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aiken choukyo
愛犬志願では常に理性的で犬神使いに対しては無慈悲な態度をとっていた江雪。
安綱と旭の交わりも微笑ましいとしか思わず、少なくとも自分はそんなことはしないと旭に告げています。
そんな江雪の前に現れたのが女王様な犬神使い、篝!
2匹のお馬鹿な犬神を鞭でしばき、ヒールでぐりぐりしちゃう常にツンツンな子。
そんな篝に魅せられた江雪は今までのクールな姿はなんだったの?と言いたくなるほどに豹変しちゃいます。
篝に自分だけを見て欲しい、誰にも触れさせないで自分以外の名前を呼ぶことすら許せない、という強い執着を露にする江雪にきゅんきゅんしっぱなしでした♪
なかなか心を開いてくれない篝にどうしたらいいのかとよりにもよって安綱に相談しに行くあたり、相当迷えるワンコ状態の江雪。
そんなワンコに意外にもまともな助言をする安綱。
最後には『健闘を祈らんでもない』なんてエールまで送っちゃう変貌ぶりを見せ仰天させられましたがそこはやっぱり旭しか頭にない馬鹿犬。
エールを送ったのはこれで旭にはちょっかいかけないだろうと思ってのことで、まだまだ小型愛玩犬への熱望は覚めそうにありません。
どんどん江雪に対する呼び方が酷くなっていくところで、よかった!いつもの安綱だ!と安心しました。
最後にようやく篝と結ばれ雄叫びを上げながら交わる江雪が本当に幸せそうこっちまで嬉しくなりました。
これから一生我が君我が君我が君!なワンコに振り回される篝が心配でもありますが先輩・旭もいることだしなんとかなるんでしょう笑
つい最近『愛犬志願』を読んだばかりなのにもう続編が読めるって、私的になんてタイミングがいいんだ…。
何せこの話に出てくる犬神達がみんな個性的で面白い。
ちなみに表紙の江雪×篝の足下で取っ組み合っている二匹のブサ犬神もしっかり活躍しております。
前回より、もう一人の禍神・江雪が神支那本家の呪縛から解放された為に、再び最強の犬神を取り戻さんと内部争いが勃発した所からのスタート。
今回の受け・篝は女王様気質がプンプン漂っていて一筋縄ではいかなさそうな傍系の犬神使い。
…と思ったら、実は生真面目さ、しもべに対する情の深さが伺える典型的なツンデレだった。
そんなツンデレ犬神使いに一目ぼれした江雪がねっとりと攻めていくのかと思えば、どうしたら篝に愛情を注いでもらえるかとまさかのさ迷えるワンコ状態に。
(いや、ホントは犬神なもんでワンコって可愛いもんじゃないけれど)
江雪の過去の不遇を知って情にほだされていくにつれ、篝の冒頭のツンツンさが薄れていくみたいで、<女王様>から<姫>にパワーダウンするんじゃないかとちょっと心配する場面もあった。
しかし、そこは篝様、胸熱なクライマックスシーンではさすが!!のご活躍でした。
それにしても、二冊続けて読むと何だか犬神って、おバカ度と霊力が比例しているような気がしてきた。
江雪が僅かながら安綱に及ばない差ってのは、おバカ度があともうちょっと!!な所なのかもしれない(笑)。
デビュー作から大ファンな宮緒先生の新作です!
今回はちょっと趣向が変わって攻めがドSとのことだったので、どーなるかなーと思ってましたが、安定の犬でした(笑)
受けは鞭をビシバシ振りながらヒールで人をグリグリ踏みつけちゃうような典型的な女王様。それが犬だけどドSな攻めに襲われて、悔しい~ってなりながらもアンアン言っちゃうところが予想以上に萌えました!!
このカップリングはデビュー作の墜つればもろともと通じるところがあって、プライド高いけど純粋な受けと、強引だけど不器用な攻めというのはどうやらツボらしいです☆
ただ大きく違うのは、攻めが不器用なのに腹黒ということですかね。それはそれでとっても美味しいです。
スピンオフ作品ですが、前作の後日談的なお話になっているので、前作を読んでから読むのがオススメです。
私的には前作の王道(?)カップリングより今回の作品の方が好みでした。
前作で「うるせー変態犬っ(怒)」と思っていた私はどこへ。
女王様好き+挿絵の超好みどストライクなのもあって 神~
おかしい。変態犬に慣れてしまったのか?私・・・・。
皆様のレビューを見ても「変態」の2文字がないレビューは無い。絶対ない。
なのに、あんまり変態に思えなかった。なぜ?
すごーく不思議なんですが、まじで面白かったし、きゅんきゅん!
中の挿絵の1枚目で心臓を撃ち抜かれました。
表紙の衣装まんまの受け 立ち姿、にやりと笑うその性悪っぽい顔
(でも性悪じゃない)、上下に 下僕の犬神2匹(バカ犬 超ど忠犬!)。
もう超好み、この女王様ーと思って、
あれよあれよという間に読んでしまいました。
この篝くん、健気。健気とみせない頑張り屋さん。
いいわー。犬たちが全力で尽くすのもとってもよく分かるー
私もお仕えして、むちでぐりぐりされたい方(笑)
この2匹も大概うるさい(犬神ってうるさいのがデフォルト?)んだけど
あまりに健気なので、全然OKになっちゃうこの不思議。
江雪もやはり「我が君我が君」五月蠅くなってましたが、
俄然美形に描かれた挿絵により、気にならなくなるってのはどゆこと、私。
(前作のは眼鏡によりちょっとくどい感じになっていたから×だったのかも)
すんごい好み、このフレンチっぽい超イケメン。
このイケメンが 篝くんにお茶を入れてもらって涙ぐむシーンでは
こっちもきゅーーーーーーーーーーーーん。
もうちょっとやそっと腹黒でも変態でもいい、この攻め受けとも大好き!
だまされてるのか?私 と気になってしょうがないのですが
やっぱりよかったわー 変態には思えないわーと思うので
宮緒先生の変態犬が苦手な方も、ぜひ一度お試しください(笑)
あー読んでよかった。
シリーズ二作目で、一作目「愛犬志願」に登場した江雪がメイン。
一作目を読まなくても大丈夫ですが、江雪に何があったのか詳しく書いてあるのは一作目なので気になった際は読んでみてください。
犬神が人型になるという設定で、陰陽師っぽい雰囲気で少し戦闘あり。
そのおかげか、ドロドロとまでいかず、読みやすくなっています。
宮緒葵先生の書かれる「犬」の中では、読みやすい方だと思います。
とはいえ、やはりすごいです、犬っぷりが(笑)
ご主人様には一心不乱、怒られて嬉しい、蹴られて喜ぶ。
誰もが恐れる強さを持つのに、たった一人の主人にかしずく。
主人に芽生える初めての感情に戸惑い、嫉妬しまくりの攻め。
睨みつけてほしい、自分だけを叱ってほしい、支配して欲しいと願うも空いては年下女王様受け。
鞭も似合うし、まだ幼い感じが某執事の坊ちゃんみたいです。
そんな主人を守る、最強×ワンコは最高ですね。
江雪も最初は傲慢でしたが、安綱のアドバイスを守って真摯に接します。
そんな姿を見て、今まで犬神使いに酷い扱いを受けていた江雪と、家族を亡くした自分を重ね、次第に江雪のことが可哀想で、可愛いと思っていく篝。
最後は温かい愛で包んで、晴れてしもべ昇格。
ハッピーエンドで、とてもいいペットと主人の主従関係のお話でした。
前作「愛犬志願」で旭の弟・律に無理やり契りをかわされ
ただの道具として扱われてきた禍神・江雪のお話。
旭や安綱のおかげで律から解放された江雪。
もう人間に仕える気もなくしてたところに現れる篝。
この篝も犬神使いなのですが、旭同様の心の持ち主(そして女王様!!)
その篝に魅入られ無理やり主従の契りを交わすんです。
が、心を開いてくれる訳もない。
江雪にしてみれば自分のような禍神を手に入れられるのに何故?なんですよ。
良かれと思ってした行動がすべて否定されてしまうのですから。
そこで安綱のアドバイスをもらうのですが
どうした安綱、凄くまともな事を言っている!!(笑)
そのアドバイスも有り、篝も心を開いてくれるのですが
やはりすぐさまハッピーエンドでは終わらない…
出てきた出てきた前当主の律が!!
それも既に人ならざる者として。
最後の最後に大きな戦いがありましたが
心の通じ合った2人の敵ではありません。
前回は情けで律を生かしてましたが今回はスッパリ!!(自業自得)
それにしても今回の江雪。
もっと大人な感じのキャラかと思ってたら安綱ほど変態じゃないにしろ
結構ドSと、ドMをあわせ持った…やっぱり変態かなぁ(^^;)
とにかく安綱同様、我が君、我が君、我が君な可愛いやつなんです。
前作「愛犬志願」で犬って素晴らしい!!と新しいドアを開けてしまったので、今作も楽しみでした。
今作では前作で登場した犬神「江雪」が主役でした。前作ではクールでカッコイイというイメージだったので、あまりの犬っぷりと変態さに良い意味で裏切られて萌えました。もうホント、江雪の「自分しか見てくれないとイヤ!」という言動や行動がおかしいやらキュンキュンするやら…。篝に好かれるために安綱に相談に行くところでは、あの安綱がアドバイスしてる…と我が子の成長を見守ったような温かい気持ちになりました。アドバイスを聞いて一生懸命に自分を変えようとしている江雪の姿にも胸を打たれました。
最後に江雪と篝が力を合わせて敵を倒すところではスカッとしました。本家の律やお父さん達は前作同様に本当に酷い人達だったから。犬にも変態にも萌えたけど、自分は前作のカップルの方が好みでした。
前作品「愛犬志願」の続編…スピンオフ?です(;^ω^)
スピンオフ的な部分で、前作品で敵役についていた犬神が攻め様として登場
あとは前作品カップルが後半絡んできます
前半は、今回のカップルの暴れ合いですw
攻め様は、前作品の敵役についていた犬神で
最後の最後で呪縛から解かれて自由の身を満喫中に夢中になる受け様登場で
いかに自分のものに(主人)しようかと
自分勝手でもありながら一生懸命な変態ですw
受け様は、女王様気質ですが本当はまじめで優しい子なんですが
最初のころは プリプリしてて姫的なんですが・・・攻め様にあってから
ほんろうされまくります
前作品の受け様を苦しめた受け様の親と弟が、今回もまた悪さをたくらみます
受け様はその陰謀に巻き込まれるとまではいきませんが
犬神の攻め様を取り返すために狩り出されます
攻め様と受け様の闘い中。攻め様は受け様の「目」に惚れてしまいます
ここで変態覚醒!
わがものにしようと攻め様、受け様をペロペロペrp・・・変態行為へ・・・
ほんろうされまくりの受け様でしたが、攻め様の寂しさにも触れて・・・
変態も楽しめるし、キュンと萌えちゃう部分もありますし
とりあえず「変態ワンコ攻め」好きな方お勧めですwww
従順だけど、腹黒い犬神。
主人に絶対服従で、主人の一挙手一投足にブルっちゃうような奴ですが、いつも想ってることは主人の腹を孕ませる事・・・(笑)
もう、どんな鈍感だって感じるだろっていう凄まじい愛情を、少々とち狂った犬神(大妖怪)から心身ともに注がれるお話。
ですが、自分が愛されてる事に全く気づけない受けに、どう愛情表現したらいいのかわからなくなってしまう犬。受けの傍から一時も離れたくないのに、苦悩の末、前作の主人公CPに相談にいくくだりは、読者へのご褒美と言っても過言ではないでしょう・・!
思わず、読後すぐに安綱のど変態っぷりを確認すべく『愛犬志願』を読み返してしまいました。こっちもやっぱり美味しかった。
この作品の題名は愛犬調教なのですが、実際、調教されているのはぶっちゃけ受けの方です(笑)
なんせ、犬神は主人の身体を自分の唾液でメロメロにさせて、自分の匂いで中が濡れるようになるよう作りかえてしまうんですからネvvv
この設定にも萌えましたが、何と言っても、この犬神達の謙譲語?丁寧語の徹底には感服。
まるで平安時代のイケナイ主従関係のようでとても素敵でした。
前作『愛犬志願』で、旭に救われた麗しの犬神・江雪。
まともそうな人(犬?)に見えた江雪だったが、
なんのなんの安綱に負けない暴走変態犬でしたww
神支那家の末席に連なる篝、17歳。
かつて無情にも両親を使い捨てにされ見捨てられた恨みを晴らすべく
たった一人、いやいや一人と二匹で、犬神使いとして生きてきた。
仇は神支那本家。
後継の律が禍神・江雪に逃げられて、
篝はチャンスをつかむべく江雪を従えようと挑むが、
逆に捕らえられてしまい……。
虐げられた千年ののち、江雪は篝こそ「我が君」と思い、
あれやこれや、こちらも愛が余っていろいろしちゃってますが
安綱の駄犬っぷりには負けるかな?
しかし、その安綱が江雪にアドバイスをしていたりして
まぁ、なんだかちょっとまともに……見え……る……?
安綱はもっと我が道を突き進んで欲しいものです(笑)
篝は実は心やさしきツンデレ女王様タイプ、
彼の二頭のしもべ犬、鵜丸と蛍丸の可愛い駄犬ぶりも◎。
宮緒先生の犬攻めは、だんだん過激さを増してきて
「渇仰」あたりは、個人的にはドン引き〜だったのだが、
こちらのシリーズは、コミカルなファンタジーなので
変態は変態にしても、楽しんで読める安心設計。
あ、安綱が小型犬になったところ、是非見てみたいです!(笑)