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factry
アワードノミネートですか。
個人的な作品の感想としては語り口が好みではないです。端々で現実味や人間味を出そうと言うのは見て取れるのですが、かえって鼻についてしまうもので…。
レビューでリアルだと評している方が多いのは何をリアルとするかの差なのでしょうが、事細かい描写が取って付けたように感じられて、あらすじで書かれている程度の流れしか頭に入って来ませんでした。
それと、気になっているのはレビューの数です。
この作品では「レビューを書いたら特典SSをプレゼント」というキャンペーンを行っていましたが、この作品には30件近いレビュー、同作者の後発の作品には15年2月現在、一桁台のレビューしかついていません。
この作品にもキャンペーンに関係なく書かれたレビューが少なからずあるはずですが、(その方々には、せっかくの評価を疑うようで本当に申し訳ありません)残念ですが、ここまで差があると作品の内容ではなくキャンペーンで評価数を伸ばしたように映ります。
無報酬でもこの作品を評価したいと思う人が純粋にどのくらいいたのか、判断がつきません。
高評価の数=作品の評価の目安として比較検討する方もいると思いますし、私自身もそうですが、こういうキャンペーンを行った作品とそうでない作品とでは、公平性に欠けると思います。
あくまで個人的な感想、意見ですが、こういう考えの読者もいるとして、参考になればと思います。
何ヶ月か前、こちらのサイトトップ5内にランクインしていた頃から気になっており、先月フェアを知り購入しました。
コミュ障で話しかけても返事すらしない糸島と、糸島に淡く恋心を抱きながら、糸島へずっと挨拶・話しかけを続けるバンドマンの香鹿。ずっと一方的に話し掛けて返答してもらえなくてもも滅げない香鹿が可愛く、そんか香鹿とのやり取りを経て少しずつ態度に変化をみせる糸島が愛おしかったです。
一番グっとキタのが、感情高ぶり思いのまま押し倒して糸島を失望させてしまった翌日から毎日のように隣に座ってたお昼休みもずっと避け続けた香鹿へ、糸島が毎日、香鹿の席をとってお昼時間香鹿を待っていると知ったときです。感極まって泣いてしまった休憩室。私もお昼休みに読んでいたので端から見ると不審者だったかもと後から焦りました。
香鹿と糸島の場合は、香鹿視点で物語が進み、元カノとまだ付き合ってた頃からスタートしています。バンドの解散危機や彼女との暮らし、糸島への想い。香鹿の生活が垣間見れます。描写は間接的ですが、男女間のSEX表現もありますので、苦手な方は注意です。
彼女との関係が冷めている時に糸島へ心動いているので、香鹿の心が糸島からいつかは離れるのではないかと、私はずっと不安でした。が、そんなこと無かったのでホッと一安心。
風子と香鹿の場合
香鹿と糸島の勤め先のパート:風子さん視点。気配りが出来てさり気なく優しい香鹿へ恋愛感情のようなものを抱いております。風子さんの家庭や香鹿とのやり取りが中心のお話。なぜ風子さん?と思いましたが、他人からの香鹿・糸島の見え方を読めて楽しかったです。しかし、わざわざ風子さん視点があるのなら、第三者から観た香鹿と糸島の関係性をもっと取り入れて欲しかったです。糸島と糸島の保護者的存在の香鹿。あんなに露骨に糸島へ言い寄ってるのになぜ女性陣よ気づかない?いや、気づいてて見守ってたのかな?
糸島と香鹿の場合
ここでお分かりと思いますが、糸島視点です。香鹿視点では得られなかった糸島の心が手にとって分かります。なぜ心を閉ざしたのか原因もバッチリあります。糸島視点でも、実際に口にした言葉と言うよりは、心の声と糸島の行動描写が多いです。時系列は香鹿視点の直後くらいから。糸島をより一層愛おしく感じました。言葉より行動でものを言う表現がキュンキュンしました。糸島視点では香鹿のデレぶりが半端ないです。好きすぎて手を出せないぎこちない距離感も萌えました。
香鹿と糸島のその後の場合
対等を望む糸島と無自覚で甘やかす香鹿。付き合っているのか曖昧だったのが、ここで恋人らしくなります。自らの意志で行動するようになるまで成長した糸島がやっぱり愛しい。香鹿と糸島の視点が同じ時系列上で交互にあるので二人の想いが溢れて温かい気持ちになりました。
もっと読みたいけど、この終わりで良かったと感じるラストでした。後半からキスはいっぱいあるけど、本編で体を繋げることはありません。触れる程度です。そんなやりとりが返って萌効果を倍増させました。
BLの実写化が進む中で、あまり実写化自体に免疫のない私ですが、演技派の俳優さんたちで映画化して欲しいと強く感じた作品でした。
これって、コジカちゃんがいい子だったなぁって話かな。
構成は何章かに分かれていて、コジカちゃんが糸島を好きになる話の間に、同じ工場で働いている中ではちょっと若い方の風子さんの話が挟まっているのだけど、自分の年齢的には、このはなしが結構ぐさっときた。
この話をメインにして、コジカと糸島の話は風味付け程度にさらっと流すと、いい感じの映画か、2時間ドラマになりそう。
逆に言うと、普通の小説としては十分おもしろいけど、BL的にはやっぱりちょっと薄かったかも。
だからといって、糸島がいじめられる描写が延々と描かれたりしたら、それはもっといやだけどね。
たぶん、これをwebで読んでいたら、もっと好きになったと思うよ。
セルフつっこみ
で、結局のところ、この「ファクトリー事件」は何だったのかって考えると、
この本にちゃんとレビュー付けたのって、今の私のを含めて3本目かな?
普通に新刊で、これだけ評価ポイントが入っているにしては、黙殺っぷりが酷いよね。
この作品ってwebで連載されていたものらしいから、そっちのファンが大挙してこの本のためだけにチルチルに登録してレビュー付けた?さすがに自演とか、出版社が宣伝のためにレビュー付けまくったとは考えたくないけどね。
この内容で、この程度の性表現だったら、むしろBLとして売られるより、図書館においてもらって、普通の人に借りて読んでほしい本。
チルチルでしゅみじゃない票を集めちゃうよりは、ファンだか出版社だかの方は、今度は図書館リクエスト攻勢をかけるのがよろしいんじゃないでしょうか。
確かに素晴らしい小説でした。
では、素晴らしいBLでもあるかと問われたなら
評者は素直に首を縦に振る事が出来ません。
評者はこの作品を男同士の恋愛も構成要素に含んだ
大人向けのライトノベルと認識してしまっているからです。
BLであると言い切るには今ひと匙何かが足りないのです。
BL小説とその他の小説を区分する為に決定的な何かが。
本作では評価の区分はBLとして揺れたか揺れないかで
つけさせて戴きました。
BLと言う括りを抜きで評価するなら、限りなく満点に
近い評価をためらいなくつけるでしょう。
ローズリリィさま。
諸事お気になさらず。
葡萄瓜さま
お返事ありがとうございました~(^o^)/
コメント内容が不適切だったようで、葡萄瓜さまにも不快に思われた方にもご迷惑をおかけしました。
申し訳ありませんでしたm(__)m
それだけ皆さま端から端まで読んで下さっているんですね~、すごいなぁ。
次回からはこういった内容は、メールにて質問させて頂きますね。
その時はよろしくお願いいたします(^^)v
ローズリリィでした。
ローズリリィさま、ご活躍いつも拝見しております。
話の筋の骨太さや挿絵に頼らないと言う硬派な部分で
この本に好印象は持つものの、BLであると言い切るには
肝心の男同士の何やらと言う描写が控え目以上に
控え目かなと感じてしまいました。
お互いが相手に対して誠実に向き合っているにも
拘らず、です。
女性視点でも何処か煮え切らないものを感じるのですね。
いっそ書くならサイドストーリーとは言え
じっくり向き合って貰っても良いかと。
文庫化が成立するなら講談社文庫化河出文庫辺りが
適切かな、と愚考します。
葡萄瓜さま
はじめまして、ローズリリィと申しますm(__)m
高評価の方に囲まれた中での中立レビュー、共感致しました。
あまりにも嬉しかったのでついコメントしてしまいました!
私もお話は面白い、とは思ったんですが。
これってBL?小説…?と思いました。
女性キャラが出てきたり、目立つお話はわりと好きな方なんですか。
これはBL小説として読めませんでした。
なんだろう?
いったい何が足りないんでしょうね…?
女性視線を取り入れるなら。
金髪女子から見たお話も書くとか、風子さんが二人の関係に気づくとか。
そういう同性愛に対する、周囲の気持ちが書かれていないからでしょうか?
…色々考えても、よくわからずなままの作品です。
勝手な事をつらつらと、スイマセン☆
ローズリリィでした。
人物一人ひとりの心理描写や物の背景がとても丁寧に描かれているので、リアルに感じました。
私は特に香鹿と金髪ギャルのシーンが好きで、読み返す度ににやけています。笑
所々にフフッと笑える要素があり読み進めるのが楽しみであり、ここを読んだら終わってしまうともったいなくも感じました。
BLというジャンルですが、是非たくさんの方に読んで頂きたい一冊です。
とにかく、主人公たちを取り巻く女性がいい!!
特に風子さんは秀逸、コジカちゃんとのドーナツデートがたまらん!糸島の様子を聞くためだったとわかっても尚コジカちゃんにときめく風子さんが読んでいる自分に重なります。風子さん、泣けました。
香鹿と糸島はもちろん、それだけで「わぁー!!」なわけでいいんだけれど、工場に通う、働く仲間の中の二人として描かれていて『ファクトリ-!』なんですね。
共に働く東原さんたちも、コジカちゃんの元カノもみんなそれぞれ現実感があふれています。BLといえばBLなんだと思いますが、それだけでないと思いました、好きだなぁ、阿賀さんの作品
頑張るコジカちゃんと…そんなコジカちゃんに出会った糸島のふたりの恋がかわいくてかわいくて♥
これからふたりでいろいろなことを経験して乗り越えていってほしいな♪♪
ふうこさんのお話は少し泣けました!
工場の従業員やパートさんのことなど…現実味があってたくさん共感できるすごく読みやすいお話です♪
何回も読んで何回もほっこりあったかくなりたい一冊です♪
現実離れしていない、何処かに居そうで、何処かにありそうな工場での物語です。
糸島のことが好きで好きで仕方なくて、距離が近くなればなるほどその思いは大きくなる香鹿。友達になりたいのに、好きであることをやめられない、男同士ならではの葛藤が、少し苦しく、ほんのり甘いです。
大きな話の進展や、濃厚なエロはありませんが、穏やかで柔らかい内容がとても感情移入しやすく、読みやすいです。
一つ星を少なくした理由は、視点が香鹿、フーコさん、糸島の三つに別れているのですが、フーコさんの視点の話の中に、二人の内容があまり含まれていなかったためです。もっと二人の話を読みたかったので、フーコさんの話が私には少し多く、物足りなさを感じました。
しかし、他はとても満足しています。表紙のイラストの絵と人物像がピッタリ一致するのも、頭の中で想像がしやすかったです。読みながら「あぁ、この人か」と照らし合わせながら読みました。
途中手を止めたくなるような大きな辛いシーンがなかったので、とても読みやすい本でした。
この本は3部に分かれてそれぞれ別の視点から書かれているんですが、濃い目のBLを望んでる人には物足りないかもしれません。
でも、阿賀さんが書かれるものはいつもその生活、行動、周囲に至るまで本当にリアルで誰かの日常を切り取ってきたような文書だと思うのですが、この作品にもそんな様子がよく現れていると思います。
工場で働くいろんな人がそれぞれに抱える日常を日々頑張って生きている。
読み終わった時に、私も頑張ろう!と思える小説でした。
主役の二人に関しては、まだまだこれからお互い努力して進歩していってね!とエールを送りたい気持ちです。
さらっと読める内容ですが、私はBL初心者の方よりもそれなりに色々読んだ方に読んでもらいたい1冊だと思いました。
ちょっとヘタレだけど真っ直ぐなコジカちゃん。
人との関わりを極端に避ける不器用な糸島。
そんな二人が一生懸命に恋をする。
その姿が本当にいとおしいです。
男性同士だからこその葛藤、手探りの恋。
優しく、あたたかく、時に切なく、ゆっくりと進む恋。
ポンポンポンとは進まないお話ですが、そこがこのお話の魅力です。
ゆっくり歩みよる二人に、心がふわっと、じんわりとあたたかくなりました。
レビューを拝見してると、風子さん視点のお話は賛否両論のようですが、わたしは大好きです。
高校生のお子さんがいる風子さんですが、20歳のわたしでも風子さんに至極共感しました。
人間関係の難しさも、
家族とのすれ違いも仲直りも、
「ぜんぜんだいじょうぶ」も、
告げることも叶うこともない恋心も、
ずっとタンスにしまわれているワンピースも、
全部心に響きました。
悲しいわけでも苦しいわけでもないのに、涙が出ました。
風子さんという人が、本当に好きだと思いました。
工場が舞台という決して派手ではない設定ですが、それがこのお話をより良いものにしていると感じます。
今この瞬間も香鹿と糸島は生きているんだと、そう思えます。
阿賀先生のお話はどれも、二人が今もこの世界のどこかで一生懸命に恋をしていると思えてしまうお話です。
男性同士の恋ですが、それくらい自然にスッと心に入ってくるお話です。
恋愛はもちろんですが、彼らの人柄、生き方にもぜひ注目していただきたいです。
年齢のせいもあるし、多分風子さんのキャラが自分と近い部分があって共感しながら読ませて頂きました。
そして、糸島くんの母になりたい。
母になって、優しく甘やかして育てたい。
コジカちゃんと糸島くんのこれからを、もっともっと見守りたいです。
本屋に陳列してあり、POPの可愛いイラストと工場が舞台、というのが気になって購入しました。
「BLコーナーに普通の本があるよ!どーいうこと!?」なんて友達と騒いでたくらいには勘違いしてました(笑)
まず一番に惹かれたのがやはりイラストで、奇抜でもなければお洒落、というのもまた違うのになぜか目に入ってきて気になってしまう。そんな感じでした。
表紙以外のイラストもすごく可愛くてコジカちゃんの幸せそうな顔がたまらないです///
お話の方もこれまたハラハラドキドキ!な展開があるわけではないのに読まずにはいられない、なんだかにやにやしながら見てしまう。
時には共感したり嫉妬したりもどかしい想いをしながら不器用な二人を見守っている気分でした。
ゆっくり、感情を噛み締めながら読んでいただきたいと思った素敵な本でした。
中に何枚か挿絵があったらもっとよかったなーなんて思いました(^_^
登場人物の皆に親しみを持てる、とても素敵な物語でした。
物語は香鹿くん、風子さん、糸島くんと視点がそれぞれ変わっていく構成になっています。それぞれが語っている内面と、人から見られている客観的な姿にギャップを感じられたりもして面白かったです。
人を思うことって素敵だなぁと思いました。家族内であったり仲間内だったり愛する人に対してだったり。他にも形はそれぞれあるけれど、それはとても暖かなものだと気付かされました。切ないシーンもあるけど、それも心にじんわりきます。
香鹿くんと糸島くんがゆっくり歩み寄る姿はドキドキしながらもすごく萌えました。二人不器用かわいい。
最後の糸島くん視点では、未来への不安以上に、糸島くんが香鹿くんを思う姿に胸が熱くなりました。
二人の幸せな日々が願わくばずっと続いてほしいです。
はよ結婚してくれ…(パタリ)
あっという間に、最初から最後まで読んでしまいました。
糸島くんの、ゆっくりと、それでも着実に、香鹿への想いに近づいているのがとても良く分かりました。
その後の話では糸島くんが真正面から香鹿と向き合っていることに、とても嬉しく思いました。
両方の愛しい気持ちがたくさんつまった話で、絡みが少なくても十分です。
そしてまた、工場で働くこと、糸島くんが少しずつ、誰かのために働いてみる姿に、私も明日からまた仕事をがんばろう、と背中を押された気がしました。
香鹿と糸島くんが、ずっとずっと、大好きでありますように。
レビューやランキングって、ホントありがたいです。
ランキング上位で この作品の表紙を拝見し、そのまま移動したレビューのページでの評価も高く、気になって購入しました。
今となっては、お気に入りの作品となり、毎日読み返しています。
この作品を手にしないまま、この先も阿賀先生の作品を知らずにすごしていたら・・・と思うとちょっとゾッとします。
コジカちゃんや糸島君と出会えて本当によかったです。
コジカちゃんとともにいれば、糸島君は幸せになるほかないと思えるのが、本当に本当にうれしいです。
少なくとも、もう二度と、糸島君が絶望の中で「神さま助けて」なんて言わなくてよさそうなのが嬉しい。
そして、コジカちゃんの誠実さ、忍耐力は凄い!!
こんなに いい子がいるものなのかと、柏手打ちたいくらいの驚きです。
自分がコジカちゃんの立場だったら、きっと度々大量の鼻血を吹いて倒れてます。
死ぬのも時間の問題です。
コジカちゃんと糸島君のおかげで「優しくてタフで鈍い」は、天然じゃなく、神の形容だと気付きました。
もちろん褒めてます。
大絶賛です。
心が痛いです。
それは、糸島の過去に感じる痛みと、香鹿の優しさに糸島が心を開いていく様子にきゅんきゅんした痛みと、両方で。
私は受に暗いトラウマがあったり、あまりに弱い受は苦手なのですが、香鹿と対等になりたいと思う糸島を応援したいなと思います。
前半はひらすら香鹿頑張れ!と応援し、3章の糸島目線では、この文章を香鹿に読ませてあげたいもどかしい気持ちで二人を見守りました。
工場という、決してきらびやかではない閉鎖的な場所で、共に明日も生きていこうとする彼らは眩しくて力強く、時々リアルで目を背けたくなるけどずっと見守っていたい、そんな二人です。
これから乗り越えなきゃいけないことも残っているけど、二人ならきっと、ぜんぜんだいじょうぶ。ですよね。
普通に工場で働く、香鹿と糸島…好きになった人がたまたま同性だっただけ。という物語です。2人の中の葛藤および生きてきた背景など細かく描かれ、とても引き込まれます。共感できる部分がたくさんあり(もちろん同性なんだけど)心がギューっと締め付けられ泣ける部分もありました。この2人のこの先がとてもとても気になります!!
BLに少し抵抗がある方も、この作品ならすんなり読めるのではないでしょうか。おススメです!!
阿賀直己先生のものは初めて読みました。
工場の人間関係が書かれているという事で、大変興味を持ちまして。
ちと勇気のいる価格でしたが、思いきって買ってみました。
読んでみて。
かなりハッキリ好き嫌いがわかれそうやなぁ、と思いました。
BLファンが苦手としている内容が、多々あるので。
私自身は、面白い!と思う内容と、う~ん…と思う内容が半々という感じでした。
三人の人物のそれぞれの視点で語られた章。
まるで日記のように、それぞれの語り方で書かれています。
バンドマンで人気者のアルバイト、香鹿くん視点。
パートの中では昔のアイドルみたいで可愛いおばさん、風子さん視点。
無口で不器用な会社のボン、糸島くん視点。
香鹿くんと糸島くん交互の視点。
個人的には、香鹿くんの章の文章は苦手でした。
一人ボケ突っ込みとか、唐突なQ&Aとか。
そのせいか?香鹿くんに感情移入出来ず。
風子さん視点は読んでいて、面白いなぁ~!とは思う。
けれど、十代~二十代にはピンとこない気がするし。
それ以上の人には、リアルでイタイかも?
基本リアルに近い話が好きな私でも、BLにはもう少し夢が欲しいかなぁ。
風子さん視点で香鹿くんの魅力を語ってくれたのだとは思うのですが。
お話のスパイスとしては、ちと長かった気がします。
好きだったのは、糸島くんの章。
私もかつて、無口な時代がありまして。
無口な人間の頭の中は、実は色々な気持ちや言葉がギュウギュウ詰まっていると実感します。
だから糸島くんの頭の中の独り言は、とてもリアルで共感する。
香鹿くんのばあちゃんとのお話とか、パートさんに叱られる場面とか、鉢合わせシーンとか、すごく面白かったです。
淡々としていて、でもぐるぐるしていて。
糸島くんは不思議くんで面白い!と思いました。
それから、私も昔、工場でアルバイトをしていた事がありまして。
懐かしいくらいリアルに近く描かれていて。
特にパートのオバサンたちの書かれ方はかなりリアルに近いので、面白いと思いました。
ただ、香鹿くんと風子さんの章は、BL作品という感じがしないなぁと。
面白いと思うけど、萌えは無かったな。
人間模様がしっかり書かれた作品としてなら、面白かったです。
糸島くんの章ではBLらしくなってきて、ちょっとホッとしました。
ハイ爺さま
情報ありがとうございますm(__)m
なるほど~。
実際には趣味じゃない、の方が沢山いるのになんでかなぁ?と思っておりました。
お話は面白いですから人気ですよね、BL萌えが少ないだけで。
それにしても、自分のレビューが浮いている感じでいたたまれず。
思わず追記してしまいました。
ハイ爺さまに教えて頂いてスッキリしました!
ありがとうございます(*´-`)
rose-lilyでした。
こっそり追記:
この作家さんの作品は、Web小説だったそうで。
グレーゾーンをついた新しい分野だなぁと思いました。
他の作品もきっと、BLパターンをぶち破った斬新な作品なんやろうな、と思います。
なので、読んでみたい気持ちはあります。
ただ…。
ここの他のレビュアーさんが全員、この先生のレビューしか書いていない点や、高評価しかない点にものすごく違和感が…。
Webからのファンの方ばかりなんでしょうか?
作品の内容よりも、その事がすごく気になりました。
こっそり独り言でした(>_<)
読み終えた後、ホッとして、じ〜んと染みました。
劇的な出会いもないし、すごくドラマチックな展開があるわけでもないのですが、コジカちゃんの糸島への純粋で必死な思いに、ドキドキして、とにかく応援したい!と思いながら読んでました。
BLでは、珍しいと思うのですが、途中の章に主婦の女性視点のお話があります。
全くBLではないのですが、自分の立場的に共感してしまい、コジカちゃんと糸島の二人を嫉妬や甘酸っぱいものを感じながら、見守るような気持ちになりました。
阿賀さんの作品は、10代や20代の若い方が読まれても、充分に面白いと思いますが、是非とも、アラサー以上の方にオススメしたいと思います。
パートのおばちゃんが圧倒的な力を持つ工場内で
明るくみんなに可愛がられるコジカちゃんと真逆な糸島君
周りを全く寄せ付けない糸島君に興味を持ちながら
ドンドン惹かれていくコジカちゃん
そしてちょっとずつ距離が縮まる二人
進展したかと思ったらまた後退してってもどかしいような
でもそれが嫌じゃない
普通に恋愛ってこんな感じで進んでいくんだろうなぁ~って
本当にすんなり入ってくる
人を好きになるって臆病にもなるし大胆にもなれる
好きな人を守ってあげたいけど実際には無理かもとか
そんな細かな心理描写が誰でもある事のようで読んでて
わかる~って思う事ばかりでした
意地悪に見えるパートのおばちゃんにもそうなるよねって
共感しちゃう自分にも笑えてしまった
読み終わった後に もう少し先にすすんだ二人も読んでみたいって
思える小説でした。
最近のBLに不足しがちな男同士の壁がちゃんと書かれています。
また、切なさ成分たっぷりで読んでいるこちらまで切なくなりほどで。
阿賀さんの作品はこの2点が詰まっていて大好きです。
こじかちゃんの派手な見た目に反して糸島君のことを大事に想い手を出したくても出さないこじかちゃんにきゅんきゅんきました!
またこじかちゃんの影響を受けて糸島君も周りの人に挨拶するようになったり糸島君もこじかちゃんに触れてみたいと心境の変化が表れたりと、恋って素晴らしいなぁと思い直させられました。
何回読んでも焦れったいようなもどかしさにきゅんきゅんです!!
スピンオフはこじかちゃんが本懐を遂げることが出来るかと期待したのですがこれはこれでじれったくて逆にぐっとしました!(笑)
この続きがあれば神評価でしたが次に期待を込めて萌×2にさせていただきます!
そこで働く人達にどんなことがあっても、世界大恐慌でも起きない限り動き続ける工場が舞台の物語です。
主人公であるコジカちゃん、糸島くん、風子さんも、今までのように平穏に過ごしていれば、この工場のように何事もなく時間は当たり前に過ぎていったはずです。
でも、三人とも、ほんの少しだけ頑張った事で世界が変わって行く、そんな物語だと思いました。
頑張ってもどうしようもない現実ももちろんあるし、特に過去やそして現在も色々あって、殻に閉じこもっていた糸島くんにとっては、現実を変えることはとても難しいように思えます。
この小説を読んでいると、自分自身の考え方や行動を見つめ直すことって大事なことだなと気づかせてくれます。
コジカちゃんは糸島くんに恋をして、糸島くんもそれをちゃんとわかって考えようとしてくれて。
コジカちゃんが暴走してしまったりもしますが、男の子同士の恋愛に誠実に向き合おうとしている二人がとても素敵です。
風子さんの物語は自分に当てはまることがたくさんあって、とても共感させられました。
読み進めて行くうちにじわじわとして読み終わるときゅんとする、そんな小説でした。
特に番外編は葛藤しながらも2人の距離がどんどんと縮まっていく様子が愛おしかったです。
糸島くん、頑張れー!って応援したくなりました。
2人がゆっくりじっくり育んでいく愛のその後がとても気になります。
BLっぽくない表紙ですが、BLです。
が、主人公のふたりが魅かれあっていく姿があまりに自然なので
読んでいて、男同士で恋愛感情を持つことが当たり前のように思えました。
へたれだけど、下心も含めて純粋に糸島が好きな香鹿と
少しずつ心を開いていくけど、素直じゃない糸島。
主人公ふたりの不器用さが可愛くって仕方ないです。
ほのぼのとして、胸がキュンとなって、そして元気になれる。そんなステキなお話です。
表紙の雰囲気が好みだったので購入しました。
「BL要素どれくらいあるのかな~……?」と思いつつ。
帯にも書いてある通り工場が舞台になっていて、はっきり言って設定はちょっと地味目です。笑
でもそこが現実味があってよかった。
格好いい男の子がいっぱい出て来て、恋のライバルが居て試練があって……というハラハラドキドキするようなBLではなかったけれど、
「自分も恋愛してる時ってこんな感じで空回ってるなあ」と、ちょっとイタタと思いながら頷けるような、共感できる恋の話でした。
恋以外にも、「仕事って大変」「人間関係って面倒くさい」という部分でも共感できました。
主人公の香鹿(攻)がとにかく糸島(受)ラブなのが、なんか「頑張れよ……」って言いたくなります。
続編があったら、香鹿にもうちょっといい思いさせてあげたい。。。笑
ファクトリー!書籍化おめでとうございます。
コジカちゃんと糸島くんのゆっくりゆっくりと進む恋愛にむずむずしながらも、ほっこりしました。コジカちゃんの必死のアプローチ…コジカちゃんの頑張りの完全勝利ですね。そして今回はスピンオフカードも手に入れることが出来たのでそちらも読んで、思わずにやりとしました。糸島くんの貴重なデレ…2人の未来はゆっくりだけど明るいものだと感じました。そして風子さん目線のお話が切なくて大好きです。タンスにずっとしまってある黄色のワンピース、叶うことはない恋だからこそより切ないですし、風子さん自身そう思っているところがまた胸をきゅっと締め付けられます…。
工場にいる人達も癖がある方が多いですが、別に特別悪い人はいないな〜と感じました。人付き合いは難しいものですが、人間他人と関わらないで生きていくことは不可能なので私も人との繋がりを大切にしたいと思いました。
何度も読み返したいと思います。
人と人とが出会うこと。
人のことを知りたいと思う気持ちや知ろうとすること。
ちょっとだけ勇気を出して動き出すこと。
ひとりじゃなくてふたりでいること。
ただそばに寄り添っていること。触れ合うこと。
同じ物を見たり、聴いたり、食べたり、同じ時間を共有すること。
一緒に考えること。
一緒に悩むこと。
一緒に解決すること。
一緒にがんばること。
一緒に泣くこと。
一緒にわらうこと。
一緒に生活すること。一緒に生きること。
毎日の生活の中で当たり前のようにしていることでも、ほんとうは当たり前なんかじゃなくて、それは周りの人たちの支えや思いやり、愛情の上に成り立ったとても尊いことなのに、単調に繰り返される毎日の中に埋れてしまう。そんな気持ちをハッと思い出させてくれるようなお話。
工場で働く人たちがしっかりと生きている。ちっとも煌びやかなところがなくて地味だけれど、その分人肌を感じるようなあたたかい作品です。
こじかちゃんは糸島くんの目の前に現れた王子様みたいだ。ふつうの男の子なんだけど、ふつうでいることは、ときどき、むつかしい。ふつうであることは、ときどき、いたい。ふつうな人を見ると、ときどき眩しい。こじかちゃんは眩しいひと。(糸島くんとわたしにとって。笑)
お互いが出会うことで、お互いの世界を少しずつ変えていく様子がちょっとくすぐったくて、いいなぁ...、愛おしい時間だなぁっておせっかいおばさんにでもなった気持ちで見守りたくなる初々しい2人が織り成す香鹿くんと糸島くんのラブストーリー&成長物語。
今もこの世界のどこかで2人が未来に向かって生きているのだと思うと、わたしもなんだかがんばろうってパワーがわいてきます^^
やっぱり阿賀さんのお話がだいすき。
連載されていた時から、私の中では阿賀先生の作品で一番好きな話でした。
派手な人は誰もいませんが、ほっこりと心に残る作品だと思います。
職場の人間関係も、『あるよね〜』と思ってしまうおばちゃん達の普通さも好きだし、香鹿くんの優しさ、でも糸島くんをひとりじめにしたい悶々としたところがたまりませんでした。
糸島くんも過去や家族の秘密がありながらも、本当は誰よりも人と繋がりたかったんじゃないかな?と思われるので、香鹿くんとの出会いが一筋の光になったようなお話です。
楽しみにしていたスピンオフもハッピーなそんの後の二人(ようやく少しHな感じ)にまたやられてしまいました。