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imitation prince
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
初読み作家さん。
本当に孫なのかどうかが気になって読み進めました。
攻めが最初は冷たかったのに人柄を知って次第に保護者のようになり、恋愛関係になっていく過程は楽しめた。
受けの父親、ちょっと女関係がだらしなさすぎ。
亡くなった時点で22歳。
未婚で産まれた孫候補のひとりが裕理。
さらに旅先でちょっと出会った既婚女性とも関係を持っていて、その女性も子供を孕っていた。避妊しない系なのかなんなのか。しかも責任を取るどころか子供ができたことすら知らない。
不倫なのに夫と不倫相手どっちの子供かわからないまま産むのもあれですけど。
全国津々浦々、48都道府県に兄弟姉妹がいないか、他にも孫候補が出てきやしないか心配になった。
須田という嫌なキャラが出てきてものすごいイライラさせられたわりにザマァにもさほどならず、どうでもいいと流され肩すかし。溜飲が下がらないまま。
受けのショタ描写(攻めの犯罪をしている気分になる系のセリフ)はともかく、言葉遣いの幼稚さが引っかかった。
読んでいるうちに20歳ということを忘れて15歳くらいの少年のような喋りが気になって好きになれなかった。
あと状況説明したいんだろうけど(〜〜なのだろう)と地の文では察しが良すぎる。これまでの環境と経験でそこまで察することできるでしょうか。エスパーかな。
シンデレラストーリーは楽しめた。
2014年刊。
実は先に『イミテーション・ロマンス』から読もうとしたのだが、数ページで引っ掛かりを感じてしまい、急遽こちらも取り寄せたのだった。
(しばらくの間積んでしまったけれどね…)
この話、年老いた資産家の孫を探しているという切り出しから入るから、確かにこちらから先に読んで正解だった。
登場人物の一人、須田の意地の悪い人柄ってのも早々に分かって良かったし。
母親を亡くしてからの2年間、困窮の生活で日々を凌いできた裕理の前に現れたのは、橋本ホールディングス会長(件の老資産家)の意向で彼の孫を探しているという男、加堂だった。
この二人、初対面から取り繕う必要がない間柄で直ぐに打ち解けているおかげでまどろっこしいと思う事もない。
誤解、すれ違いもなく既にいい雰囲気を醸し出しているが波乱は新たな孫候補が登場した辺りからになる。
もう一人の孫候補・智紀のほうが早世した父親・英司の整った顔立ちに似ている為に、分が悪い裕理の身の置き場が心配になってくるが、上手く収まる。
英司は相当女性関係の広かった父親らしいが、今回だけはそんな奔放さも実家のおかげで上手くカバーできたってところかな。
この話の登場人物だが、
・老資産家の隆と英司が血の繋がらない父と息子
・加堂も両親を早くに失くして隆に世話になった
・悠理と智紀、どちらが英司の息子だとしても祖父と孫の血の繋がりがない
と、血の繋がりがない者同士が多いのだ。
再婚同士とそれぞれの連れ子の関係が良好なステップファミリーってのに相当近いものがある。
肉親運がない者同士の縁ってところだね。
裕理も以前は勉強好きだったらしく、生活環境が良くなってからは持っていた向上心が復活した描写もあって一安心だ。
加堂にとってはテーブルマナーや資格習得(もしかしたら大検もあるだろうね)といった形で、好きになった相手の援助に事欠かない生活で嬉しいに違いない。
貧乏な受け様が、資産家の孫かもしれないというところからですが、
貧乏受けで健気受け。そしてイケメンスーツの攻め様・・・
そしてそしてのシンデレラストーリー的なのが好きな方お勧めですw
受け様の唯一の家族だったお母さんが亡くなって
今まで住んでいた街から逃げるように東京にでてきたんですが
安定した仕事もつかずに、ただただその日暮らしをしていた受け様ですが
資産家の孫かもしれないと、攻め様が現れて受け様の生活が変わります
かなりの豪邸で湯水のようにお金を使う・・・という感じではないのですが
それなりのきちんとした生活をあたえられてありがたく思う受け様・・・
孫かそれとも偽物かと、周りがどう思っていようが
自分が信じているモノを見失わない受け様
健気な受け様ですがきちんと現実を見極めている所がいいですね(*´∀`*)
攻め様もきつめですが、受け様への愛情がヒシヒシと感じます
最終的に攻め様が絶倫だということが分かりますwwww