愛犬志願

aiken shigan

愛犬志願
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神88
  • 萌×240
  • 萌41
  • 中立10
  • しゅみじゃない15

--

レビュー数
34
得点
733
評価数
194
平均
3.9 / 5
神率
45.4%
著者
宮緒葵 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
兼守美行 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
プラチナ文庫
シリーズ
愛犬志願
発売日
価格
¥590(税抜)  
ISBN
9784829625491

あらすじ

突然現れた最強の犬神・安綱と主従の契りを交わした旭。ところが、霊気を補充するため“まぐわい”を請われて……!?

表題作愛犬志願

安綱・神支那家が封印していた禍神である犬神
神支那旭・犬神使いの霊力喪失で探偵に23

その他の収録作品

  • 完全犯罪計画志願
  • あとがき

レビュー投稿数34

今度の犬は妖怪、犬神だっ!

宮緒葵ワールド炸裂!今度の犬は人間ではありません、なんと犬神さまなのです。
ファンタジー要素でありながら、スリルとドキドキさせてくれる展開は最高。
それに、犬の持つ主第一主義みたいなワンコ特性がいかんなく発揮させられる内容で
コミカル風な流れのなかにしっかりした意思を感じる作品だと感じます。

ファンタジー大好きで、犬も執着も好き、不可思議な霊力なんて設定は大好物、
好きの設定が何乗にもなっているのだから楽しめない訳がないと思えるけれど、
たまに好きな設定ばかりなのに何故か撃沈してしまうくらい唖然とする作品もままある。
しかし、宮緒葵ワールドのお犬様に限っては心配無用でしたね。

受け様以外には禍々しいまでの妖怪顔なのに、受け様には忠誠と言うよりもしっぽを
ブンブン振り回し、大好き健気オーラまで垂れ流してる美貌の犬神。
人形も取れないか弱き犬神に嫉妬したり拗ねてる様は残念なイケメンだったりする。
それでも主の愛と寵愛を得る為ならば手段を選ばない妖怪ならではの腹黒さも逆に萌える。

妖怪からのただ一人の主と言う、底が知れないくらい深い愛情は今までのワンコの中でも
1.2を争う勢いなのですが・・・なんと申しましょうか、この犬神様少々、いや、かなり
変態ちっくでもあり、ストーカー気質に受け様のものを勝手にくすねる収集癖とヤバめです。
それが萌え心を擽るのですから私も大層ヤバい次元の人間だと感じる次第です(笑)

そして、二人の主従プラスに影を落とす存在が受け様の弟、同じように高い能力者で
幼い時に攻め様との契約のために力を奪い取られていた受け様に代わり当主になった弟。
犬神を家族のように扱う受け様と使い捨ての道具としてしか見ていない残忍非道な弟との
確執がこのお話の影の部分になりますね。
この確執は犬神同士の戦いで案外あっさり終わるのですが、弟の性根は変わらないね。

今回の作品はヤンデレ系のワンコでは無くて過剰な愛情が変態チックな自称儀式にまで
なっているちょっとおバカが入っているワンコ。
だけど、本気で受け様に拒絶されたらヤンデレに変化してしまう気がする程愛が深い。
またまた宮緒葵先生のワンコ世界に魅了されてしまいました!

13

大当たり!

レビューが多いので今更なんですが、是非推させて頂きたい作品なので。

橘、宮緒先生の先のレビューは『蜜家族』で『中立』を付けました。
この作品もタイトル『愛犬志願』から『密家族』路線か?と、発売からちょっと様子見していたんですが、高評価にウズウズ。
読んでみたら、そのタイムロスが悔しい程の面白さに撃沈です!
『蜜家族』で中立にした、橘の不可解もやもや部分もこの作品ではオールクリア―。
これまでの作品で作者独特の粘り気あるキャラやストーリーを見てきて(平均値ができてきて)、この作品が自分の宮尾葵・最上位作品になりました!

安綱の、健気さや可愛らしさ・男らしさ従人らしさ・冷たさ恐ろしさの色々な魅力が、文章の端々に書かれている!
素敵なエピソードは先のレビュアー様から頂戴するとして、ご主人の旭に従順であり姑息であり傲慢である安綱の動きがとにかく良いです!
エロいですよ!もうたっぷんたっぷん!
でもね、愛しい愛しいご主人様への執着こそで、ガマンもちゃんとしているから(アホで切実な^^)、安綱、もー仕方ないな―と思わせてくれるエロなんです♪

宮緒葵の良いとこどりの作品じゃないのかな?!
兼守美行先生のイラストもこの作品にピッタリで素晴らしい!
ヽ(^o^)丿~♪)))←嬉しくてこ踊りするほど♪
お2人とも『神』です!読めて幸せです♪

11

変態ストーカー攻めコメディ

最初電車で読んでいたんですが、慌ててマスク着用しました。だって真顔ではとても読めない面白さなんですもの(笑)
コメディだったんですね~知らずに読んでびっくりしました。

いいですよ、これ!超面白いです。
コメディとしても楽しかったし、執着攻めが好きな私の萌えのツボをがしがし押しまくってくれました。
疲れているとき、落ち込んでいるときに読んだらどんな強壮剤よりも効きそうな破壊力を秘めた作品だと思います。

攻め・安綱がすごいです。それにつきます。
普段のレビューではあらすじも一応触れるんですが、今作はその必要性を全く感じない。
なんてったって安綱。安綱のすさまじい犬っぷりです。
旭が好きで好きで好きで、旭と自分以外は滅べばいいのに、そうすれば二人きりになれるのに、とか本気で思ってます。
スーツ眼鏡の美丈夫だけど、ただただ旭に愛玩されたくて仕方がなくて、そのことしか考えてません。
人外で、犬神さまなんですが、私は今まで彼ほど変態ストーカーな攻めを見たことがない。
受けの使用済みティッシュ(……しかも昔のものを後生大事に新鮮保存)にハアハアしてる安綱には笑わせてもらいました。

犬神なので、不可能はないくらいに特殊能力を持ってるし、都合のいい設定もイロイロ。そしてエロエロ。(中だししても相手の身体に吸収されて霊力になるし、なんと老化防止効果まであるとかw)
そしてそれそれらの能力をフル活用してストーカー行為に励んでいるので、まあ受けは逃げらんないよね。逃げたところで狂ったように追いすがってくるからね。

宮緒先生って、他の作家さんが攻めがここまでしちゃうとひかれちゃうかなー?と思って躊躇する攻めをさらっと書いて、しかも萌えさせてくれるから大好きです。
これからもいろんな犬攻めを読ませて頂きたいなあ。
とりあえず、この作品の続編を強く希望!!
安綱安綱書きましたが、他のキャラもそれぞれ魅力的で、続きが読みたいんです。

こちらの作品は私的には超オススメなんですが、安綱が強烈キャラすぎて万人には受け入れられないような気もしてきた…。
もし、宮緒作品初めてな方がいらしたら、いきなりこちらを読む前に、『堕つればもろとも』とか『渇仰』とか読んで、犬耐性つけてからのほうが安心?かもしれません。
あ、あと、獣姦のような箇所もあるので、苦手な方はご注意ください。
ある意味、注意書き必須な絶叫ジェットコースターのような攻めなので、ひいちゃう方もいるかもしれませんが、犬攻め好きなら絶対読んだ方がいいですよ。

BLの小説で一番笑った気がするし、しかも萌えさせてももらえたので、神評価です♪

10

はまりました。。。

攻のキャラクターにキワモノか?と不安に思うこと数回。
しかし、いいところを突いてくれました。
最近こういったファンタジーな作品をよく見るようになり、
BL界に新しいジャンル?の到来を感じました。
ただ、好みに分かれると思います!

現代を舞台にした
妖怪、妖怪を使役する犬神使いとかいった世界。

旭は、犬神使いの名門の跡取りであり、強力な力を持っていたのですが、
幼いある日、力をほぼ失ってしまいました。
妖怪を使い捨てのように扱う犬神使いの在り方を嫌っていたので、
旭は着いてきてくれた弱い妖怪を1匹を連れて、
家を出て探偵事務所をしていました。
そんなある日、
安綱という妖怪が、旭が主だといって、押しかけてきます。
この安綱は、あまりにも強力で凶悪な妖怪であったため、禍神と呼ばれ
旭の実家では、封じられてきました。
そんな安綱が、狂ったかのようにハアハアいいながら、
旭にまとわりついてくるのでした。
安綱を従わせたことに気に食わないのは、旭の実家を継いだ、
旭の弟です。何とかして、安綱を奪おうと躍起になって、
手段を選ばない様子になって。。。
という展開です。
安綱の旭への執着には、恐ろしさを感じます。

神奈木智さんの「守護者がめざめる逢魔が時」を好きな方には、
とてもとても合うと思います。

9

いやいや、ストーカーだから君!!

面白かった~っ。

代々続いてる家系の長男で、本当は凄い力の持ち主なんだけど、
ある主従契約(本人は覚えていない)がきっかけで急にその力が無くなり
高校卒業と同時に家を追い出されてしまう旭。
拾われた探偵事務所でみっちりとしごかれ、いまやその主に収まっていた。

そこに急に現れた男・安綱。
実は小さい頃主従関係を結んだ旭の犬神で
壮大な力を持っていたため、封印されていた妖怪。
その封印の為に力が弱ってて旭の力を勝手にもらってたという
急に旭の力が無くなる原因を作った男だったのです。

この安綱、本当に素晴らしいストーカーで「主絶対至上主義!!」
側にいられない間(力弱ってたので)も
自分しか入れない時空の空間とやらに旭の私物をせっせと蓄えていた。
そしてある程度の力が戻ってきたので旭の目に姿を現したのです。
とにかく旭、旭な安綱、今まで側にいた旭の犬神(行光)にもヤキモチ!!
凄い力を持っている(なので人間の姿がとれる。ちなみに力のない行光は子犬)くせに、
すぐ泣くし、ギャップ萌vv
そして犬神というのは主からしか栄養が取れず、その取り方というのが
BLお約束な展開パターンで、はい、エッチvv
(あれ?行光は血をもらってただけという旭の疑問は安綱の嘘でしぶしぶ納得?)

が、その封印された祠を壊し出てきたため狙われるハメに!!
昔から旭の存在を嫌っていた弟の律。
旭が家を継ぐつもりがないといっても聞かず、あわよくば安綱を手に入れようとする始末。
この弟(というか両親達も含め)私利私欲のために犬神を駒として使う大バカ者達。
(そこが旭と違うところなんだけどね。旭は犬神を自分の家族のように大事にするし)
そんな人間に力でもって無理やり契約を交わされてる犬神にとってはたまったもんじゃない!!
しかし律は禁断の術を使い、力を持った2匹の犬神を合体させ獣を作りあげ襲わせた。
が、もちろん安綱の力の方が強かったこともあるのですが
以前、敵にもかかわらず旭に助けられた犬神(獣の中の1人)のおかげもあり
禁断の術は解け、災いは術をかけた律の元へ!!
それでもなお、旭に向かって減らず口をたたくのですが、
自分の今の状況を悟ったのか、旭に言われるとおり犬神を解放するのです。
その後その家系がどうなったか書かれてませんがザマ~な結果になってると信じてます(笑)

さてさて騒動も治まりいつもの日常が戻ってくるかと思えばそうでもなく
解放された犬神が旭と契約したいと戻ってきた。
勿論、安綱は大反対!!
そしてその犬神によって明らかになる安綱の嘘(栄養の取り方について)!!
しばらく口も利いてもらえない状態が続きましたが、いい主従関係ですよvv

そして最後のショートストーリー
呆れるくらい安綱が旭のことを好きだということで…(^^;)

9

まさに犬!

とても面白かったです!
ブログによると作者さんは「シリアスなラブストーリー」のつもりで書いたそうで、編集さんによると「コメディ」という事ですが、どちらかと言えばコメディだと思いました。
攻め視点部分と本編ラストと後日談は完全にコメディだと思いました(笑)

攻めの安綱の残念なイケメンっぷりがたまりません。
年季の入ったストーカーです。知能が高いはずなのにある意味愛すべき馬鹿です(笑)
安綱の時空の吹き溜まりでの行動には爆笑させられました。完全に怪しい人です。
逆に受けの旭はあまり癖の無いキャラだと思います。
攻めが強烈過ぎるから受けは癖が無いくらいが丁度良いのかもしれません。
宮緒さんの過去作の受けは、嫌いではないけどそれほど好みじゃなかったのですが、
ここ最近の話の受けは割としっかりした性格で、個人的に好みのタイプが多いです。

【以下、ネタバレレベルが上がります】
今回の攻めは犬神という事でまさに犬!
人間形態も取れますが本来の姿は獣型です。
合意ですが獣状態でのエロもあるので注意です。とうとう宮緒さんもこの領域に来ましたか…(笑)
最近合意の獣姦物ってよく見るような気がしますが流行りなんでしょうか。
安綱の本来の獣型の姿を行光と比べて可愛くない事を気にしている安綱が可愛かったです。
行光のぽわぽわの肉球を触ってみたいです。

バトルシーンが多くラノベっぽくも感じ、後日談がたくさん作れそうな話だと思いました。
受けの実家の問題もまだまだありますし、受けの弟との最終的な決着を見たいです。
江雪解放の時点で弟に勝ち目はまず無いのですが…
あの心根の腐った弟が改心するとはとても考えられないですし。

評価はちょっとだけ萌×2と迷いましたが…読み返してやはり面白かった(特に安綱のキャラが面白すぎ)為神評価です!

8

爆笑必至

シリーズ3作目の『愛犬連縛』が出版されて、お恥ずかしながら初めてこのシリーズを知ったのですが、めちゃんこ面白かった…。

犬神使いとしての能力に秀でていながらも、様々な事情により家を出ている旭。
その旭に忠誠を誓い、比喩ではなく(ここポイント)舐めんばかりに愛でる禍神・安綱。

優しくて、健気、でも男気もある受け。
そして、そんな受けが大好きで尽しまくるハイスペックの攻め。
というCPが個人的に一番好きな組み合わせなので、非常においしくいただきました。

抜きんでた能力を持つ禍神でありながら旭に対する数々の変態行為をする安綱ですが、その「変態行為」が度肝を抜く変態度なので、そこに目が行きがち。

けれど、安綱と旭の結びつきの深さや、旭の持つ深い優しさ、そして安綱の旭に対する忠誠心。そういったものに思わずほっこりしちゃうんです。
そして、なぜ旭の能力が突然失われたのか、旭のもう一人(一匹かな?)の忠実なしもべの存在、弟・律との戦い。そういうところもきっちり書き込まれているのでストーリー自体面白いのは流石宮緒さんといったところか。

このシリーズ3冊とも読みましたが、『愛犬志願』が一番好きかも。

濡れ場は激しいし、ページ数もかなりあるし、そして何より安綱の変態行為に爆笑してしまうので、一人でこっそり読むのをお勧めします☆

7

読んでて笑っちゃいました

BL読んでてこんなに笑ったのは久しぶりです。
作者の方はネタで書いたんでしょうか?

攻めの執着ぶりが凄すぎて面白いです。
別の人が同じことをしたら、ただの変態のストーカーだと思います…
でも、この攻めなら許されるんです!
だって受けを愛し過ぎちゃってるだけだから!

Hシーンもしっかりエロくてよかったです

6

正真正銘犬(神)!!

良いですねぇ~
やはり宮緒先生の書かれる犬は一味も二味も違います。

犬神使いの悪行は許せないしシリアスな場面も多いのに最終的には全て安綱にもっていかれます。

変態でストーカー、旭に可愛がられている行光には嫉妬心丸出しで対抗します。
幼い主人公の足を泣くまで舐めまわしたり特殊な空間から24時間監視していたりパンツを盗んだり・・・・・・この犬のヤバさは挙げるときりがありません。
だがそこがイイ!!

最後の方には犬の姿のまま・・・!?なんてマニアックな展開も待っています。

5

禍神の威厳台無し(笑)

本当は、レビューを先に読むと『変態へんたいヘンタイ…』って刷り込まれてしまうので
(いや、まさにその通りだったけれど、笑)
もし可能なら地雷が無くて何でもOKって人は先入観なしにぶっつけで読んで安綱の強烈さに痺れてみるのをお薦め。

宮緒さんの小説は今回が初読みだけど、癖の強そうな既刊の中でもこちらを選んで大正解だった。
噂に聞いていた『胎内』に『孕む』って官能的な言い回しも充分に堪能した。
スゲー!!

一番インパクトが強かったのはなんといっても千年ぶりに封印を破って旭の元に「我が君」と慕って現れた最強の犬神・安綱。

これがもう『ワンコ攻め』なんて生ぬるいと言い切れる程の読みに勝る暴走っぷり!!
しょっぱなからハイテンションすぎる犬神に、コミックスではなく小説で笑いが止まらないってのは貴重な経験だった。
『愛しの我が君』旭に対する溺愛っぷりが凄まじすぎて、禍神の威厳も台無し(笑)でもお構いなしなのがもう堪らない。

受けの旭は良くも悪くも普通に優しい青年なのに、あれだけ頻繁にまぐわいを迫られ続けて干からびそうな感じでも、実は彼も半端ない霊力の持ち主なので、そこのところは心配ないらしい…?

しかし、獣×人間のエッチシーンや、やたらと変態と騒がれる暴走犬のインパクトが強烈だけど、この話の本筋である旭が追い出されるに至った神支那本家との確執もきちんと読める。

安綱を巡って本家から感動されたはずの旭が争いに巻き込まれる経緯も、彼と現当主・弟の律との犬神に対する執着の違いにも注目。

5

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