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shitataka ni amai kansho
10年前の作品の文庫化再販ものですね、まったく気がつかないで読み始めて
あれれって思いながら20Pくらいで既読だと気がついたお間抜けさんです。
今読み返してももあまり古さは感じられなかったですし懐かしい感じで再読しました。
潰れた老舗旅館の次男とその旅館を買い取った企業が雇った弁護士の息子が攻めで
ある意味敵対している間柄かもしれません。
次男の英実はあまり詳しいことがわからないけれど、最後まで旅館のことを思いながら
亡くなった祖母が憎んでいた弁護士の息子だということで出来れば避けたい人物が弘明。
それなのに、旅館を継ぐ予定だった兄が弘明と友人関係になると知り複雑な英実。
7歳違いの兄は過保護でバイトするにも門限があり、家族を助ける為に少しでも
生活費の足しにして欲しいと健気に思っている英美にとっては頭痛の種。
そして酒を出す店でのバイトは禁じられていたが、酒を出す店でのバイトがばれてしまい
バイトを続ける為に接点を持ちたくない弘明に相談し大学でサークルに入ることが
バイトを続ける条件だと言われ困惑。
弘明は優しいながらも強引でいつしか弘明のサークルに入れられて日々なにかとかまわれ
次第に苦手意識がなくなり好意へと気持ちがスライドするが、
そんなときに見たのが兄と弘明の父親との逢瀬で今まで弘明が自分に優しくしかまって
きた理由が二人の仲を認めて欲しいが為だと英美が思い込んでしまう。
実は弘明は英美が思っているような父親思いで面倒見の良い男ではなく、
自分が欲しいものを手に入れるためには軽く脅しもかけちゃうタイプなんです。
そんな男に惚れられた英美くんは非常に甘やかされていたりします。
英美が誤解して弘明の優しさが父親の為だと思ったときにはかなり必死になっていて、
自信家な男が英美のことになると必死になる姿は溺愛そのものかも知れませんね。
津曲弘明×沢野英実の大学生ものです。
英実は旅館が家だったのですが、諸々の事情により閉めることになってしまって、祖母から津曲弁護士は悪魔だなんだの言われており、その息子である弘明が嫌い(?)みたいな感じになっていたのですが、話を読むにつれて、それは誤解だということが分かるのですが・・・
正直、読むのにすごく時間がかかりました。特に萌えるところもなくて・・・。ホントすみません。
自分の兄が宿敵と思っていた、津曲弁護士とデキていて、自分はその息子とデキてるとか複雑すぎでしょって思いました。
もしかしたら、お互いカミングアウトしていたら少しは面白かったのかもしれません・・・。
弘明も弘明で英実に甘いというか、なんか恋人じゃなくてヒモ扱いしたいのか?って思いました。
大学生風情が、携帯を持っていない英実に携帯を買ってあげるとか、ないわーって・・・
それに初Hシーンは特に何も思いませんでしたが、2回目のHで結構、会話をしていて、すごく萎えました。弘明めっちゃ余裕だなぁ~ってww
で、なんか話が古いなぁ~と思ったら2004年に発売されていて、妙に納得しました。今作では加筆・修正+書きおろしだそうです。