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kayashimashi no yuuga na seikatsu
茅島氏のためにある形容詞。
そんな浮世離れした茅島氏の、常人や凡人からは計り知れない窺えない心情を、丁寧に紡いだような作品。
興津さんのお声は、何度聞いても聞き分けられない。
それ故、そのキャラクターや作品世界により深く没入できる感じ。
淡々として無感情とも言えるゆっくりしたしゃべりなかに、茅島氏の無自覚な孤独感や、恋する悦びや、愛される不安等が垣間見えて、なんだかジンとくる。
他のキャラクターの方達も、ゆっくり穏やかなテンポで、全体に上品で優美な空気感と時間が流れている。
2枚組の長尺だけど、この優雅な雰囲気をもっとずっと味わっていたい感じ。
この続きもまた2枚組だけど予約しちゃった。
楽しみ。
原作小説は、、、読んでいるような、いないような、、、、。
とりあえず、コミックを発掘して読み直そうかな。
原作既読です。
DISC1は原作1巻の内容。
DISC2は
■「くちびるの快感」(文庫1巻)、「おともだち」(3巻)
↑どちらも茅島氏の担当医・聖司視点の話
■英国旅行編(2巻) という内容でした。
【ストーリー】
資産家の御曹司・茅島氏と、彼の秘密の恋人「庭師」。
世間知らずで、何事にも関心が薄い茅島氏が
庭師にだけ向けるひたむきな恋心。
茅島氏を抱きに、たびたび屋敷に忍び込む庭師は、
しかし意地悪な態度で・・・
なぜ彼らが身体を重ねる関係になったか。
庭師は、茅島氏をどう思っているのか。
様々な謎が、執事・庭師・医師…と語り手を代え、
現在-過去と時間を遡ることにより
徐々に解き明かされていく――
魅力的なキャラクターだけでなく、
話が進むにつれ点と点が線になるような、
構造上の面白さも楽しめる作品です。
【キャスト】
興津さん演じる茅島氏。
控えめで自信なさげな口調に「そう来たか!」と驚きました。
茅島氏って、中身は天然で可愛いけど
口調や態度はもっと毅然と(超然と?) したイメージだったので
ダブル・バインドのようなクール美人声を予想しましてw
しかし、庭師への健気な愛がひしひしと伝わってきて
これはこれで良いなーと。
童貞なのに、必死でフェラするシーンだったり、
抱かれているときの、切なげで可愛らしい吐息だったり…。
本当に庭師のことが好きなんだなーと感じられ
じんわり感動しました。
高橋さん演じる「庭師」は
無骨な感じの低音がイメージぴったり。
茅島氏を愛しく思っているのに、彼の立場を考え
自分の想いを伝えることは避けている。
不器用なキャラクターがすっと入ってくる演技でした。
【シーン抜粋】
■DISC1:episode2
庭師と休日を過ごす茅島氏。
忙しい庭師との時間を、宝物のように大事にする様子が本当に可愛い!!
またこんな風に過ごそうと言われ、
「そうか 今度があるのか」と呟くシーンが本当に嬉しそうで♡
庭師も、次のデートに誘われて
「うーん…そうだな。仕方ないな」って言い方が
絶妙なデレ加減!茅島への愛が垣間見えますvv
■DISC2:episode2
暗闇の中、屋敷に忍び込んだ庭師が、聖司の前で茅島氏を抱くシーン。
聖司のモノローグにかぶせて、聞こえてくる二人の息遣い。
息だけで、どれだけ互いに愛し合っているか
伝わってくるような・・・
その前の、茅島氏と聖司の触れ合いも、百合百合しくて良かったです♪
このepisode2が、一番リピ率が高いかもしれませんw
原作に忠実に、2枚組で聴き応えたっぷりですが、
一つ残念だったのは、
学生時代の茅島氏が庭師を好きになったエピがなかったこと。
(一応、特典ミニドラマCDと小冊子に出てはきますが)
続編CDが、2014年冬に2枚組で出るようなので
そっちに入ってるといいなーと思います♪
2006年にリーフ出版から出ている旧盤も聞いてみたいものです。
大川さん×野島弟さんなんて絶対激萌えじゃないですか(`・ω・´)