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amai kuchiduke
作家さんの新作発表
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前会長で幼馴染みでもある史世の頼みで、生徒会長に立候補し、当選してしまった篁蘭生。
実は蘭生は、影のアイドル、とも言われ、学園内でも人気があるのだが蘭生自身にその自覚はまったくない。
蘭生は、その人気と自身の能力で順調に生徒会長としての仕事をこなしていた。
けれど、そんな蘭生にいつもつっかかってくる人物がいた。
それは運動部長の安曇野紘輝だった。
蘭生以外には唯一の二年生の役員である紘輝は、何が気に入らないのかことあるごとに蘭生に噛みついてくる。
そんなある日、紘輝に押し倒されてしまった蘭生は、ショックを受けこそすれ、自分がほとんど傷ついていないことに気が付く。
おまけに、それ以降、他の人の目を盗んで施されるキスに蘭生は戸惑うばかりで……
という話。
紘輝は蘭生のことが好きで好きでたまらないのに、あろうことか初対面の出来事を綺麗に忘れられていたことに腹を立て、蘭生に辛く当たる。
蘭生は、どうしてつらく当たられるのかまったくわからなくて、戸惑う……というちょっと悪循環なお話。
蘭生は段々紘輝への気持ちを自覚して行くけど、紘輝からはっきりと言われた訳ではないから、紘輝がどう思っているのかわからなくて……とぐるぐる。
そこに、蘭生の幼馴染みの史世が絡んできて……と。
基本的に史世は口出しはしますが、蘭生に抱いているのが恋愛感情ではないので、邪魔はしない……というとってもよくできたお兄ちゃんキャラ。
史世には史世の事情があって蘭生の事がかわいくて仕方がないんですよね。
で、最後は史世が仕組んだことに焚き付けられるようにして、二人はくっつく……と。
この話の感想って本当に、史世が蘭生に恋愛感情抱いてなくて良かったね……の一言に尽きる気がします。
史世が本気のライバルだったら、きっとめちゃくちゃ手強いですよね……。
そんな話でした!