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シチリアマフィア×潜入捜査官
mitsugetsu
シチリア マフィア???
冗談なく。。
お・・お。。
恐ろしぃいいですねぇ~(淀川長治風)
20年前。
イタリアのシチリアへ留学していましたが、
まさに、雰囲気漂う文章が南イタリアを
思い出させてくれるし、華藤先生らしい
美しい表現が満載でして、ましてや、
イタリア人でエヴァンの体格は
稀に稀(苦笑)
当時も、私が居た場所は物凄く治安が悪く、
あの、あの!! 毎週、ドンパチやってる
いわば、ヤクザの息子と???BL???
・・とても、とても根性ある
主人公で、寒心。歓心しました(苦笑)
しかしながら、ありえない×ありえない
同士のカップリングに心がヒヤヒヤしながらも
最後の最後までどうなるか分からない 物語。
是非とも、オススメします!!
発売すぐに買って読んだ作品なのですが、なかなか感想を書けず...ずるずる引きずり...こんなにかかってしまいました。。
でも、興奮冷めやらぬ中書くと、いろいろと爆発してしまいそうなので、逆に良かったのかもしれません(笑)
この作品の感想ですが...
私のツボを大いに刺激させる作品でした‼︎
内容の展開としてはシリアス気味ですが、その中でも攻は受を溺愛、大切にしている、受も攻のことを想っているからこそ...という感じが伝わってきて良かったです。
CPも、溺愛美形攻×男前受‼︎たまらない!このCPはたまらない!(笑)
たまらないCPを作ってくださった華藤先生、ありがとうございます!(笑)
[蜜月〜マフィアの恋〜]
攻 : エヴァンジェリスタ / シチリアマフィア(バッジオファミリー先代のドンの三男)。受とは高校時代の同級生。
受 : 水谷怜史 / テロリスト摘発専門のFBI捜査官(潜入捜査官)。攻とは高校時代の同級生。
内容 : 高校時代、エヴァンにプロポーズされた怜史(受)。そして、「いつかシチリアへ新婚旅行に行こう」と約束を交わした二人だったが、その直後、テロリストに襲われ、怜史を庇ってエヴァンは亡くなってしまう。 それから十二年、怜史はテロリスト摘発専門のFBI捜査官となり、ある任務を遂行しようとしていた。だが、その任務の場所に、今回の任務の的である人物として、エヴァンが現れて__!?
内容には書ききれなかったのですが、それからエヴァンと怜史は再会し、一週間の蜜月旅行に出掛けることになります。
蜜月といえばハネムーン!
立場上敵同士ですが、やることはきちんとやります(笑)
そして、受目線で語られているので、怜史の複雑な思いや葛藤を読みながら、話は進んでいくことになりますが、甘い‼︎シリアスの中に甘さがぎっしり詰まってます‼︎
一週間だけというのが、また甘さを凝縮させていて...!
最後はどうなるのか⁉︎とハラハラさせられましたが、さすが男前受の怜史‼︎ハッピーエンドに持っていってくれました!
これから、十二年間の時を埋めるように、さらに甘々な生活が待っていることでしょう...(笑)
[ドン・バッジォの至福の午後]
これは攻目線で語られるお話です。
エヴァンが怜史と再会する前、再会した後のことが短いですが書かれています。
エヴァンがどれだけ怜史を愛しているかがよくわかります。
十二年間も変わらぬ愛、そして、それ以上の愛を持ち続けた二人。
素敵な作品でした。
運命のいたずらのように気づいたばかりの初恋が砕け散り、12年の歳月を経て
またしても数奇な運命に導かれるように再会して、それぞれが敵対する組織に属し
それでも胸に秘めた忘れることが出来ない初恋を1週間と言う期間限定のあの日々を
やり直し、過去の約束を果たしたときにそれぞれが今居るべき場所へ帰ろうとするが
互いに相手を命を賭けてまで守ろうとする気持ちは思い出にするには強過ぎて
危険を伴う茨道だと知りながらも離れられない二人を描いた作品でした。
ハイスクールの同級生で親友に位置するくらいの二人だが、運命に翻弄される日に
怜史はエヴァンから好きだと愛していると告白を受けるが、自分も同じ気持ちだと
気がついたときに、学校を襲ったテロリストによって二度と会うことが出来ない別れを
迎えて12年後の話でした。
過去に怜史を助け庇うように死んだと思っていたエヴァンが自分たちの敵でもある
マフィアになっており、自分はそんな巨悪を裁くテロリスト摘発捜査官になっていて
皮肉な敵対関係なのです。
表面的には敵対関係だけれど、相手を思う気持ちは立場を超えて息づいていましたね。
エヴァンの苦悩や、エヴァンの敵を討ちたいと捜査官になった怜史、誤解やすれ違いが
あり、困難な運命に翻弄されながらも手放せない愛の姿に感動を覚える作品です。
でも、この作者の泣かせる作品にしては、もう少しと思わなくもないです。
エヴァンを取り巻くマフィアの背景がちょっと甘い気がしました。
それでも二人の12年越しの愛が実るドラマチック仕立ては結構好きでした。
ヤって寝てばっかやないかい!
と突っ込みたくなる超エロ甘展開が
シチリアという美しく開放的な舞台に
素晴らしくマッチしていて
脳内バカンス気分に浸れる本作品。
その前後の、テロに引き裂かれた初恋や
マフィアと捜査官の道ならぬ再会愛には
作中にも出てくる「ニュー・シネマ・パラダイス」や
「ゴッドファザー」に通ずる哀愁が漂っており
イタリアという多面的な顔をもつ国の魅力が凝縮された
味わい深い作品です♪
父の仕事の都合で米国の高校に通っていた怜史(受)は
クラスの友人でイタリア出身のエヴァン(攻)に告白され
いつかエヴァンの故郷のシチリアを
一緒に旅行する約束をする。
そんな折、学校が武装集団に襲われ
エヴァンは怜史を庇って撃たれ帰らぬ人に。
12年後。
国家テロ対策センターの捜査官となった怜史は
ボディガードに扮して潜り込んだパーティー会場で
死んだはずのエヴァン(現マフィア)と再会。
ローマで襲撃に遭い、一時的に視力を失った怜史を
エヴァンは助け、一週間ハネムーンに付き合うよう
要求してきて…。
エヴァンのためテロ摘発捜査官となった怜史(受)は
一途で義理固いTHE日本男児。
しかし、そんなエヴァンが実は生きていて
親のあとをつぎマフィアとして目の前に現れたため
初恋と捜査官としての使命感との間で葛藤します。
…結果、一週間だけならとエヴァンの申し出を受け入れ
そこからはもうベッタベタのエロエロに
蕩けさせられるわけですがw
それでも最後の決断はやはり男前!!
単に「愛に生きる」のではなく、
今まで培った戦闘能力や経験をフル活用し
同じ「男」として着実にエヴァンと生きる道を勝ち取る。
「愛してる」と口にせずとも行動が溢れんばかりの愛情表現になっているところがまさに日本男児の鑑です☆
自身を「典型的なイタリア男」というエヴァン(攻)は
好きな相手の前ではとことんヘタレる…というか
言葉から行動から愛がダダ漏れのとにかく甘ーーい性格。
マフィアになったのも
家族を守りたいという優しさからでした。
昔は弁護士を夢見ていたのに、家族や組織に縛られマフィアになったエヴァンの人生を思うと切ないですが、怜史がそばにいれば大丈夫。この先何があっても、彼のヘタレで可愛い人柄はずっと変わらないだろうと安心できます。
音楽や食事、美しい自然などのアイテムが
イタリアでのハネムーンを甘美に盛り上げてくれ
ロマンティックな雰囲気にうっとりできる作品でした。