条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
「喜べ、ペットから愛人に昇格だ」
aijin rensa
何もかもがハッキリしない、キャラクターの魅力が分からないお話でした…。小路龍流さんのイラストが素敵だったので★1プラスです。
あらすじに「親友の想い人・鬼柳」とありますが、親友にとって鬼柳は一方的に知ってちょっと憧れている人という程度。珠貴が「親友を裏切っている、どうしよう」と悩む必要はないように思いました。そして、このキーパーソンであるはずの親友のイラストが後半の後半にならないと登場しないというのも如何なものだろう。
珠貴はどうやら、背も高くて武道も嗜んでいる男らしいキャラクターで向こう見ずなところも随所に見られるのですが、だったら鬼柳の元から逃げ出すこともできるはずなのに何故しない!?鬼柳にビビリながらも反抗してみたり、とことん間が悪かったり、鬼柳とやることやってから親友のことで悩んだりと、23歳とは思えない子供っぽい性格で読んでいて疲れました。彼の特殊な生い立ちの設定もあまり活かされていなかったような…。
鬼柳もなぁ…珠貴のどこがそんなに気に入って愛人にしようと思ったんだか。唐突すぎるしそこまでの強い理由もない。こういう、仕事も遊びも一流という設定の男性が一見釣り合わない相手に惚れ込むには余程の理由付けがないとダメだろうと常々思っているので、「(最終的に)両想いだから」「運命の相手だから」だけで片付けている小説を読むと残念な気持ちになります。
キャラクターのダメ出しばかりになり申し訳ありません。お話にのめり込むには、まずキャラクターを好きになれなきゃダメなんだなと再認識しました。