよりもツンツンしておらず、健気で、好きになって気持ち悪くてゴメンねというスタンスなのが良かった。
特に貞操の危機に、舜也の会社へ走るウサギの八尋とか…想像するだけで悶えるー!そこも挿絵があれば最高だったのにいい。
栗城さんは挿絵ページを指定されていないとのことなので、担当さん…なぜー、無念ですよー。
そして八尋の恋の相談相手で、勝手に舜也がライバル視していた当て馬さんにはいつか出番があればよいなあと思います。
あんなにキラキラネームなんだし…それとももうどこかに出てたのかなあ。
口絵がっ可愛すぎる。ウサギのしっぽギュッてしてるの可愛い。
三池ろむこ先生のイラストが可愛すぎるだな。
八尋と母親が仲良しでなんか良いな。
八尋が母親のことをお母様と言ったりママンと言ったりするのも好き。
時々、丁寧語になる八尋のキャラが良いです。
八尋が神社で助けたウサギの名前が因幡さんになりました。
なぜ、因幡さん?
頭を撫でるとスリスリしてくると書いてあるけど、ウサギって飼うと反応してくれるのかな……。
学校にいたウサギは餌は食べるがいっさい触らせてくれなかったよ。
ウサギがぶうぶう鳴くのも知らなかったです。(動画検索して見たら可愛かった)
万年発情期のウサギ嫌だ……。
八尋の体と入れ替わったウサギがリビングで下半身丸出しで自慰にふけってるとか嫌すぎる。
小説だから笑えるけど。
ショック過ぎて気を失いかけた八尋の気持ちがわかるような気がする。
「つまんない」というウサギの気持ちもわかるような気がする。
ウサギにしたら、「好きって言えない、交尾できない、自慰もできない、人間ってつまんない。素直に生きれば良いのに めんどくさい」だそうで。
確かに人間てめんどくさいです。
で、ウサギから人間になって大好きなご主人さまとイチャイチャしたいのに、何もしてもらえない……だったらウサギに戻りたいという気持ちが切ない……。
八尋の体だから何もしちゃいけないと言われるウサギが不憫過ぎました……。
一つ疑問。丸いものを見たらウサギになってしまう八尋。
ウサギになって着ていた服は脱げると思うんだけど、5分で人の姿に戻った時は素っ裸じゃないんだろうか?
誰も動揺していない。
イラストは可愛いし設定も面白いと思うけど、舜也のペットであるウサギが可哀想すぎなので中立です。
体入れ換えじゃなくてそっくりに変身にしてあげれば良かったのにと思います。
ファンタジーなんですがコメディ色が強いお話です
うさ太郎と八尋(受)が因幡さん(神様)の恩返しによって身体が入れ替わり、舜也(攻)との長い両片想いから両想いになるまでのお話です。
とにかく、うさ太郎と八尋が日が出ている時間と日の入りで身体が入れ替わったり、八尋が丸い物を見たらうさぎになったり、5分経ったら元に戻ったりと、コロコロ変わるのでイマイチ八尋の今の状況が分かりにくかったです。
他にも細かい設定があってお話がスンナリと読みにくいし
又、万年発情期のうさ太郎が八尋の姿で舜也に迫ったり、一人Hしたり、果ては行きずりのナンパ男とトイレで致そうとしたりと、元々うさぎなんだから何も考え無いのは普通で、欲望のまま突っ走るのは当たり前なんでしょうが、私にはうさ太郎の暴走が何だか印象的過ぎて、
舜也のヘタレっぷりと、うさ太郎の暴走しか頭の中に残らなかったのが残念でした。
たれ耳うさぎにしろうさぎ。イラストは三池ろむこさん。こういう作品を無条件に「カワイイ・・・」と思えたら、わたしの読書の間口ももすこし広がるのになあ。妙にガタイがよくって色黒の野郎どもになぜかうさみみが生えちゃってる松雪作品の方を愛らしく思ってしまうわたしは多分筋金入りの変態なんでしょう。
突然みみつきになった人のお話としては鈴木あみさん「ウサギ狩り」の一羽を思いだしますが、せつなさやハラハラ感はあちらの方が上かな、とも。一羽はみみつきになったことで狩りの標的となり、親には絶縁され、幾度も危険にさらされます。もと同級生に救われるところは本作と似てますが、むこうはヤクザで、監禁されて襲われて「俺のおもちゃになるか売り飛ばされるか、好きな方を選べ」とかいわれるし。何より一羽は、かわいいうさみみなんて自分には似合わないと思い込んでる。(ツンな美人なもので)
いろいろ不幸な一羽に比べれば、こちらの八尋はそこまで追い詰められてない。攻めの舜也は何せ幼稚園児にして好きな子のエスコート術を心得てたような出来過ぎたヤツ。これまた都合よく両親が長期不在の舜也の家にかくまわれ、やさしく行き届いたお世話をされる。舜也も内面ではあれこれ年相応にフラチなことを考えてはいるけれど、いきなり襲いかかるような暴挙にはでない。あて馬らしき友人も不発に終わるし、突如うさぎ化するというとんでもなく非日常な事態に見舞われた割には、あまりにも平穏な彼らの暮らしぶり。ヌルい。ヌルすぎる。
そんな中、最も存在感が際立っていたのは、意外にも八尋と入れ替わりで人間になる舜也のペットうさ太郎。なにせ根がうさぎなので、あんま小難しいことは考えられない。その分人としての常識とか、道徳とかに縛られず、本能の赴くまま行動する。発情すればTPOお構いなく自慰にふけるし、大好きなご主人様には体当たり、せっぱつまれば相手に見境なし。その突き抜けた暴走っぷりはいっそ爽快でした。お互い幼稚園のころから思い合っていながらあれこれ考え過ぎて進展しなかった八尋と舜也の関係も、うさ太郎に触発されてようやく動きだす。うさぎの愛らしさというよりたくましい生存本能ばかりが印象に残った作品でした。
とにかく話がめっちゃ可愛い!
切ない系が好きな私なんですが、
表紙の可愛さに惹かれて購入しました。
本当に良かったです!!
うさぎを飼いたいって気持ちになりました。>_<
癒やされたい時にオススメです!!
うさ神様の中途半端な恩返しで、俺がうさぎでうさぎが俺になってしまって、ドタバタするお話。
中身がうさぎな俺は、欲望に忠実なのに、人間の俺は臆病で、
でも、ハイスペック幼なじみも、中身は実は臆病で、
そんなこんなで、初恋を拗らせたまま無駄にした10年以上。
いまいちピントがずれている神様が叶えてくれたのは、うさぎになっちゃう荒療治で、
でも、最終的にはちゃんと願いが叶って、よかった、よかった。
ウサ耳とドタバタしたラブコメディって、ホントに相性がいい。
発情中のうさぎがなんともかわいいお話でした。