好きで、好きで

suki de suki de

好きで、好きで
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神178
  • 萌×296
  • 萌38
  • 中立16
  • しゅみじゃない19

--

レビュー数
43
得点
1404
評価数
347
平均
4.1 / 5
神率
51.3%
著者
安西リカ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
木下けい子 
媒体
小説
出版社
新書館
レーベル
ディアプラス文庫
シリーズ
好きで、好きで
発売日
価格
¥620(税抜)  
ISBN
9784403523618

あらすじ

付き合って十年になる恋人の志方のことが、今でも好きでたまらない穂木。高校卒業間際、 親友だった志方に玉砕覚悟で告白した。思いがけず受け入れられ、それからずっとそばにいる。 けれど志方は将来有望なエリート銀行員、自分は一介の編集者。 実は外国研修の話を志方が断っていたことを知った穂木は、 自分が彼の出世を妨げているのではないかと悩み始め……? 胸を打つ、センチメンタル・ラブストーリー。

表題作好きで、好きで

志方文明,28歳,エリート銀行員
穂木啓,28歳,経済誌の編集者

その他の収録作品

  • ずっと好きで
  • 桜散るころ
  • あとがき

レビュー投稿数43

No Title

10年付き合ってる志方と穂木、穂木の想いが切なくて切なくて…でもなかなか素直に言えなくて…。志方も言葉足らずなのよね!!長く付き合ってるからこその未来への不安とか、自分は身を引くべきかとか…。大事な時に必要な言葉を言う志方にキュンとしました

0

別れようという決意と想いの強さに、涙

ずっと気になっていながら、手に取っていなかったこちらの作品。

…なんでもっと早く読まなかったんだー!!自分!と自分を叱りつけたい気持ちです。

「好きで、好きで」というタイトルからもう、受けの穂木の想いが溢れんばかりに伝わって来て、本編を読んでいないのに胸がきゅーっとなりました。

そして開いた目次のページ。
「好きで、好きで」の次が、「ずっと好きで」。目次を見ただけで一途な想いにクラクラさせられるって、すごい。

タイトルに違わず、本当に志方のことが高校時代から10年経っても好きで好きでたまらない、穂木。
そんな穂木が、大好きな相手の将来のことを考え一度は別れを決意する…その過程と想いの強さ。。気付いたらボロボロ泣きながら読んでいました。

無愛想で不器用な志方が正直に自分の気持ちを吐露するシーンも感動的でしたし、普段言わないからこそ「好き」の表現が尊く、穂木と一緒にうっとりしたりしました。

仕事第一、ではなく、いつでも志方第一、志方に認められたり褒められたり好きでいてもらうために料理も仕事もしている穂木。

一歩間違えば痛い男…になってしまいそうなのに、痛いどころか「うんうん、そういうのも素敵だよね」と自然に思え、安西リカ先生のすごさを感じました。

調べてみたら、二人の同棲編という続編もあるのですね。続けてぜひぜひ!読んでみようと思います。

0

1ミリの隙もない甘々

ほんの1/3程度読んだだけなのに、なぜか、もう何巻も長いこと見守ってきた二人の話を読んでいるような気になるくらい、びっくりするくらい‘好き’が強く伝わって来る作品。
わりと恋愛はくっつくまでの紆余曲折が楽しいじゃん、と思いがちだったのを反省。長く付き合っているからこそのすれ違いや、改めてお互いの思いを確認する紆余曲折も、めっちゃ切なくて萌える…
穂木の志方好きすぎて辛い感じに胸苦しくなりつつ、クールな志方もめちゃめちゃ穂木大事な感じに盛大にときめきつつ、、胸やけしそうなくらい全く隙のない甘さに、これでもかというくらいの幸せを感じられます。

1

変わっていくもの、変わらないもの

初めての作家様です。

付き合って10年経っている恋人同士のお話です。
高校生の頃から付き合いだした二人の10年って
学生から社会人へと変化していくのはもちろん、28歳という結婚適齢期で
将来についてより深く考える年齢だなぁと思いました。

穂木の恋人である志方は将来有望なエリート銀行員で
元々志方はストレートだから自分とは別れて
結婚した方が良いと考える穂木の心が辛かったです。
だって、穂木は志方のことが好きで好きで仕方ないんですよ。
そんな穂木が志方に別れを告げるんです。
すごく切なくて胸がぎゅっとしました。
結局別れなくて本当によかったです…。

志方に穂木が「おれ、志方を木下みたいに幸せにできるかな」とポツリと言うと
「おまえがずっと一緒にいてくれたらな」と言い
更に「俺は、おまえに惚れてる」と言うんですよ。
志方は愛情表現をするタイプじゃないのにです。
それがすごく良かったです。
離れていきそうだった二人の心がまたくっついた気がしました。

その後の志方も甘くてたまりませんでした。
色々なことがあるけど穂木には志方が必要で、
志方にも穂木が必要で、素敵な関係性だなぁって思いました。


安西先生の作品を初めて読んだのですが
温かくて切なくてきゅんとする素晴らしいお話でした。
読めて良かったです♪

0

理想の日常系BL

以前、honto×ちるちるの特集(https://honto.jp/cp/bl/recent/fukyuu-meisaku/sweet.html)で「スイートな恋」と紹介されていたことがきっかけで読んだのですが、評判通り、程よく甘く切なく、理想の日常系BLでした。
とにかく穂木と志方がラブラブで安心できますし、高校の同級生で社会人の今まで10年付き合ってるという熟年ぶりで、なんといっても安定感が抜群です。ただ、日常は日々変わっていて、周りの環境は二人が付き合い始めた頃と比べて多くの選択肢に満ち溢れています。住む場所から職種から将来の展望までこれからどうしていくのか、どうしたいのか・・・その葛藤に共感しましたし、お互いへの愛情で乗り越えていく展開に納得できました。また、どうしても作品の都合上、穂木に気持ちがいってしまうのですが、志方の気持ちになって考えるとこれまたすごく泣ける。志方は言葉がすごく少ないけれども、それ故にちょっと話す言葉が感動的で、彼の選んだ言葉に共感してまた泣けてくるんですよね。日常系だけどもゆるっとしてるわけではない、ちょうどいいスパイスのある作品になっていたと思います。大変満足したので「神」としています。

印象的な世界観とか、強大な敵とか、シリアスな展開とか・・・そういうのは望んでない!今日は疲れたから日常系が読みたい!そんな時に気軽に幸せになれる、オススメの作品です。

1

好きで好きで加減が胸キュンでした(#^^#)

恋愛小説において、好きになって恋人になるまでが一大胸キュンストーリーなのかと思ってたのですが、こちらはすでに付き合って10年のカップルのお話。

受け様は、編集者の穂木。
攻め様は、銀行マンの志方。
高校時代、穂木は同級生の志方へ玉砕覚悟で告白し、なんと付き合うことに。
以来、喧嘩もしてきたけど、順調に過ごしてきて、ますます志方の事が好きで好きで仕方ない。
好きな男の胃袋を掴もう、と料理の腕を磨き、志方にうまい飯を食べさせるのが生きがいに(≧▽≦)
志方の好みを心の中でふむふむとメモを取る穂木に、ホントかわいいなぁ、愛があふれとるねぇ、とにやにやでした。

穂木視点で進むので、穂木の好きで好きでぶりが一途でかわいくていいなぁ(⌒▽⌒)
あまり言葉にはしないけど、それでも穂木の事を大事に思ってくれているのが透けて見える志方もいい。
まぁ、私は分かりやすい溺愛攻め様が好きではあるので、描き下ろしでの独占欲丸出しの志方とか、めっちゃにまにまでした(人*´∀`)。*゚+

最後の高校卒業してすぐの頃の短いお話も好きでした。
初えっちに挑もうとしている2人の様子。
「痛いとかわいそうだ」と言う志方のストレートな優しさや気遣いがいいわ~(≧∇≦)


イラストは木下けい子先生。
口絵の高校生の2人がらしくて、かわいくて大好きです(^.^)

1

男前やなぁ〜(にこにこ)

安西先生は初読みでしたが、ちるちる掲示板でオススメされていた印象通り、日常で疲れた時の小休止にピッタリな甘さ加減と切なさ加減、そして読みやすい文体で読んで大正解な1冊でした。

寡黙攻めであり、きっと世に言う亭主関白気味の志方が本当にもう男前!
口をなかなか開かないくせにいちいちズッキューンなことを言ってくれるんですよねぇ。
そして態度。甘いんだよなぁ〜〜〜
決してわかりやすいわけではないんです。
でも穂木のことを本当に本当に大切に思ってるんだなぁって文章から伝わってきてとっても癒されます。

そして受けの穂木ですが、仕事は二の次、食うため食わせるためのもの、と考えているところが穂木らしくてしっくりきて、堅物で真面目な志方にピッタリだなぁと思いました。
お姉様方によっては、その態度や考え方にう〜んて方も居るかもしれませんが、私的にはより人間らしくてとっても好感が持てたし、志方が寡黙で真面目で固いので、この位柔らかい印象の穂木がやっぱりお似合いなんじゃないかなぁと思います。

そしてレビューせねば!と思ったこの部分。
「一緒に、暮らそう。ずっと」

この一言に全部持ってかれた〜〜〜!
なんて、なんて志方らしい一言なんでしょう。

最後に書き下ろし。
2人のやり取りがとてつもなくかわいい。
可愛くて愛おしい。
「痛いと、おまえが可哀そうだ」
そんなふうに、言える志方。

「春も夏も秋も冬も、繰り返す季節を十回も一緒に過ごしてくれた」
そんなふうに、思える穂木。

こんな2人、ずっと見ていたい。

いや〜〜〜素敵なお話でした。

3

ありそうで無いお話

高校の同級生スタートで現在は二人ともサラリーマンになっています。
ハラハラドキドキの展開がある訳じゃなく、ストレートな彼氏に対して負い目を感じたり、同性であることの罪悪感から別れを切りだしちゃいますが、攻めの志方によってちゃんと元鞘に戻ります。
割とあっさり。普段は寡黙な志方がガッツリ思い入れてるんで。

よくありそうな普通の日常をかいてるので入り込みやすいです。
何より穂木がイケてない!!
その分志方がとても素敵に見えます。

お似合いの二人なんだなぁと読後感は良いです。

1

心理攻め好きなら きっとこれは楽しめる

冒頭のキャラ説明の部分が凄く面白い。
どうして恋人になれたのかホントに不思議な二人。

志方:銀行マン 強面・運動神経抜群・現実主義。
年中怒り顔で威圧感高。表情はほぼ3つ。
顔に出さないが、穂木のことはいつも気にかけている。

穂木:編集者 志方に片思いだった、今も好きで好きでたまらない。
外観華やかで目立つ人、でも中身は単純で、一途で可愛い。モテる。

二人が交際して10年。志方の未来を慮り、身を引こうか迷う穂木。
志方に想いを寄せているらしい同僚の女性が出現。
穂木にも、誘いをかける仕事相手が出現。
志方は好きと言えず「馬鹿」という人だから、会話が成立しない。志方は行動で意思表示する人。
お互いに仕事が忙しくなり、会う時間が取れなくなる。
同級生の結婚式の日、独りで色々悩む穂木は別れようと切り出す。志方は希望を受け入れる。
会場で、高校時代に流行っていた曲「好きで好きで・・」の曲が流れている。
帰り道の駅で志方と遭遇。穂木が欲しかった言葉「惚れている」と志方に言われて大喜び。
何度喧嘩したり、すれ違いがあっても、穂木の想定以上に志方は色々考えていた♥。
志方は、武骨で不器用だけど、情に厚い人。穂木は何度も惚れ直す。

・・粗筋を要約すると、穂木の独り相撲みたいで、志方が大人すぎる。
すれ違う心理描写による細かい焦れも、ほとんど穂木の空回り。
片思いで悩む人が思い当たる部分多いなどで、高評価を博しているのかな? 
私は、読み進むことにかなりの忍耐を要しました。

0

幸せな気持ちになれました♡

うん、これはすごく幸せなお話ですね。
高校生から付き合って10年の志方と穂木。
仕事で悩んで、相手の気持ちが分からなくて悩んで……ありがちな日常BL。

だけど、お互いに初めて付き合った人で、初めてHした人で、初めて同棲を決めた人で。
しかも、志方はノンケって。これ奇跡でしょ。
その奇跡を日常に溶け込ませていて、でも、その事に甘えてるわけでもない。
二人が絶妙なバランスで関係を保っているところが、とっても面白いなと思いました。

志方が人生の中心で、全てで、大好きで、っていう穂木が、厚かましくも重くもなくて、本当に可愛いなって^^
志方は寡黙で言葉少ないけど、ここぞという時に伝える言葉を惜しまないのが素敵でした。
こういう硬派で寡黙なタイプが言う「好き」の破壊力たるや(笑)
程良い独占欲も相まって、何度もキュンとさせてもらいました。

あっという間に読み終えてしまい、続編も読んでみたいなと思っています。
幸せのお裾分け、ありがとうございました♡

3

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