恋ならいいのに

恋ならいいのに
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×21
  • 萌2
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
10
評価数
3
平均
3.3 / 5
神率
0%
著者
麻生玲子 

作家さんの新作発表
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イラスト
明森びびか 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
アイスノベルズ
発売日
価格
¥838(税抜)  
ISBN
9784872787245

あらすじ

「乗ってかない?」・・・高津がナンパしたリーマンは、なんと高校時代に憧れていた生徒会長の阿南だった!超ラッキー?な高津は、さっそく飲み友達からアタックを開始(酔って意識がない阿南にイタズラできちゃう、というオマケもついる?)しかし、阿南の友人&高津のH友達(?)の槙野が(まきの)が、実は阿南に恋していたことを知り、高津は恋愛モードで行動に出るが・・・!?年下攻書き下ろし?

表題作恋ならいいのに

レビュー投稿数3

個人的な簡単な感想

大学生×リーマンのお話です。
阿南よりも二つ年下の高津は、性に対して自由奔放で、女性も男性もOKなバイです。気持ち良くなれれば、『何でも好し!』といった感じです。明るい性格ではありますが、正しく遊び人ですね・・・。阿南の高校の先輩槙野とは、セックスフレンドで、高津は抱かれていたようです。『何でもあり!』ないい加減な高津ではありますが・・・、阿南に対しては、執着を見せます。高校の時からずーっと阿南に片思いをしていたのですから、一途だったんですね。阿南は顔立ちが整った美人ではありますが、なよなよしたところがなく、体育会系なので、男らしいです。真面目といった感じでもありませんが。阿南は高津に絆されたといった感じですね。
個人的には、満足のいく一冊でしたv

1

この攻め、この先ゼッタイ浮気するぞ(笑)

読み終えて一番はじめに思ったのは、この攻めゼッタイにこの先どこかで浮気するだろーなと。
そういうタイプだ!

最初は三角関係です。
セフレしてる二人が、同じ男(ノンケの主人公)に恋している。どっちと結ばれるかな?ってタイプのお話ではないです。最初から主役二人はすぐに分かる。
この当て馬がなかなか面白いポジションで、読者は先にそれを知るんですが、登場人物が一気にそれをぶっちゃけあう居酒屋のシーン、かなりハラハラドキドキして面白かったです。
セフレしてる二人は二人とも遊び人タイプで完全に身体だけの関係。プラトニックで一途な愛情は、主人公だけにある。
その関係がバランスが崩れていく過程にも、それが収束していく過程にも、緊張感のある大小のドキドキがたくさん詰まってました。
攻めは見事にチン軽のアホアホ男ですが、そんな男の一世一代の「本気の恋」は見事なストーカーでした。ひたすら強引で前向きで身勝手。プッシュプッシュプッシュ!嫌いじゃないです。こういう押しの強いタイプはリアルにモテるんだよなァと思いつつ読みました。
受けの心の陥落、もうちょい引っ張ってくれたほうが良かったなとは思いましたし、当て馬がもうちょい活躍してくれても良かったような気もしましたが、とても面白かったです。
でもやっぱこの攻め、この先どっかで浮気すると思うよ~w

2

紙一重の魔性攻め

新鮮さあり、ハラハラもあり。攻めの高津が曲者でした。大学生のヤリ◯ンで、高校時代に憧れていた先輩と再会するや、一途に押しまくって無理矢理襲ってしまうんですよ。(その前に先輩が泥酔して睡眠中にお触りしてます)

ストーリーは高津の憧れの先輩・阿南視点で始まります。仕事帰りに酔って下車駅を乗り過ごし、徒歩で自宅に向かっている時に高見に車で送ってもらったのが出会い。阿南の方は高津のことを覚えていませんでした。

男女いる高津のセフレのうち、男性の方は高校の時の先輩・槙野。槙野と寝る時、高津は受け身なんですが、阿南に対しては抱きたいと思っています。槙野も高津も本命がいて割り切った付き合いをしているけれど、なんと二人とも高校の時から阿南を思っていたことが発覚。この辺の展開に内心ざわーっとしました。

で、何がなんでも阿南が欲しい高津は酔った彼をレイプしちゃいます。阿南から二度と顔を見せるなと拒絶されても毎日阿南の家で待機してストーカー化。高津が死ぬほど楽天的なのか、ただのアホなのか、ぜんっぜんめげないうえに、図々しくも次の機会を狙ってるくらいで笑

高津のやってることは今じゃ犯罪レベルなのに、作家様の描き方がなんせ異様に明るいんですよね。コミカルもシリアスも描く方だけれど、年下攻めには甘い笑。あたかも「攻めに欠点は存在しない!」かのように、かなり受け側の包容力でカバーしてくださっているような気がします。

そんな鋼のメンタルな高津に根負けして絆されてしまったような阿南でしたが、阿南と高津に肉体関係があることを知らない槙野から、彼が高津とセフレだったことをサラッと告げられて…

この展開にもズキズキきました。阿南がジェラシーを認めてしまうってことは、もう完全に高津が好きだっていう証拠をさらすようなエピソードにも等しいわけで…。当初は頑なに男とはありえないと拒絶しまくっていたのになぁ、、。阿南の変貌ぶりに恋のマジカル・パワーを感じてしまいましたね笑

時代感があるとはいえ、イラストが綺麗でよかったです。おかげで最後まで楽しめました。

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