雀影
tosinose ni kayashimashi wo sasoi
ちょっと、ちょっと、
お聞きになりました?
茅島様のお宅では、お正月は特に何もなさらないんですって。
カレンダーの日付が変わるだけで、別に特別な日じゃないって。
あの茅島様のお宅なのですから、さぞかし由来のあるお決まりごとがおありなんじゃと思っていましたのに、意外ですこと。
ってなわけで、このお正月も今まで通り、普段通りの朝を一人で迎える覚悟をしていた茅島氏。
庭師の彼が、実家には帰らず、一緒に年を越そうと言ってくれたのを喜びます。
その喜び方がね、
「がっかりするタイミングを考えていて、(彼が)いつ実家に帰るのかなかなか聞けなかった」
「いつもは何もしないが、お前が望むならなんでも用意させようか」
とか、とか、
これはもう、キュンキュンの大連打でしょう。
そんな彼を前に、庭師の彼は改めて今までの自分を反省し、これからもっと茅島氏を大切に愛していこうと思うのでした。
原作者書き下ろしの特典小冊子を音声化した
こちらのミニドラマCD。
年の瀬をゆっくり過ごす二人の
甘く穏やかな空気が心地よくて心が洗われるようでした♪
エロなしですが、二回ほど出てくるキスシーンのキス音がやたらエロくて何だかお得感(*´∀`)♪
クリスマスが過ぎ、年の瀬のお話。
誕生日を祝ってもらったお礼に
自分も何か茅島氏にしてあげたいと思う庭師。
聞けば、茅島家では年末年始に特に何もしないと。
日付が変わるだけで別にいつもと同じなんだとか。
(やはり真のセレブは発想が違いますね!)
そんな茅島氏に、庭師は
茅島氏の父の墓参りをさせてくれと申し出る。
「できれば一生添い遂げようと思っていますから、どうかお許しください、とお願いしたいんだ」
ここで流れるメインテーマ(?)が心憎い!
とても幸せなシーンなのに
少し物悲しいメロディラインに
父の死や、茅島氏が庭師にはじめて恋をした場面が
思い出されて胸が締め付けられるようです。
墓参りしたり、手を繋いで街を歩いたり
老舗のパーラーでお茶したり…。
どこまでも甘い二人のやり取りが堪りません!
途中、庭師の元カレや、茅島氏を口説いていた男に
バッタリ会ったりもするのですが
それで険悪になるどころか
互いの気持ちを再確認して
更にいちゃつく二人はもう安定安心のラブラブですv
元カレとはもう何でもないと聞いて
「心配事が一つなくなってよかった」
と心から嬉しそうな茅島氏、
歪みない純粋さがほんとーーーに可愛いです♪
その後、街中で庭師に手を握られて
「…いいのか、こんなことをして…」
「悪くない、だろ?」
「もちろん…悪く、ない」
戸惑い→嬉しさを噛みしめるような
声色の変化にすごく萌えました(*´ω`*)
ラストの庭師の、茅島氏の言葉にかぶせての
「一緒にいてくれ。俺からも頼む」には
おぉそんな唐突にかぶせてくるのね~と
ちょっとドキッとしました☆
庭師が茅島氏をとても愛しく思っていて
それを言葉で伝えたくて仕方なかったんだな~と
小冊子以上に伝わってきます。
小冊子もすごく良かったけど
CDは声優さんの演技により
感情がよりダイレクトに伝わってきて
かなり満足な内容となっていました☆
雀影
セルフツッコミです。
このシリーズ、お話はロマンチックでいいんだけど、音声化されるとすごく気になるのが、庭師の発する「あんた」。
思うに、相対する他者に「あんた」って、リアルじゃあんまり聞いたことないなぁって。
テキストだと全然違和感なくスルーするんだけど、音声で聞くといつもとっても違和感あるのね。