えだまめ子さんのマイページ

レビューした作品

女性えだまめ子さん

レビュー数0

ポイント数0

今年度--位

通算--位

  • 神0
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0
  • 絞り込み
条件

指定なし

  • レビューした作品
  • 神作品
  • 萌×2作品
  • 萌作品
  • 中立作品
  • しゅみじゃない作品
  • 出版社別
  • レーベル別
  • 作品詳細
  • レビューした著者別
  • レビューした作画別
  • レビューしたイラスト別
  • レビューした原作別
  • レビューした声優別
媒体

指定なし

  • 指定なし
  • コミック
  • 小説
  • CD
  • DVD
  • ゲーム
  • 小冊子
  • GOODS
発売年月
月 ~
レビュー月
表示モード

34歳と16歳

受けの蒼、会って4日そこらでそこまで好きになる?
しかも無理矢理やられて。
早々に喘ぎまくるようになるし、かと言ってエロも萌えず。

125Pで蒼から母のことを好きだったかと聞かれて、攻めの伊織が「ええ、愛してました」と答えて傷つける。
さらに「あなたは紅美様の代わりです」「あなた個人など誰も必要としていない」と冷たく突き放す意図がわからない。
自分がどこか読み飛ばした?
136Pでは「この淫乱ーーー……」と罵る。
おまえが襲って何度となく性行為を強要していたくせに………。なんなのこいつ。

終盤になり昔会った時から好きだったと言いますが、この罵倒の意味は解明されない。
5〜6歳の頃からってそれはそれで引くけど、まだ16歳なのに襲うか。
本当に好きならあと2、3年は待てなかったのかと。
敬語と執事攻めが好きなので楽しみにしてたんですが、この伊織が酷すぎて萌えませんでした。

葛城も伊織も、自分たちと同い年だった紅美(蒼の母)の、その子供に好き好き言ってておかしいと思わないのか。
これが男女、女男であってもだいぶキモい。

最初から一貫して蒼を大事にしていたら執事萌えなんですが、いかんせん途中で侮辱して傷つける意味がわからなくて、モヤモヤが晴れないまま終わってしまった。
母の代わりでもいい、好きだ、ずっと一緒にいて。と言う蒼ですが、そこまで魅力があるように見えず、いったいどこが良くて惚れてるんだと冷めた。

萌えなかった

攻の性格が掴めなかった。
日本有数の化粧品会社の社長なはずなのに、しょっちゅう透に付きまとっていて暇なのか?

透は泣かされて突発的にキスをされ、初めてだったのにとウジウジするわりに、付きまとわれただけでいつの間にかほだされている。チョロい。
夕食を食べていけと言われた時、おちょくられたと思ってすねる心理描写も理解できない。
作風と自分が合わないなーと感じた。

あらすじに「溺愛の日々」とありましたが、ただ付きまとわれて薔薇の花束や自社製品のメイクボックスや菓子などを貢がれただけ。それもさらっと描写しただけ。

2度と会わない約束に、最後の思い出づくりにとデートに誘われるけど、断り続けているCM仕事の依頼で付きまとっていただけで、付き合ってないのに思い出づくりも何も。

一目惚れと攻は言うけど、元の顔を見ても引かず、内面もと言うほどの魅力がどのあたりにあるかわからない。雨の日にタオルを買って戻ってきてくれたところ?
メイク前がある程度わかると言いますが、だいぶ違うのは、どれだけ内面に惚れていたとしても男であれ女であれ問題にならないかな。
モデルとしての姿も、肝心のモデルの仕事描写がないし。(撮影が終わった描写だけ)
他作家の作品に女装モデルがテーマのBLがあるんですけど、そっちは多少あるのでだいぶ比べてしまう。
DOLLとしての見た目で仕事をしているくせにDOLLが嫌いで疎んじているから、自分でメイクができるように教えてくれると姉が何度も言っていたのをつっぱねていた。
そのせいでデート中にピンチに陥り後悔するんですが、仕事に関する努力もしてこなくて人のメイクに頼りきっていた透のどこに内面的魅力があるのか読み取れなかった。

素の顔は二重を作る糊でアイメイクしてないと重たい一重のジト目とそばかす、マネージャーすら気まずそうに目を逸らす。受け自身が、まるで化け物みたいだと表現している。
それでも自分の顔も受け入れられるようになったんでしょうが、ここが気になって2度目のエロシーンは読めなかった。

攻が事務所の看板女優に「彼に絡まないでくれ」と言ってしまい、勝手に男だとバラしてしまったところも激萎え。
女優が攻の身内と関わりのある人だとのちのち判明するし、攻はそれを当然知っているとはいえ、秘密をうっかり第三者にバラすのは裏切りに思える。
他人越しに片手で謝る人格にも。

社長っぽくない男と性別不詳には見えないメイク男の、上滑りな恋愛を見た気がした。
イラストも性別不詳のミステリアスモデルには見えない。

ラストで透が公務員試験の報告をしても「あれ、発表は今日だったのか」と忘れていて気まずそうな顔。
大企業のトップとして仕事で忙しいにしても(作中はぜんぜん忙しそうじゃなかったけど)、その言種は……。手に入れればそれまでのようで、大事にされてなさそう。
なんでこの表現を入れたのか。
この攻のどこがいいのかわからなかった。

エロ度が高い

ノーマルだった小早川が、最初は強姦され動画を元に脅され無理強いだったのに、身体を慣らされた戸惑い、朝倉の手を待ち望むようになっている様子が書かれています。
少し攻めの命令口調がぎこちない気がした。




[以下ラストのネタバレになります]

きっかけが唐突に感じたけど、あれで激怒するほど朝倉は小早川のことが強く好きだったんだなと思う。
そんな好きなら言えよと思ったけど、小早川はノーマルだったのでそれでは普通に断られて距離を置かれていたかもしれない。

受けが攻めの気持ちを悟り自分の本心も自覚して、それを伝えたところで終わっているため、しんみりとした着地点です。
ページ数が少ないせいもあるけどここで終わり!?となった。
前後がもっとあればよかった。
あらすじだけ見ると世にあふれた設定に見えたけど、個人的には好き。

1番好きな作品

今まで生きてきて読んだ小説の中で3本の指に入るほど気に入った作品です。
もう1位かもしれない。
葛西リカコさんの美しいイラスト・キャラデザもあって、相互効果で優勝してる。

受けの描写で女を思わせるような容姿やらが苦手なため、ちゃんと男らしい言動、描写なのも好みだった。

最初のみ攻め目線からスタートし、その後は受け目線。
初見ではその攻め目線での濡れ場が、何が何だかわからず読み進めて一度ラストまで読み終わる。それからまた最初を改めて読み直すと、ほぼ一目惚れ(3回会った末で)だったんだなと気づいた。
彰に惚れた理由がちょっと弱いと感じたけれど、このモノローグがあるからこそ、織宮が彰に手を出した理由がわかってよかった。
織宮目線と彰目線で同じシーンを読むことができて、それぞれの気持ちがわかる。

色っぽいインテリヤクザによるトラウマ上書き、饒舌な長文言葉責め、言葉の端々から好き感情ダダ漏れ。セリフ回しも非常に好みでした。

手を払って銃を奪う手際の良さにインテリといえど悪どいことに慣れているのが垣間見えたり、署内で手を使ったこともあるという惹かれてつつある描写、後輩を連れて改めて捜査として訪ねて行った時のやりとり、電話での会話も萌えた。

2人の時だけ呼び方と声色を変え、側近も下がらせる特別扱い。
175Pのあのセリフを言って似合うキャラ、許されるキャラって他にいる!? 自分の中で唯一無二な存在だと思う。

終盤、車でひとりで警察署前に来ていて、織宮運転できたんかワレ!と驚いた。
当たり前といえば当たり前ですが、いつも運転手がいたから。
「そばで生きていたいなら生きていていいが」は、もうこれプロポーズでは。

自分が鈍いのか犯人は最後までわからなかったけど、よく考えれば他に怪しい登場人物がいなかった……。
なんの落ち度もない人間を3人以上殺しているから極刑は免れないよなぁと思うとやるせない。何より、そこまでしても最後に言葉ももらえなかった。

作品内に出てきて表紙イラストにも描かれているトリカブトってどんなだったかと思って検索してみたら、紫色の花と書いてあり、それで織宮の瞳が!鳥肌が立つほど感動した。

美しい表紙から作品内の隅々まで、全てが好みドンピシャだったので読む用と保存用で2冊買いました。

この作品の2人が好きなので続編やらが出てないのが惜しい。ドラマCDとかにならないかな。

シンデレラストーリー

初読み作家さん。
本当に孫なのかどうかが気になって読み進めました。

攻めが最初は冷たかったのに人柄を知って次第に保護者のようになり、恋愛関係になっていく過程は楽しめた。

受けの父親、ちょっと女関係がだらしなさすぎ。
亡くなった時点で22歳。
未婚で産まれた孫候補のひとりが裕理。
さらに旅先でちょっと出会った既婚女性とも関係を持っていて、その女性も子供を孕っていた。避妊しない系なのかなんなのか。しかも責任を取るどころか子供ができたことすら知らない。
不倫なのに夫と不倫相手どっちの子供かわからないまま産むのもあれですけど。
全国津々浦々、48都道府県に兄弟姉妹がいないか、他にも孫候補が出てきやしないか心配になった。

須田という嫌なキャラが出てきてものすごいイライラさせられたわりにザマァにもさほどならず、どうでもいいと流され肩すかし。溜飲が下がらないまま。

受けのショタ描写(攻めの犯罪をしている気分になる系のセリフ)はともかく、言葉遣いの幼稚さが引っかかった。
読んでいるうちに20歳ということを忘れて15歳くらいの少年のような喋りが気になって好きになれなかった。
あと状況説明したいんだろうけど(〜〜なのだろう)と地の文では察しが良すぎる。これまでの環境と経験でそこまで察することできるでしょうか。エスパーかな。

シンデレラストーリーは楽しめた。

本編後に再会したふたり

小説ページ部分は7ページ。
甘エロでした。
キスだけなのに本編以上に甘々。
言葉責めとスーツ越しに足を撫でただけで、なんであんなエロいんだ織宮。
葛西リカコさんのイラストイメージも相まって、ものすごく色っぽかった。


ネタバレになります。


本編終了後、捜査本部解散の日に織宮とホテルで過ごして以来、2週間ぶりにバーへ呼び出される。

彰も刑事という立場上、自分の中ではっきり明言できないだけで織宮のことを好きという自覚がある。
この気持ちを表現した文章が好き。

織宮は彰と出会ってから女には手を出していない、彰が嫌がるから。
私のしつけは巧くいっているようだ、とか、お願いするセリフを間違えたなら一度だけ訂正させてやる。と言葉で巧みに翻弄し、彰は意地を張りきれず「俺を連れて帰れ」と精一杯の言葉を口にする。

おまけの小冊子でさえ甘やかに萌えさせてくれました。

絵のおかげで何故か心に残っている作品

後書きに主従関係ものと書いてあったから購入したのに、読んでみたらどこが主従関係と困惑した作品。
確かに立場上では攻めは受けの親に雇われたバトラー、受けはその家の子供。
主従関係というのでしょうかこれは。
攻めの八束の性格は執事なわりに傲慢だし叱るためとはいえ水季をビンタするし、謝れと命令するしで、水季が可哀想で腹立つやらイラつくやら。
それでも何故か惹かれるのは、ひとえにカバー絵と挿絵を描いているイラストレーターの絵が魅力的だったから。

後半の書き下ろし(付き合ってから)の話も、恋愛初めての水季がデートしたいって言ってるんだから、もったいつけずにしてやればいいのに、家の中で毎日会えるんだからと冷たい。
挙句の果てに、なんの連絡も無く家に来なくなる。父親伝いに長期休暇だと知らされ、突然距離を置かれる。
もう攻めがなにしたいのか意味わかりません。

理由は水季に追いかけてきて欲しかったと言いますが、あれだけ愛情を欲した言動をしていたのに!? おまえは恋愛慣れしてるのにそこで引く!?
受けは両親から与えられなかった愛情に飢えていたのに、攻めからひと言もなく突然離れられたら、今度こそ本当に他者からの愛を諦めてしまいそうなのに。
受けが可哀想。酷すぎる。
これで従者×主人は違う……とモヤモヤしたけど、水季が予想以上のわがままおぼっちゃま気質だったため攻めの部屋でひと暴れして、攻めもそこは叱らないで和解しているのには笑った。
その後、先ではどうなるのかなと心に残ってしまう作品。

本編後の2人。

猫を拾って困った末に頼った先が織宮だった。
あの織宮が、彰が電話したら理由も聞かずに直接駆けつけるのか。
スカしてるけどお互いが思い合っていて一途。
去り際のセリフは安定の織宮だった。
公には慣れ合えない間柄だけど、十分甘かった……!
その後の2人の姿が見られてよかった。